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公開番号2024054435
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2021029366
出願日2021-02-26
発明の名称内燃機関のバルブタイミング制御装置
出願人日立Astemo株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F01L 1/356 20060101AFI20240410BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】環状部材の加工作業能率の向上と加工コストの低廉化を図ることができる。
【解決手段】スプロケット1と別体に形成された内歯車構成部材5は、スプロケット本体の外歯部1bの内周側に形成された環状凹部6の底面6aに軸方向から当接する軸方向当接面5bと、軸方向当接面よりも径方向外側で環状凹部の環状内周面6bに軸方向から嵌合する径方向嵌合面5cと、を有している。内歯車構成部材の内周面に形成された内歯5aは、内歯車構成部材の軸方向の軸方向当接面側にローラと噛み合わない非噛み合い部5dを有し、この非噛み合い部と径方向嵌合面が軸方向においてオーバーラップしている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
クランクシャフトからの回転力が伝達される駆動回転体と、
カムシャフトに結合されて、前記駆動回転体と相対回転可能な従動回転体と、
前記駆動回転体に対して軸方向から結合された環状部材と、
前記環状部材の内周に形成された内歯と、前記内歯に噛み合う噛み合い部材と、を有し、前記噛み合い部材を前記内歯に対して周方向に移動させることで前記従動回転体が前記駆動回転体に対する相対回転位相を変化させる減速機と、
を備え、
前記駆動回転体の内周に環状凹部を有し、
前記環状部材は、前記環状凹部の底面に軸方向から当接する軸方向当接面と、前記軸方向当接面よりも径方向外側で前記環状凹部の環状内周面に嵌合する径方向嵌合面と、を有し、
前記内歯は、前記環状部材の軸方向の前記軸方向当接面側に前記噛み合い部材と噛み合わない非噛み合い部を有し、前記非噛み合い部と前記径方向嵌合面が軸方向においてオーバーラップしている
ことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
前記環状部材は、前記径方向嵌合面が前記環状部材の最も外側の外周面であることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
前記環状部材は、軸方向に所定肉厚の板状部材であり、前記軸方向当接面の径方向内側の面が前記従動回転体の軸方向の一方向への移動を規制する規制面であることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
【請求項4】
請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
前記径方向嵌合面は、前記環状部材の外周面の全周にわたって形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
【請求項5】
請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
前記径方向嵌合面は、前記環状部材の外周面の周方向において複数箇所あることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
【請求項6】
請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
前記駆動回転体は、クランクシャフトからの回転力が伝達される外歯部を有し、
前記環状凹部は、前記外歯部と径方向で重なる位置にあることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
【請求項7】
請求項6に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
前記外歯部は、前記駆動回転体の外周面から径方向外側に向けて突出して設けられ、
前記環状凹部は、前記外歯部の根元部に軸方向から掛かるように形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関のバルブタイミング制御装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来の内燃機関のバルブタイミング制御装置としては、以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
【0003】
このバルブタイミング制御装置は、ハウジングが外歯ハウジングとストッパハウジング及びカバーハウジングを有している。前記カバーハウジングは、カバー筒部とカバー底部とを有し、前記カバー筒部は、内周側に軸方向に延びる円環状の嵌合凸部を一体に有している。この嵌合凸部は、外周がストッパハウジングの内周側に有する凹状の嵌合溝に軸方向から嵌合している。
【0004】
また、前記カバー筒部は、嵌合凸部を含む内周壁の全体に環状の第1内歯部が形成されている。この第1内歯部は、カバー筒部の内周側に設けられた歯車部の外周に有する外歯と噛み合っており、この噛み合いによってハウジングの回転力を歯車部に伝達するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-85910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の従来のバルブタイミング制御装置にあっては、前記嵌合凸部の内周面に第1内歯部の一部が形成されていることから、第1内歯部と外歯との噛み合い精度の確保が困難となるおそれがある。
【0007】
つまり、第1内歯部は、軸方向の先端部が嵌合凸部の内周面に形成されていることから、嵌合凸部の精度と前記先端部のギア精度の両方の精度確保が困難になる。
【0008】
そこで、これらの不都合点を回避するために、嵌合凸部の先端部を予め除去することも考えられるが、これによって、加工コストの高騰を招くおそれがある。
【0009】
本発明は、前記従来の技術的課題に鑑みて案出されたもので、環状部材の加工作業能率の向上と加工コストの低廉化を図り得る内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供することを一つの目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
好ましい態様の一つとしては、とりわけ、駆動回転体の内周に環状凹部を有し、
内周に内歯を有する環状部材は、前記環状凹部の底面に軸方向から当接する軸方向当接面と、前記軸方向当接面よりも径方向外側で前記環状凹部の環状内周面に嵌合する径方向嵌合面と、を有し、
内歯は、前記環状部材の軸方向の前記軸方向当接面側に前記噛み合い部材と噛み合わない非噛み合い部を有し、前記非噛み合い部と前記径方向嵌合面が軸方向においてオーバーラップしていることを特徴としている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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