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公開番号2024054651
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022161020
出願日2022-10-05
発明の名称対話装置及び対話制御方法
出願人日産自動車株式会社
代理人弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類G10L 15/22 20060101AFI20240410BHJP(楽器;音響)
要約【課題】音声認識機能を修正し、発話の繰り返し抑制できる。対話装置を提供する。
【解決手段】ユーザの音声を認識して、前記ユーザとの対話を行う対話装置であって、コントローラ100は、音声認識エンジンを用いた音声認識機能により、ユーザの発話による音声コマンドを受け付け、音声コマンドを修正するための修正入力を検知した場合には修正モードを起動し、修正モードにおいて、音声認識機能で認識された音声コマンドを修正する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの音声を認識して、前記ユーザとの対話を行う対話装置であって、
音声認識エンジンを用いた音声認識機能により、前記ユーザの発話による音声コマンドを受け付けるコントローラを有し、
前記コントローラは、
前記音声コマンドを修正するための修正入力を検知した場合には、前記音声コマンドを修正する修正モードを起動し、
前記修正モードにおいて、前記音声認識機能により認識された前記音声コマンドを修正する対話装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1記載の対話装置であって、
前記コントローラは、前記ユーザによるスイッチ操作、及び/又は、前記ユーザによる特定コマンドの発話があった場合に、前記修正入力が検知されたと判定する対話装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載の対話装置であって、
前記コントローラは、
前記修正モードで修正された前記音声コマンドを含む音声が正常に認識できるように、前記音声認識エンジンを更新し、
前記ユーザのスイッチ操作により前記修正モードを終了するための操作入力を検知した場合には、前記修正モードを終了する対話装置。
【請求項4】
請求項1又は2記載の対話装置であって、
前記コントローラは、
前記修正モードにおいて、前記音声認識機能により認識された音声コマンドを単語で分割し、
分割された前記音声コマンドを、ディスプレイの表示画面に表示させて、
前記分割された前記音声コマンドのうち、前記ユーザにより選択された前記単語を修正する対話装置。
【請求項5】
請求項4記載の対話装置であって、
前記コントローラは、
前記分割された前記音声コマンドに含まれる単語毎に異なる表示形態で、前記ディスプレイの表示画面に表示させる対話装置。
【請求項6】
請求項4記載の対話装置であって、
前記コントローラは、
前記ユーザにより選択された前記単語の修正候補と、複数の前記修正候補と対応させた数字及び/又は記号とを、前記ディスプレイの表示画面に表示させて、
前記音声認識機能により認識された前記数字及び/又は前記記号に対応する前記修正候補で前記単語を修正する対話装置。
【請求項7】
請求項4記載の対話装置であって、
前記コントローラは、
前記音声認識機能により認識された音声に基づき、前記分割された音声コマンドのうち、修正対象となる修正対象単語を抽出し、
前記修正対象単語に対する複数の修正候補を、前記ディスプレイの表示画面に表示させる対話装置。
【請求項8】
請求項1又は2記載の対話装置であって、
前記コントローラは、
前記音声認識機能により認識された音声の音声認識精度を算出し、
前記音声認識精度が所定精度閾値より低い場合には、前記修正モードに関する画面をディスプレイの表示画面に表示させる対話装置。
【請求項9】
請求項8記載の対話装置であって、
前記コントローラは、
前記音声認識機能により受け付けた前記音声コマンドが第1音声コマンドである場合には、車両の運転に関連する運転関連機器を制御し、
前記音声認識機能により受け付けた前記音声コマンドが第2音声コマンドである場合には、車両の運転に関連しない運転非関連機器を制御し、
前記所定精度閾値は、前記第1音声コマンドに対して設定される第1精度閾値と、前記第2音声コマンドに対して設定される第2精度閾値とを含み、
前記第1精度閾値は前記第2精度閾値より高い対話装置。
【請求項10】
請求項1又は2記載の対話装置であって、
前記コントローラは、
前記音声認識機能により第1ユーザの音声を認識し、前記第1ユーザの音声に含まれる音声コマンドを受け付け、
前記修正モードにおいて、前記音声認識機能により第2ユーザの音声を認識し、前記第2ユーザの音声に基づき、前記第1ユーザの音声に含まれる音声コマンドを修正する対話装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、対話装置及び対話制御方法に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両の乗員の発話に応じて、応答を含むサービスを提供するエージェント装置が知られている(例えば特許文献1)。このエージェント装置は、認識部により乗員の発話に含まれる要求を認識し、認識された要求を複数のエージェント機能部に出力し、複数のエージェント機能部のそれぞれによってなされた結果に基づいて、複数のエージェント機能部のうち、乗員の発話に対する応答を行うエージェント機能部を選択する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-144274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来のエージェント装置において、認識部による音響処理で得られた音声が乗員の意図と異なる場合には、音声認識機能を修正することなく、再び同じ音声を発すると、認識部は再び誤って音声を処理することになるため、発話が繰り返されることになる。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、音声認識機能を修正し、発話の繰り返し抑制できる対話装置及び対話方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、音声認識エンジンを用いた音声認識機能により、ユーザの発話による音声コマンドを受け付け、音声コマンドを修正するための修正入力を検知した場合には修正モードを起動し、修正モードにおいて、音声認識機能で認識された音声コマンドを修正することによって、上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、音声認識機能を修正し、発話の繰り返し抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施の形態に係る対話サービスシステムを示すブロック図である。
図2は、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図3Aは、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図3Bは、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図3Cは、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図3Dは、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図3Eは、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図3Fは、図1のディスプレイの表示画面を示す図である。
図4Aは、本発明の変形例におけるディスプレイの表示画面を示す図である。
図4Bは、本発明の変形例におけるディスプレイの表示画面を示す図である。
図4Cは、本発明の変形例におけるディスプレイの表示画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る対話装置1の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る対話装置を示すブロック図である。対話装置は、車両に搭載された装置であって、ディスプレイ10と、ハンドルスイッチ20と、マイク30と、スピーカ40と、コントローラ100を備えている。本実施形態に係る対話装置は、音声処理機能を用いて乗員と対話して、乗員にサービスを提供するシステムと、ディスプレイの表示画面を制御するシステムを含んでいる。
【0010】
ディスプレイ10は、タッチパネル式のディスプレイであり、車両に搭載されている。タッチパネル式のディスプレイ10は、感圧センサを備え、接触操作時にディスプレイ10に与えられた押圧力を抵抗値や電圧などから測定することで、ユーザによるタッチ操作を検知する。感圧センサの機構は特に限定されず、出願時に知られた方法を適宜に用いることができる。またタッチパネルは、感圧式に限らず、静電式等、他の方式でもよい。ディスプレイ10は、ダッシュボードの正面部分のディスプレイ(センタディスプレイ)であり、運転席と助手席の間に配置されている。ディスプレイ10は、運転席に座った状態の乗員と助手席に座った状態の乗員がそれぞれ触れることができる位置に設けられている。また、ディスプレイ10は、必ずしもドライバーと助手席乗員の両乗員が触れる位置に配置する必要は無く、例えばドライバーのみが触れることが可能な位置に配置されてもよい。またディスプレイ10は、ダッシュボードに限らず、例えば後部座席の乗員が触れる位置に配置されてもよい。乗員は指又は指に代わる操作機器により、ディスプレイ10に触れるタッチ操作により、メニュー画面からアイコン、ボタン等を選択すると、ディスプレイ10の画面表示が遷移する。
(【0011】以降は省略されています)

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