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公開番号2024055546
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162565
出願日2022-10-07
発明の名称発話スタイル改善支援装置
出願人株式会社NTTドコモ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G10L 25/60 20130101AFI20240411BHJP(楽器;音響)
要約【課題】発話者の発話スタイルを容易に改善する。
【解決手段】発話スタイル改善支援装置10は、発話音声を取得する音声取得部11と、発話音声の特徴を示す発話特徴情報を取得する発話特徴解析部12であって、発話特徴情報は、発話に関する所定の特徴の程度を表す、発話特徴解析部12と、発話特徴情報に基づいて、発話者に提示するフィードバック音声における制御強度を判定する制御強度判定部であって、発話特徴情報が第1の程度である場合に、制御強度を第1の制御強度とすることを判定し、発話特徴情報が第1の程度より高い程度である第2の程度である場合に、制御強度を第1の制御強度とは異なる第2の制御強度とすることを判定する、制御強度判定部13と、制御強度に基づいて発話音声を加工してフィードバック音声を生成する生成部14と、フィードバック音声を出力する提示部15と、を備える
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
発話者の発話スタイルの改善を支援する発話スタイル改善支援装置であって、
前記発話者により発せられた発話音声を取得する音声取得部と、
前記発話音声の特徴を示す発話特徴情報を取得する発話特徴解析部であって、前記発話特徴情報は、発話に関する所定の特徴の程度を表す、発話特徴解析部と、
前記発話特徴情報に基づいて、前記発話者に提示するフィードバック音声における制御強度を判定する制御強度判定部であって、前記発話特徴情報が第1の程度である場合に、前記制御強度を第1の制御強度とすることを判定し、前記発話特徴情報が前記第1の程度より高い程度である第2の程度である場合に、前記制御強度を前記第1の制御強度とは異なる第2の制御強度とすることを判定する、制御強度判定部と、
前記制御強度に基づいて前記発話音声を加工して前記フィードバック音声を生成する生成部と、
前記フィードバック音声を出力する提示部と、
を備える発話スタイル改善支援装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記発話特徴解析部は、前記発話音声の発話速度を前記発話特徴情報として取得する、
請求項1に記載の発話スタイル改善支援装置。
【請求項3】
前記発話特徴解析部は、前記発話音声における基本周波数の変化の大きさにより表される抑揚の大きさを前記発話特徴情報として取得する、
請求項1に記載の発話スタイル改善支援装置。
【請求項4】
前記発話特徴解析部は、前記発話音声における音量を前記発話特徴情報として取得する、
請求項1に記載の発話スタイル改善支援装置。
【請求項5】
前記発話特徴解析部は、前記発話音声における基本周波数により表される音程の高さを前記発話特徴情報として取得する、
請求項1に記載の発話スタイル改善支援装置。
【請求項6】
前記制御強度判定部は、前記発話特徴情報における前記程度に基づいて、遅延時間の大きさを前記制御強度として判定し、
前記生成部は、判定された前記遅延時間に応じて前記発話音声の発声のタイミングに対して遅延させた前記発話音声を、前記フィードバック音声として生成し、
前記第2の制御強度は、前記第1の制御強度として判定される遅延時間より大きい遅延時間である、
請求項1に記載の発話スタイル改善支援装置。
【請求項7】
前記制御強度判定部は、前記発話特徴情報における前記程度に基づいて、抑揚の大きさを前記制御強度として判定し、
前記生成部は、判定された前記抑揚の大きさに応じて抑揚を変化させた前記発話音声を、前記フィードバック音声として生成し、
前記第2の制御強度は、前記第1の制御強度として判定される抑揚の大きさより大きい又は小さい抑揚の大きさである、
請求項1に記載の発話スタイル改善支援装置。
【請求項8】
前記制御強度判定部は、前記発話特徴情報における前記程度に基づいて、音声の大きさを前記制御強度として判定し、
前記生成部は、判定された前記音声の大きさに応じて音量を変化させた前記発話音声を、前記フィードバック音声として生成し、
前記第2の制御強度は、前記第1の制御強度として判定される音声の大きさより大きい音声の大きさである、
請求項1に記載の発話スタイル改善支援装置。
【請求項9】
前記制御強度判定部は、前記発話特徴情報における前記程度に基づいて、音程の高さを前記制御強度として判定し、
前記生成部は、判定された前記音程の高さに応じて周波数を変化させた前記発話音声を、前記フィードバック音声として生成し、
前記第2の制御強度は、前記第1の制御強度として判定される音程の高さより高い又は低い音程の高さである、
請求項1に記載の発話スタイル改善支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発話者の発話スタイルの改善を支援する発話スタイル改善支援装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
人との音声によるコミュニケーションにおいては、状況に応じた適切な話し方、発話の仕方が求められる。例えば、年配の人とのコミュニケーションにおいては、大きめの音量でゆっくりと発話することが求められる。発話を伴うプレゼンテーションに関して、プレゼンテーションを行っている対象者の音声データから言語特徴量及び韻律特徴量を抽出し、それらの特徴量を解析に基づいて、プレゼンテーションの所定の評価項目について定量的に評価した評価値を含む解析結果を推定し、解析結果を出力するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-190579号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、自身の発話の特徴に関する評価結果が発話者に提供された場合であっても、発話者が評価結果の参照により自身の発話の特徴を把握し、把握した特徴に基づいて発話のスタイルを改善することは容易ではなかった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、発話者の発話スタイルを容易に改善することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の一側面に係る発話スタイル改善支援装置は、発話者の発話スタイルの改善を支援する発話スタイル改善支援装置であって、発話者により発せられた発話音声を取得する音声取得部と、発話音声の特徴を示す発話特徴情報を取得する発話特徴解析部であって、発話特徴情報は、発話に関する所定の特徴の程度を表す、発話特徴解析部と、発話特徴情報に基づいて、発話者に提示するフィードバック音声における制御強度を判定する制御強度判定部であって、発話特徴情報が第1の程度である場合に、制御強度を第1の制御強度とすることを判定し、発話特徴情報が第1の程度より高い程度である第2の程度である場合に、制御強度を第1の制御強度とは異なる第2の制御強度とすることを判定する、制御強度判定部と、制御強度に基づいて発話音声を加工してフィードバック音声を生成する生成部と、フィードバック音声を出力する提示部と、を備える。
【0007】
上記の側面によれば、発話音声に基づいて発話特徴情報が取得され、発話特徴情報に基づいて、フィードバック音声における制御強度が判定される。従って、制御強度には、発話音声の特徴が反映される。そして、判定された制御強度に応じて発話音声を加工することにより生成されたフィードバック音声が発話者に提示される。フィードバック音声は、発話音声の加工により生成されるので、フィードバック音声を提示された発話者は、自らの発話スタイルを意図的に調整することを要さず、無意識的な発話スタイルの改善が促される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一側面により、発話者の発話スタイルを容易に改善することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の発話スタイル改善支援装置により解決される課題を説明する図である。
本実施形態の発話スタイル改善支援装置を実現するシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態の発話スタイル改善支援装置の機能的構成を示すブロック図である。
発話スタイル改善支援装置のハードブロック図である。
発話音声からの発話速度の取得の例を示す図である。
発話音声からの抑揚の取得の例を示す図である。
発話音声からの音量の取得の例を示す図である。
発話特徴情報として取得された発話速度と、制御強度として判定される遅延時間との関係の一例を示す図である。
フィードバック音声の生成処理の具体例を示す図である。
発話スタイル改善支援装置における発話スタイル改善支援方法の処理内容を示すフローチャートである。
発話スタイル改善支援プログラムの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る発話スタイル改善支援装置の実施形態について図面を参照して説明する。なお、可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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