TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024045997
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2022151110
出願日2022-09-22
発明の名称音声認識方法及び音声認識装置
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G10L 15/10 20060101AFI20240327BHJP(楽器;音響)
要約【課題】車両において発生する発生音のうちどの発生音に利用者が言及したかを推定する。
【解決手段】音声認識方法では、車両において発生する音である車両発生音を取得し(S1)、車両の利用者による発話内容を取得し(S3)、車両発生音と発話内容とに基づいて、車両発生音のうち発話内容において言及された対象音を推定する(S4)。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両において発生する音である車両発生音を取得し、
前記車両の利用者による発話内容を取得し、
前記車両発生音と前記発話内容とに基づいて、前記車両発生音のうち前記発話内容において言及された対象音を推定する、
ことを特徴とする音声認識方法。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記車両発生音の発生位置を取得し、
前記発話内容に基づいて、前記発話内容において言及されている位置である言及位置を特定し、
特定された前記言及位置と合致する位置で発生した前記車両発生音を前記対象音として推定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の音声認識方法。
【請求項3】
前記発話内容からオノマトペを抽出し、
前記車両発生音から前記オノマトペに合致する音を抽出し、
抽出された前記音を前記対象音と推定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の音声認識方法。
【請求項4】
前記車両において発生する音を検出して生成した同一の音データから前記発話内容と前記車両発生音とを取得することを特徴とする請求項1に記載の音声認識方法。
【請求項5】
推定された前記対象音の発生原因を推定することを特徴とする請求項1に記載の音声認識方法。
【請求項6】
前記車両における過去の発生音の履歴情報を記憶し、
前記車両発生音と前記発話内容と前記履歴情報とに基づいて前記対象音を推定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の音声認識方法。
【請求項7】
推定された前記対象音に基づいて前記対象音の発生原因に関する情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の音声認識方法。
【請求項8】
前記対象音の停止を指示する停止指示入力を受け付けて、前記対象音の発生を停止することを特徴とする請求項1に記載の音声認識方法。
【請求項9】
車両において発生する音である車両発生音を取得する処理と、
前記車両の利用者による発話内容を取得する処理と、
前記車両発生音と前記発話内容とに基づいて、前記車両発生音のうち前記発話内容において言及された対象音を推定する処理と、
を実行するコントローラを備えることを特徴とする音声認識装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、音声認識方法及び音声認識装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両の異常発生時に点灯または点滅する警告灯の意味を運転者に教示する情報提供装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5056711号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、音声認識を用いて利用者からの質問に応答したり機器の操作を行う音声入力システムが提案されている。このような音声入力システムでは、利用者が入力することを意図した指示を、利用者の発話内容から推定する。
このような音声入力システムを実現するためには、利用者の発話内容で言及された対象を特定する必要がある。しかしながら、対象を正確に特定できる特徴を利用者が正確に発話することが困難なことがある。例えば、車両の運転をしている場合のように利用者が他の作業をしている場合には、対象を正確に特定できる特徴を正確に発話することは困難である。
本発明では、車両において発生する発生音のうちどの発生音に利用者が言及したかを推定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様による音声認識方法では、車両において発生する音である車両発生音を取得し、車両の利用者による発話内容を取得し、車両発生音と発話内容とに基づいて、車両発生音のうち発話内容において言及された対象音を推定する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、車両において発生する発生音のうちどの発生音に利用者が言及したかを推定できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態の音声認識装置を備えた車両の一例の概略構成図である。
第1実施形態の音声認識装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
対象音テーブルの一例の模式図である。
実施形態の音声認識方法の一例のフローチャートである。
第2実施形態の音声認識装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下に示す本発明の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の構造、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
【0009】
(第1実施形態)
(構成)
図1は、実施形態の音声認識装置を備えた車両の一例の概略構成図である。車両1は、車載機器2と、車載機器コントローラ3と、音入力装置4と、情報出力装置5と、音声認識装置6を備える。
車載機器2は、車両1に搭載されている各種機器である。車載機器2は、例えば車両1の利用者に報知音や警報音を出力する報知音生成装置であってもよい。
なお警報音とは、利用者である乗員(例えば運転者)に対して車両1から提示する報知音の一種であり、緊急度や重要度が高い状況を報知する。報知音生成装置は、車両1の車内に設けられて利用者に聴覚情報を提示する聴覚情報提示機器の一例である。
【0010】
車載機器コントローラ3は、車載機器2の動作を制御する電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)であり、車載機器2を制御するための制御信号を生成する。車載機器コントローラ3は、例えばプロセッサと、記憶装置等の周辺部品とを含む。プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)であってよい。
記憶装置は、半導体記憶装置や、磁気記憶装置、光学記憶装置等を備えてよい。記憶装置は、レジスタ、キャッシュメモリ、主記憶装置として使用されるROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のメモリを含んでよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社フジコー
吸音材
29日前
個人
歌唱補助マスク
13日前
アルス株式会社
ペダル式入力装置
1日前
三井化学株式会社
遮音構造体
1か月前
三井化学株式会社
防音構造体
1か月前
株式会社JVCケンウッド
情報処理装置
19日前
株式会社フェルナンデス
電気ギター用弦振動持続装置
19日前
ヤマハ株式会社
管楽器用スワブ
27日前
株式会社レゾナック
吸音材及び車両部材
20日前
キョーラク株式会社
樹脂製パネル
1か月前
株式会社河合楽器製作所
自動演奏装置及び自動演奏プログラム
29日前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤装置の鍵
1か月前
TDK株式会社
振動デバイス及びこれを備えるICカード
1か月前
富士通株式会社
評価プログラム、評価方法、評価装置
21日前
トヨタ自動車株式会社
車室の床下構造
27日前
株式会社NTTドコモ
発話スタイル改善支援装置
26日前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤楽器の鍵盤装置
28日前
岐阜プラスチック工業株式会社
遮音パネル及び遮音壁用ユニット
今日
株式会社河合楽器製作所
鍵盤楽器の鍵盤装置
1か月前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤楽器の鍵盤装置
1か月前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤楽器の鍵盤装置
1か月前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤楽器の鍵盤装置
28日前
ヤマハ株式会社
音響モデルの訓練方法
28日前
ヤマハ株式会社
音響モデルの訓練方法
28日前
日産自動車株式会社
対話装置及び対話制御方法
27日前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤楽器の鍵ガイド構造
1か月前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤楽器のハンマー装置
1か月前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤用錘及び鍵盤楽器の鍵
1か月前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤用錘及び鍵盤楽器の鍵
1か月前
ヤマハ株式会社
楽曲生成方法、およびプログラム
26日前
ヤマハ株式会社
音波形の特性分布に係る表示方法
28日前
ヤマハ株式会社
表示方法、情報処理装置、およびプログラム
4日前
福井経編興業株式会社
吸音体
1か月前
福井経編興業株式会社
吸音体
1か月前
株式会社河合楽器製作所
ドロップアクションを有するピアノ
1か月前
ヤマハ株式会社
音響モデルの訓練システム及び方法
28日前
続きを見る