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公開番号2024050281
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022157052
出願日2022-09-29
発明の名称樹脂製パネル
出願人キョーラク株式会社
代理人SK弁理士法人,個人,個人
主分類G10K 11/16 20060101AFI20240403BHJP(楽器;音響)
要約【課題】樹脂製パネルの反射音に起因する騒音を抑制することを目的としている。
【解決手段】互いに向かい合う第1及び第2面部を備えた中空の樹脂製パネルであって、第1面部には、複数の上面部と凹状の複数のリブ部とを有する凹凸構造が形成され、各前記リブ部は、底面部を有し、前記凹凸構造における前記底面部の総面積は、前記凹凸構造における前記上面部の総面積の0.1倍以上である、樹脂製パネルが提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに向かい合う第1及び第2面部を備えた中空の樹脂製パネルであって、
第1面部には、複数の上面部と凹状の複数のリブ部とを有する凹凸構造が形成され、
各前記リブ部は、底面部を有し、
前記凹凸構造における前記底面部の総面積は、前記凹凸構造における前記上面部の総面積の0.1倍以上である、樹脂製パネル。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
請求項1に記載の樹脂製パネルであって、
前記リブ部は、前記上面部と前記底面部とを接続する側面部を更に有し、
前記側面部は、前記上面部に対して30度以上、85度以下をなしている、樹脂製パネル。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の樹脂製パネルであって、
前記樹脂製パネルの厚み方向において、前記上面部と前記底面部との間の距離は、5mm以上、50mm以下である、樹脂製パネル。
【請求項4】
請求項1に記載の樹脂製パネルであって、
前記リブ部は、前記上面部と前記底面部とを接続する側面部を更に有し、
前記凹凸構造における、前記側面部の投影面積と前記底面部の面積を合わせた総面積は、前記凹凸構造における、前記側面部の前記投影面積と前記底面部の面積と前記上面部の面積を合わせた総面積の0.3倍以上である、樹脂製パネル。
【請求項5】
請求項1、請求項2及び請求項4の何れか1つに記載の樹脂製パネルであって、
前記樹脂製パネルは、防音パネルである、樹脂製パネル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂製パネルに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、例えば車両の内装品として用いられる樹脂製パネルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-103422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の樹脂製パネルが所望の場所に設置されたときにおいて、当該場所に伝搬する音波が、樹脂製パネルで反射して耳に届き、不快に感じることがある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、樹脂製パネルの反射音に起因する騒音を抑制することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、以下の樹脂製パネルが提供される。
[1]互いに向かい合う第1及び第2面部を備えた中空の樹脂製パネルであって、第1面部には、複数の上面部と凹状の複数のリブ部とを有する凹凸構造が形成され、各前記リブ部は、底面部を有し、前記凹凸構造における前記底面部の総面積は、前記凹凸構造における前記上面部の総面積の0.1倍以上である、樹脂製パネル。
【0007】
本発明では、凹凸構造における底面部の総面積は、凹凸構造における上面部の総面積の0.1倍以上であり、凹凸構造の底面部における音の反射面積を増加させて、底面部で反射する音と上面部で反射する音とを干渉させて樹脂製パネルの反射音を減衰させやすくし、騒音を抑制することができる。
【0008】
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
[2][1]に記載の樹脂製パネルであって、前記リブ部は、前記上面部と前記底面部とを接続する側面部を更に有し、前記側面部は、前記上面部に対して30度以上、85度以下をなしている、樹脂製パネル。
[3][1]又は[2]に記載の樹脂製パネルであって、前記樹脂製パネルの厚み方向において、前記上面部と前記底面部との間の距離は、5mm以上、50mm以下である、樹脂製パネル。
[4][1]~[3]の何れか1つに記載の樹脂製パネルであって、前記リブ部は、前記上面部と前記底面部とを接続する側面部を更に有し、前記凹凸構造における、前記側面部の投影面積と前記底面部の面積を合わせた総面積は、前記凹凸構造における、前記側面部の前記投影面積と前記底面部の面積と前記上面部の面積を合わせた総面積の0.3倍以上である、樹脂製パネル。
[5][1]~[4]の何れか1つに記載の樹脂製パネルであって、前記樹脂製パネルは、防音パネルである、樹脂製パネル。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る樹脂成形体100の上面図である。
図2は、図1に示す樹脂成形体100の樹脂製パネル101の斜視図である。
図3Aは、図2に示す樹脂製パネル101のリブ部1Bを通るx-z平面の端面図である。図3Bは、図3Aに示す領域A及び領域Bの拡大図である。
図4Aは、図2に示す樹脂製パネル101のリブ部1Bを通るy-z平面の端面図である。図4Bは、図4Aに示す領域Bの拡大図である
図5は、平坦面が形成されている領域(上面部1A、底面部1B1,1B2)の説明図である。図5では、平坦面を強調するために曲率が変化することを示す線を一部省略している。
図6は、凹凸構造Stにおける平坦面としての上面部1Aを斜線で強調表示した図である。
図7は、凹凸構造Stにおける平坦面としての底面部1B1,1B2を斜線で強調表示した図である。
図8は、凹凸構造Stにおける側面部1B3の投影面積1B3Sを斜線で強調表示した図である。
図9は、第2実施形態に係る樹脂成形体100の樹脂製パネル101のy-z平面の端面図である。
図10A~図10Cは、上面部1Aの配置例を示す模式図である。図10Cは、図9に示す配置例に対応している。
図11Aは、第2実施形態に係る樹脂成形体100の樹脂製パネル101の変形例を示した上面図である。図11Bは、図11Aに示すB-B端面図である。
図12は、実施形態に係る樹脂成形体100の樹脂製パネル101の効果を説明するためのグラフである。図12は、実測することで得られた樹脂製パネル101の騒音抑制効果(吸音・消音率測定結果)を示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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