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公開番号2024060251
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-02
出願番号2022167503
出願日2022-10-19
発明の名称冷却システム
出願人トヨタ自動車株式会社,スズキ株式会社,ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類F01P 11/00 20060101AFI20240424BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】2系統の冷媒流路とリザーブタンクを備えた冷却システムにおいて、第1系統と第2系統の間で熱量の移動を抑える。
【解決手段】本明細書が開示する冷却システムは、第1系統流路、第2系統流路、リザーブタンクを備える。リザーブタンクは、第1室と、第1室と同じ高さか第1室よりも低い位置に配置されている第2室と、第1室よりも低い位置に配置されている第3室と第4室
と、中間室を備える。第1室には第1流入口が開口しており、第2室には第1流出口が開口しており、第3室には第2流入口が開口しており、第4室には第2流出口が開口している。第1室と第2室は連通しており、第3室と第4室は連通しており、第1室は中間室を介して第3室と連通している。第1系統流路が第1流入口と第1流出口に接続されており、第2系統流路が第2流入口と第2流出口に接続されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1発熱体を冷却する第1系統流路と、
前記第1発熱体よりも温度の低い第2発熱体を冷却する第2系統流路と、
リザーブタンクと、
を備えている冷媒システムであって、
前記リザーブタンクは、
前記リザーブタンクの外壁に面している第1室と、
前記外壁に面しており、前記第1室と同じ高さか前記第1室よりも低い位置に配置されている第2室と、
前記外壁に面しており、前記第1室よりも低い位置に配置されている第3室と、
前記外壁に面しており、前記第1室よりも低い位置に配置されている第4室と、
少なくとも1つの中間室と、
前記外壁に設けられており、前記第1室に開口している第1流入口と、
前記外壁に設けられており、前記第2室に開口している第1流出口と、
前記外壁に設けられており、前記第3室に開口している第2流入口と、
前記外壁に設けられており、前記第4室に開口している第2流出口と、
を備えており、
前記第1室と前記第2室は連通しており、
前記第3室と前記第4室は連通しており、
前記第1室は、前記中間室を介して前記第3室と連通しており、
前記第1系統流路が前記第1流入口と前記第1流出口に接続されており、
前記第2系統流路が前記第2流入口と前記第2流出口に接続されている、
冷却システム。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記第1系統流路は、
前記第1流出口に接続している第1上流路と、
前記第1流入口に接続している第1下流路と、
を含んでおり、
前記第2系統流路は、
前記第2流出口に接続している第2上流路と、
前記第2流入口に接続している第2下流路と、
を含んでおり、
当該冷却システムは、さらに、
前記リザーブタンクから前記第1上流路へ冷媒を流す第1ポンプと、
前記リザーブタンクから前記第2上流路へ冷媒を流す第2ポンプと、
前記第1上流路を前記第1下流路に接続し、前記第2上流路を前記第2下流路に接続する第1状態と、前記第1上流路を前記第2下流路に接続し、前記第1下流路と前記第2上流路は閉鎖する第2状態とを切り替える切替弁と、
を備えている、請求項1に記載の冷却システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、第1発熱体を冷却する第1系統流路と第2発熱体を冷却する第2系統流路を有する冷却システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
液体の冷媒を用いる冷却装置はリザーブタンクを備える。特許文献1に開示のリザーブタンクには、外部から冷媒が流入する。冷媒は、リザーブタンク内で滞留した後にリザーブタンクの外部へ流出する。リザーブタンク内で冷媒が滞留している間に、冷媒から気泡が除去される。
【0003】
特許文献2、3に開示の冷却システムは、2系統の冷媒流路を有するとともに、2系統の冷媒流路が一つのリザーブタンクを共有する。特許文献2には、第1系統と第2系統の間で熱量の移動を抑えるリザーブタンクが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-081970号公報
特開2022-134587号公報
特開2021-160553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本明細書は、2系統の冷媒流路とそれらに共通のリザーブタンクを備えた冷却システムにおいて、特許文献2の技術よりもさらに、第1系統流路と第2系統流路の間で熱量の移動を抑える技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示する冷却システムは、第1系統流路、第2系統流路、リザーブタンクを備える。第1系統流路は第1発熱体を冷却する。第2系統流路は、第1発熱体よりも温度が低い第2発熱体を冷却する。
【0007】
リザーブタンクは、リザーブタンクの外壁に面している第1室/第2室/第3室/第4室を備える。第2室は、第1室と同じ高さか第1室よりも低い位置に配置されている。第3室と第4室は、第1室よりも低い位置に配置されている。リザーブタンクはさらに、少なくとも1つの中間室と、リザーブタンクの外壁に設けられている第1流入口、第1流出口、第2流入口、第2流出口を備える。第1流入口は第1室に開口しており、第1流出口は第2室に開口している。第2流入口は第3室に開口しており、第2流出口は第4室に開口している。第1室と第2室は連通しており、第3室と第4室は連通している。第1室は、中間室を介して第3室と連通している。
【0008】
第1系統流路が第1流入口と第1流出口に接続されており、第2系統流路が第2流入口と第2流出口に接続されている。第1系統流路を流れる冷媒は、温度が高い第1発熱体を冷却するので、第2系統流路を流れる冷媒よりも温度が高くなる。温度の高い冷媒が第1室に流れ込み、温度の低い冷媒は第3室に流れ込む。第1室は第3室よりも高い位置にあり、第1室と第3室は少なくとも1つの中間室を介して連通している。それゆえ、第1室の冷媒(温度が高い冷媒)は第3室へは移動し難く、第3室の冷媒(温度の低い冷媒)は第1室へ移動し難い。すなわち、第1系統と第2系統の間で熱量の移動が抑えられる。
【0009】
第1系統流路は、第1流出口に接続している第1上流路と、第1流入口に接続している第1下流路を含んでいてよい。第2系統流路は、第2流出口に接続している第2上流路と、第2流入口に接続している第2下流路を含んでいてよい。冷却システムは、さらに、リザーブタンクから第1上流路へ冷媒を流す第1ポンプと、リザーブタンクから第2上流路へ冷媒を流す第2ポンプと、切替弁を備えていてよい。切替弁は、第1上流路を第1下流路に接続し、第2上流路を第2下流路に接続する第1状態と、第1上流路を第2下流路に接続し、第1下流路と第2上流路は閉鎖する第2状態とを切り替えることが可能である。第1状態では、第1系統流路と第2系統流路の間で熱量の移動が少なく、第2状態では第1系統流路と第2系統流路が合体し、第3系統流路として利用することができる。
【0010】
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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