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公開番号2024048416
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154298
出願日2022-09-28
発明の名称オイルジェット装置
出願人いすゞ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F01P 3/08 20060101AFI20240402BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】内燃機関を小型化する。
【解決手段】オイルを噴射する噴射口を含む噴射手段と、円筒形状の収容手段であって、収容手段の中心軸に沿って移動可能な状態で噴射手段の少なくとも一部を収容する収容手段と、収容手段内の油圧を変化させることにより噴射手段を中心軸に沿って移動させる制御手段と、を備え、収容手段には、噴射手段が中心軸に沿って移動する際に中心軸を回転軸として回転するように噴射手段を案内するガイド手段が設けられており、噴射手段は、中心軸の方向における第1位置において噴射口を内燃機関のピストンへ向けてオイルを噴射し、中心軸の方向における第1位置と異なる第2位置において噴射口を内燃機関のボアへ向けてオイルを噴射するオイルジェット装置。
【選択図】図2




特許請求の範囲【請求項1】
オイルを噴射する噴射口を含む噴射手段と、
円筒形状の収容手段であって、当該収容手段の中心軸に沿って移動可能な状態で前記噴射手段の少なくとも一部を収容する当該収容手段と、
前記収容手段内の油圧を変化させることにより前記噴射手段を前記中心軸に沿って移動させる制御手段と、を備え、
前記収容手段には、前記噴射手段が前記中心軸に沿って移動する際に当該中心軸を回転軸として回転するように前記噴射手段を案内するガイド手段が設けられており、
前記噴射手段は、前記中心軸の方向における第1位置において前記噴射口を内燃機関のピストンへ向けて前記オイルを噴射し、前記中心軸の方向における前記第1位置と異なる第2位置において前記噴射口を前記内燃機関のボアへ向けて前記オイルを噴射する、
オイルジェット装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記噴射手段は、
前記中心軸に沿って移動可能に前記収容手段に結合された結合部と、
前記中心軸の方向と異なる方向に延びており先端に前記噴射口が形成された噴射管と、
を有する、
請求項1に記載のオイルジェット装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記内燃機関の気筒内へ燃料を噴射するインジェクタが前記気筒内へ噴射させる燃料が所定量以上である場合に、前記噴射手段の位置が前記第1位置になるように前記収容手段内の油圧を第1油圧値にし、前記インジェクタが前記気筒内へ噴射させる燃料が前記所定量未満である場合に、前記噴射手段の位置が前記第2位置になるように前記収容手段内の油圧を第2油圧値にする、
請求項1又は2に記載のオイルジェット装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記内燃機関のエンジン出力が基準値以上である場合に、前記噴射手段の位置が前記第1位置になるように前記収容手段内の油圧を第1油圧値にし、前記エンジン出力が前記基準値未満である場合に、前記噴射手段の位置が前記第2位置になるように前記収容手段内の油圧を第2油圧値にする、
請求項1又は2に記載のオイルジェット装置。
【請求項5】
前記オイルの油圧を変更可能な可変オイルポンプを備え、
前記制御手段は、前記オイルの油圧を前記可変オイルポンプにより変化させる、
請求項1又は2に記載のオイルジェット装置。
【請求項6】
その長手方向が前記収容手段の長手方向と一致しており、その一端が前記収容手段に固定されており、その他端が前記噴射手段に結合されている付勢手段であって、前記第1位置から前記第2位置に向けて前記噴射手段を押す付勢力を発生する前記付勢手段をさらに備え、
前記制御手段が前記オイルの油圧を変化させることにより、前記付勢手段の付勢力が前記第1位置から前記第2位置まで前記噴射手段を移動させる、
請求項1又は2に記載のオイルジェット装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関のピストンへオイルを供給するオイルジェット装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンのピストンに向けてオイルを噴射する技術が知られている。特許文献1には、ピストンにオイルを供給するピストン用オイルジェットと、シリンダボアにオイルを供給するシリンダボア用オイルジェットとをそれぞれ設け、ピストン及びシリンダボアの少なくとも一方にオイルを供給することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-138307号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された潤滑装置では、オイルジェットを噴射する状態と、オイルジェットを噴射しない状態とを切り替えるための機構がオイルジェットごとに必要となる。このため、特許文献1に記載された潤滑装置では、装置が大型化するという問題があった。
【0005】
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、内燃機関を小型化する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様のオイルジェット装置は、オイルを噴射する噴射口を含む噴射手段と、円筒形状の収容手段であって、当該収容手段の中心軸に沿って移動可能な状態で前記噴射手段の少なくとも一部を収容する当該収容手段と、前記収容手段内の油圧を変化させることにより前記噴射手段を前記中心軸に沿って移動させる制御手段と、を備え、前記収容手段には、前記噴射手段が前記中心軸に沿って移動する際に当該中心軸を回転軸として回転するように前記噴射手段を案内するガイド手段が設けられており、前記噴射手段は、前記中心軸の方向における第1位置において前記噴射口を内燃機関のピストンへ向けて前記オイルを噴射し、前記中心軸の方向における前記第1位置と異なる第2位置において前記噴射口を前記内燃機関のボアへ向けて前記オイルを噴射する。
【0007】
前記噴射手段は、前記中心軸に沿って移動可能に前記収容手段に結合された結合部と、前記中心軸の方向と異なる方向に延びており先端に前記噴射口が形成された噴射管と、を有してもよい。
【0008】
前記制御手段は、前記内燃機関の気筒内へ燃料を噴射するインジェクタが前記気筒内へ噴射させる燃料が所定量以上である場合に、前記噴射手段の位置が前記第1位置になるように前記収容手段内の油圧を第1油圧値にし、前記インジェクタが前記気筒内へ噴射させる燃料が前記所定量未満である場合に、前記噴射手段の位置が前記第2位置になるように前記収容手段内の油圧を第2油圧値にしてもよい。
【0009】
前記制御手段は、前記内燃機関のエンジン出力が基準値以上である場合に、前記噴射手段の位置が前記第1位置になるように前記収容手段内の油圧を第1油圧値にし、前記エンジン出力が前記基準値未満である場合に、前記噴射手段の位置が前記第2位置になるように前記収容手段内の油圧を第2油圧値にしてもよい。
【0010】
前記オイルジェット装置は、前記オイルの油圧を変更可能な可変オイルポンプを備え、前記制御手段は、前記オイルの油圧を前記可変オイルポンプにより変化させてもよい。前記オイルジェット装置は、その長手方向が前記収容手段の長手方向と一致しており、その一端が前記収容手段に固定されており、その他端が前記噴射手段に結合されている付勢手段であって、前記第1位置から前記第2位置に向けて前記噴射手段を押す付勢力を発生する前記付勢手段をさらに備え、前記制御手段が前記オイルの油圧を変化させることにより、前記付勢手段の付勢力が前記第1位置から前記第2位置まで前記噴射手段を移動させてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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