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公開番号2024054615
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022160951
出願日2022-10-05
発明の名称練習システム、練習方法、及びプログラム、並びに指導者端末装置
出願人カシオ計算機株式会社
代理人インフォート弁理士法人,個人,個人,個人,個人
主分類G10H 1/00 20060101AFI20240410BHJP(楽器;音響)
要約【課題】オンラインでの演奏レベルの異なる複数人の生徒による合奏を可能とする。
【解決手段】生徒用PC101では、演奏者の演奏レベルを取得し、先生用PC102に送信する演奏レベル取得処理が実行される(S402)。先生用PC102では、生徒用PC101からの演奏レベルに基づいて演奏者が担当する演奏箇所である担当パートを決定し、生徒用PC101に送信する担当パート決定処理が実行される(S404)。生徒用PC101では、先生用PC102から指示された担当パートに対応する演奏曲の楽譜及び演奏箇所を演奏者に表示する(S405)。演奏者は、演奏レベルに応じたテンポで自動伴奏又は手本演奏を聴きながら、担当パートを練習できる(S406、S407)。先生用PC102は、全ての生徒用PC101から演奏者演奏データと演奏者演奏映像データを夫々つなぎ合わせて合奏された演奏と動画を作成でき、生徒に配布できる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
演奏者端末と、指導者端末と、を備える練習システムであって、
前記演奏者端末は、
少なくとも前記指導者端末と通信を行う第1通信部と、
前記演奏者端末に対応する演奏者の演奏レベルを取得し、前記第1通信部を介して前記指導者端末に送信する演奏レベル取得部と、を備え、
前記指導者端末は、
少なくとも前記演奏者端末と通信を行う第2通信部と、
複数の前記演奏者端末の前記演奏レベル取得部から送信された複数の前記演奏者の前記演奏レベルを前記第2通信部を介して受信することにより、複数の前記演奏者の各々が演奏担当する担当パートを決定する担当パート決定部と、を備える、
練習システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記演奏者端末は、表示部をさらに備え、
前記指導者端末の前記担当パート決定部から指示された前記演奏者端末に対応する前記演奏者の前記担当パートを前記第1通信部で受信し、
前記指示された前記担当パートに対応する演奏曲の楽譜及び演奏箇所を前記演奏者端末の前記表示部に表示する、
請求項1に記載の練習システム。
【請求項3】
前記演奏者端末は、
前記演奏者端末に有線接続又は無線接続される電子楽器に、前記演奏レベル取得部が取得した前記演奏者端末に対応する前記演奏者の演奏レベルに応じたテンポを設定し、
前記設定したテンポで、前記指示された前記担当パートの自動伴奏又は手本演奏を開始させる、
請求項2に記載の練習システム。
【請求項4】
前記演奏者端末は、
前記電子楽器に、前記演奏箇所の所定小節前から前記自動伴奏又は前記手本演奏を開始させる、
請求項3に記載の練習システム。
【請求項5】
前記演奏者端末は、表示部をさらに備え、
前記演奏レベル取得部は、
前記演奏者端末の前記表示部に提示された演奏技能に関するアンケートに対する前記演奏者の回答結果に基づいて、前記演奏者の前記演奏レベルを取得する、
請求項1に記載の練習システム。
【請求項6】
前記演奏レベル取得部は、
前記演奏者に前記演奏者端末に有線接続又は無線接続された電子楽器で所定の演奏を行うよう報知し、前記演奏の結果に従って前記電子楽器から出力される演奏者演奏データに基づいて、前記演奏者の前記演奏レベルを取得する、
請求項1に記載の練習システム。
【請求項7】
前記演奏者端末は、
前記演奏者が前記演奏者端末に有線接続又は無線接続される電子楽器を演奏することにより前記電子楽器から出力される演奏者演奏データを取得し、前記第1通信部を介して前記指導者端末に送信する演奏者演奏データ送信部を更に備え、
前記指導者端末は、全ての前記演奏者に対応する全ての前記演奏者端末の前記演奏者演奏データ送信部から前記第1通信部を介して送信され前記第2通信部を介して受信された全ての前記演奏者の前記演奏者演奏データと、前記担当パート決定部が決定した全ての前記演奏者の前記担当パートとに基づいて、曲全体の演奏データを組み立てる演奏データ組立て部を更に備える、
請求項1乃至6の何れかに記載の練習システム。
【請求項8】
前記演奏者端末は、
前記演奏者がカメラで撮像した前記演奏者端末に有線接続又は無線接続される電子楽器を演奏する様子を示す演奏者演奏映像に対応する演奏者演奏映像データを、前記第1通信部を介して前記指導者端末に送信する演奏者演奏映像データ送信部を更に備え、
前記指導者端末は、全ての前記演奏者に対応する全ての前記演奏者端末の前記演奏者演奏映像データ送信部から前記第1通信部を介して送信され前記第2通信部を介して受信された全ての前記演奏者の前記演奏者演奏映像データと、前記担当パート決定部が決定した全ての前記演奏者の担当パートと、に基づいて、曲全体の演奏映像データを組み立てる演奏映像組立て部を更に備える、
請求項1乃至6の何れかに記載の練習システム。
【請求項9】
演奏者端末に、前記演奏者端末に対応する演奏者の演奏レベルを取得し、指導者端末に送信する演奏レベル取得処理を実行させ、
前記指導者端末に、複数の前記演奏者端末での演奏レベル取得処理により送信された複数の前記演奏者の前記演奏レベルを受信することにより、複数の前記演奏者の各々が演奏担当する担当パートを決定する担当パート決定処理を実行させる、
練習方法。
【請求項10】
複数の演奏者の演奏者端末のコンピュータに、前記演奏者端末に対応する前記演奏者の演奏レベルを取得し、指導者端末に送信する演奏レベル取得処理を、
実行させるプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オンラインでの楽曲の合奏を練習できる練習システム、練習方法、及びプログラム、並びに指導者端末装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、楽器の演奏方法を習得する際に、演奏者の特性に合わせた適切な教習を行うようにした技術が知られている(例えば特許文献1に記載の技術)。この従来技術では、予め記憶している演奏者の演奏特性等を示すプロファイル情報に基づいて、当該練習曲を演奏者の技術レベルに応じた楽曲に調整することを可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-202776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の従来技術では、練習曲を個人の演奏者の技術レベルに応じた楽曲に調整する記載はあるものの、複数人の生徒間で1つの曲を練習する場合等のセッションのような状況には対応していないという課題があった。特に昨今増加しているように、生徒がオンラインレッスンを受ける場合は、ネットワークの遅延等もあり、複数人の生徒間での共同のレッスンを、生徒に適した技術レベルで行うことが難しかった。
【0005】
そこで、本発明は、複数人の生徒毎に適した練習を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
態様の一例の練習システムは、演奏者端末と、指導者端末と、を備える練習システムであって、演奏者端末は、少なくとも指導者端末と通信を行う第1通信部と、演奏者端末に対応する演奏者の演奏レベルを取得し、第1通信部を介して指導者端末に送信する演奏レベル取得部と、を備え、指導者端末は、少なくとも演奏者端末と通信を行う第2通信部と、複数の演奏者端末の演奏レベル取得部から送信された複数の演奏者の演奏レベルを第2通信部を介して受信することにより、複数の演奏者の各々が演奏担当する担当パートを決定する担当パート決定部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、複数人の生徒毎に適した練習を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
練習システムの実施形態のシステム構成例を示すブロック図である。
先生用PCと生徒用PCのハードウェア構成例を示すブロック図である。
練習システムの実施形態に用いられる電子楽器の構成例を示すブロック図である。
練習システムの実施形態の制御処理の例を示すフローチャートである。
演奏レベル取得処理と担当パート決定処理を説明する動作説明図である。
担当パート決定処理を説明する動作説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明によるオンラインでの楽曲の合奏を練習できる練習システム100の実施形態のシステム構成例を示すブロック図である。練習システム100は、それぞれ#1から例えば#6の電子楽器103が接続された#1から例えば#6の生徒用パーソナルコンピュータ(以下、「生徒用PC」と記載)101と、指導者端末である先生用パーソナルコンピュータ(以下、「先生用PC」と記載)102とが、インターネット又はローカルエリアネットワークなどのネットワーク104によって相互に接続されたシステム構成を有する。
【0010】
図2(a)及び(b)は夫々、図1の生徒用PC101と先生用PC102の各ハードウェア構成例を示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

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