TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024051521
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157734
出願日2022-09-30
発明の名称振動デバイス及びこれを備えるICカード
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人
主分類G10K 9/122 20060101AFI20240404BHJP(楽器;音響)
要約【課題】部品点数が少なく簡単な構造で十分な振動を得ることが可能な振動デバイスを提供する。
【解決手段】振動デバイス1は、コイルパターン110と、コイルパターン110に生じる誘導起電力を直流電圧に変換する直流生成回路120と、直流電圧に基づいて所定の周波数を有する駆動信号Sを生成する駆動回路130と、駆動信号Sに応じて変位する圧電素子140とを備える。駆動信号Sは、略垂直な立ち上がり波形を有する。これにより、部品点数が少なく簡単な構造で十分な振動を得ることができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
コイルと、
前記コイルに生じる誘導起電力を直流電圧に変換する直流生成回路と、
前記直流電圧に基づいて所定の周波数を有する駆動信号を生成する駆動回路と、
前記駆動信号に応じて変位する圧電素子と、を備え、
前記駆動信号は、略垂直な立ち上がり波形を有する、振動デバイス。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記直流生成回路は、前記コイルに接続されたダイオードブリッジを含む整流回路と、前記整流回路に接続され、前記直流電圧を安定化させる電圧レギュレータを含む、請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項3】
前記所定の周波数は、可聴周波数より低い、請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項4】
前記コイルの長手方向と、前記圧電素子の長手方向が一致している、請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項5】
前記コイルが形成された基材をさらに備え、前記直流生成回路、駆動回路及び圧電素子は、前記コイルの軸方向から見て、前記コイルの開口領域と重なる位置に配置されている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の振動デバイス。
【請求項6】
前記コイルと重なる磁性体をさらに備え、
前記磁性体は、前記コイルの開口領域と重なる貫通孔を有し、
前記圧電素子は、前記コイルの軸方向から見て、前記磁性体の貫通孔と重なる位置に配置されている、請求項5に記載の振動デバイス。
【請求項7】
請求項6に記載の振動デバイスと、
前記磁性体を介して前記基材と重なるメタルプレートと、を備え、
前記圧電素子は、接着層を介して前記メタルプレートに接着される、ICカード。
【請求項8】
前記コイルと結合するICモジュールをさらに備える、請求項7に記載のICカード。
【請求項9】
前記コイルは、アンテナコイルと、前記アンテナコイルに接続又は電磁界結合され、前記ICモジュールと電磁界結合するカップリングコイルとを含み、
前記直流生成回路は、前記カップリングコイルの電圧に基づいて活性化される、請求項8に記載のICカード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、振動デバイス及びこれを備えるICカードに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コイルに生じる誘導起電力を蓄えるキャパシタと、キャパシタに蓄えられた電力によって駆動する振動用モーターとを備えた非接触型ICカードが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-132404号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されたICカードは、誘導起電力を蓄えるキャパシタを用いていることから、部品点数が多いという問題があった。また、振動用モーターの代わりに圧電素子を用いた場合には、十分な振動が得られないという問題もあった。
【0005】
したがって、本開示は、部品点数が少なく簡単な構造で十分な振動を得ることが可能な振動デバイス及びこれを備えたICカードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施態様による振動デバイスは、コイルと、コイルに生じる誘導起電力を直流電圧に変換する直流生成回路と、直流電圧に基づいて所定の周波数を有する駆動信号を生成する駆動回路と、駆動信号に応じて変位する圧電素子とを備え、駆動信号は、略垂直な立ち上がり波形を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、部品点数が少なく簡単な構造で十分な振動を得ることが可能な振動デバイス及びこれを備えたICカードを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の一実施形態による振動デバイスを備えるICカード3の外観を示す略斜視図である。
図2は、ICカード3の構造を説明するための略分解斜視図である。
図3は、ICカード3の構造を説明するための略断面図である。
図4は、基材20の一方の表面21に形成された導体パターンの略平面図である。
図5は、ICモジュール50を裏面側から見た略斜視図である。
図6は、直流生成回路120及び駆動回路130の回路図である。
図7は、ICカード3とカードリーダー6が通信を行う状態を示す模式図である。
図8は、駆動回路130から圧電素子140に印加される駆動信号Sの波形図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら、本開示の実施形態について詳細に説明する。
【0010】
図1は、本開示の一実施形態による振動デバイスを備えるICカード3の外観を示す略斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社フジコー
吸音材
19日前
個人
歌唱補助マスク
3日前
三井化学株式会社
防音構造体
23日前
株式会社JVCケンウッド
情報処理装置
9日前
株式会社フェルナンデス
電気ギター用弦振動持続装置
9日前
ヤマハ株式会社
管楽器用スワブ
17日前
株式会社レゾナック
吸音材及び車両部材
10日前
株式会社河合楽器製作所
自動演奏装置及び自動演奏プログラム
19日前
TDK株式会社
振動デバイス及びこれを備えるICカード
23日前
富士通株式会社
評価プログラム、評価方法、評価装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
車室の床下構造
17日前
株式会社NTTドコモ
発話スタイル改善支援装置
16日前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤楽器の鍵盤装置
18日前
株式会社河合楽器製作所
鍵盤楽器の鍵盤装置
18日前
ヤマハ株式会社
音響モデルの訓練方法
18日前
ヤマハ株式会社
音響モデルの訓練方法
18日前
日産自動車株式会社
対話装置及び対話制御方法
17日前
ヤマハ株式会社
音波形の特性分布に係る表示方法
18日前
ヤマハ株式会社
楽曲生成方法、およびプログラム
16日前
ヤマハ株式会社
音響モデルの訓練システム及び方法
18日前
福井経編興業株式会社
吸音体
22日前
福井経編興業株式会社
吸音体
22日前
ヤマハ株式会社
プログラム、音響処理方法および音響処理システム
10日前
カシオ計算機株式会社
情報処理装置、電子楽器、制御方法及びプログラム
16日前
ヤマハ株式会社
演奏操作装置
22日前
カシオ計算機株式会社
電子機器、電子楽器システム、再生制御方法及びプログラム
18日前
学校法人日本大学
防音材の設計方法、製造方法、設計装置及び設計用プログラム
16日前
カシオ計算機株式会社
練習システム、練習方法、及びプログラム、並びに指導者端末装置
17日前
株式会社毎日放送
コンテンツ再生制御システム
9日前
ヤマハ株式会社
鍵盤装置の鍵の支持構造、鍵盤装置及び電子楽器
22日前
三菱ケミカル株式会社
共振シート部材、これを用いた共振構造体、および共振シート部材の製造方法
18日前
ソニーグループ株式会社
情報処理装置及び情報処理方法、コンピュータプログラム、音生成システム、並びに情報端末
9日前
ドルビー・インターナショナル・アーベー
デコーダシステム、デコーディング方法及びコンピュータプログラム
15日前
華為技術有限公司
チャネル間位相差パラメータ符号化方法および装置
3日前
アクションパワー コーポレイション
音声信号に関連するコンテンツを決定する方法、コンピューター可読保存媒体に保存されたコンピュータープログラム及びコンピューティング装置
9日前
華為技術有限公司
マルチチャネル信号符号化方法、マルチチャネル信号復号化方法、符号器、及び復号器
3日前
続きを見る