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公開番号2024053765
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022160178
出願日2022-10-04
発明の名称電子機器、電子楽器システム、再生制御方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G10H 1/00 20060101AFI20240409BHJP(楽器;音響)
要約【課題】アドリブ演奏の練習を効果的に行えるようにする。
【解決手段】電子機器の制御部は、レッスン対象の楽曲における予め定められた条件に該当する区間をガイド演奏区間に決定し、前記条件に該当しない区間をアドリブ演奏区間に決定する。そして、電子機器の制御部は、レッスン対象の楽曲の楽曲データに基づいて楽曲を再生する場合に、決定されたガイド演奏区間の楽曲音を出力するよう制御し、アドリブ演奏区間の楽曲音の少なくとも一部は出力しないように制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
楽曲データに基づいて楽曲の再生を制御する制御部を備え、
前記制御部は、
前記楽曲における予め定められた条件に該当する演奏区間を第1の区間に決定し、前記条件に該当しない区間を第2の区間に決定し、
前記楽曲データに基づいて前記楽曲を再生する場合に、前記第1の区間の楽曲音を出力するよう制御し、前記第2の区間の楽曲音の少なくとも一部は出力しないように制御する、
電子機器。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記楽曲の小節に付与された小節番号を基準小節数で割った商が予め定められた条件に該当する小節を前記第1の区間に決定し、
前記楽曲の小節に付与された小節番号を前記基準小節数で割った商が前記条件に該当しない小節を前記第2の区間に決定する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記制御部は、
前記商の整数部分が奇数及び偶数のいずれかであるかという前記条件に応じて、前記第1の区間及び前記第2の区間を決定する、
請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記条件は、前記楽曲が所定数の小節の内容の繰り返しにより構成されている場合、前記繰り返しごとに前記第1の区間となる小節と前記第2の区間となる小節が異なるように設定されている、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
入力部を備え、
前記制御部は、
前記入力部によって入力された前記基準小節数の値の情報を用いて前記第1の区間及び前記第2の区間を決定する、
請求項2に記載の電子機器。
【請求項6】
前記制御部は、
前記条件を、前記楽曲が再生されるごとに変更する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項7】
前記制御部は、
前記第1の区間となる小節と前記第2の区間となる小節との組み合わせが予め定められた複数の小節パターンに基づき、所定数の小節の繰り返しごとに前記複数の小節パターンのうち1つを選択する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項8】
表示部を備え、
前記制御部は、前記楽曲における前記第1の区間と前記第2の区間とを示す情報を前記表示部に表示させる、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項9】
前記制御部は、前記楽曲の始めの所定数の小節については、前記第1の区間に決定する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項10】
前記制御部は、前記楽曲データが複数のパートごとの楽曲データを含んで構成されている場合、前記複数のパートのうち、第1のパートの楽曲については、前記第1の区間の楽曲音を出力するよう制御し、前記第2の区間の楽曲音は出力しないように制御し、前記第1のパートとは異なる少なくとも1つのパートの楽曲については、全区間について楽曲音を出力するように制御する、
請求項1に記載の電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器、電子楽器システム、再生制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ピアノ等の電子楽器での練習の際には、ガイド(お手本)となる自動演奏楽曲を再生し、これに続いて、ガイドと一致するようにユーザに演奏させることで、ユーザの演奏の上達を図ることが多い。
【0003】
一方で、即興でフレーズを弾くアドリブ演奏というものも存在する。例えば、特許文献1には、演奏情報に含まれるコード指定情報に基づき、現時点から所定時間先までの演奏期間において使用可能な鍵を決定し、該使用可能な鍵を時間順に対応付けされた表示素子段で報知するように表示制御することで、アドリブ演奏を支援する演奏支援装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-163710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1においては、自動演奏については楽曲全体の全パートの音を再生するか、ユーザが選択したパートを再生するか、又は自動演奏は行わず、表示素子段での表示のみを行っている。
しかし、自動演奏で楽曲全体を再生するのでは、即興性が求められるアドリブ演奏の練習にはならない。また、自動演奏が全くない場合、楽曲全部をアドリブで演奏しなければならず、ハードルが高く練習効果を上げることは難しい。
【0006】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、アドリブ演奏の練習を効果的に行えるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の電子機器は、
楽曲データに基づいて楽曲の再生を制御する制御部を備え、
前記制御部は、
前記楽曲における予め定められた条件に該当する演奏区間を第1の区間に決定し、前記条件に該当しない区間を第2の区間に決定し、
前記楽曲データに基づいて前記楽曲を再生する場合に、前記第1の区間の楽曲音を出力するよう制御し、前記第2の区間の楽曲音の少なくとも一部は出力しないように制御する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、アドリブ演奏の練習を効果的に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る電子楽器システムの全体構成例を示す図である。
電子機器の制御部により実行されるアドリブ演奏レッスン処理におけるメロディパートの再生処理の流れを示すフローチャートである。
図2のステップS2において実行される区間決定処理の流れを示すフローチャートである。
図3の区間決定処理によって決定されるガイド演奏区間とアドリブ演奏区間を示す図である。
アドリブ演奏区間とガイド演奏区間を示す情報の画面表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されている。そのため、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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