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公開番号2024055304
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162123
出願日2022-10-07
発明の名称情報処理装置、電子楽器、制御方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G10H 1/18 20060101AFI20240411BHJP(楽器;音響)
要約【課題】ダンパーペダルを操作しなくても、ダンパーペダルの効果を良好に得ることができるようにする。
【解決手段】電子楽器の制御部は、鍵盤のいずれかの鍵が押鍵されるごとに、押鍵に応じて発音される音に関する特徴量を取得し、取得した特徴量に基づいて、押鍵に応じて発音される音の濁りやすさを示す指標値を算出し、算出した指標値に基づいて、ダンパーペダル機能のオンオフの切り替えを制御する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
操作子への操作に応じて取得される特徴量に基づいて、発音させる音の濁りやすさを示す指標値を取得し、取得された前記指標値に基づいて、ダンパーペダル機能のオンオフの切り替えを制御する制御部、
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記操作子への操作が検出されるごとに、取得された前記指標値が合算された合計値を取得し、取得された前記合計値が予め定められた閾値に達した場合に、前記ダンパーペダル機能を一旦オフに切り替えてからオンにするよう制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記特徴量として前記操作された操作子の音高及び/又はベロシティを取得し、取得した前記音高及び/又は前記ベロシティに基づいて、前記指標値を算出する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記指標値は、前記音高が低く、前記ベロシティが大きいほど大きくなる値である、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、複数の前記操作子が操作された場合に、和音であるか否かを判断し、和音であると判断した場合は、複数の前記操作子の操作を1つの操作とみなし、複数の前記操作子のそれぞれの操作に応じて取得される前記特徴量に基づいて、1つの前記指標値を算出する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、演奏する楽曲の拍子、テンポ、又はジャンルに基づいて、前記閾値を設定する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、複数の前記操作子が操作された場合に、和音であるか否かを判断し、和音であると判断した場合は、前記ダンパーペダル機能を一旦オフに切り替えてからオンにするよう制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記制御部は、1つの前記操作子の操作が検出されてから予め定められた時間内に所定数以上の操作子の操作が検出された場合に、和音であると判断する、
請求項5又は7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
請求項1~7のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
複数の操作子と、
を備える電子楽器。
【請求項10】
コンピュータが、
操作子への操作に応じて取得される特徴量に基づいて、発音させる音の濁りやすさを示す指標値を取得し、取得された前記指標値に基づいて、ダンパーペダル機能のオンオフの切り替えを制御する、
制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、電子楽器、制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子ピアノ等の電子楽器には、足で操作するスイッチとして、ダンパーペダル(サステインペダル)が設けられている。ダンパーペダルを踏むと、押鍵(キーオン)時には音を伸ばすことにより音の響きを豊かにし、音と音を滑らかにつなげることができる。また、離鍵(キーオフ)時には余韻を少なくする機能を持つ。このようにダンパーペダルには押鍵から離鍵までのエンベロープ維持と、豊かな響きをもたせる二つの大きな効果をもつ。
【0003】
しかし、演奏者がダンパーペダルを踏んだままにすると、音に濁りが生じる場合があるため、演奏者は、ダンパーペダルのON/OFFのタイミングを考えながら演奏する必要があり、演奏者の技術・経験が求められる。
【0004】
そこで、例えば、特許文献1には、電子鍵盤楽器において、サステインボタンをオンすることにより自動サステイン機能がオンされ、キーオンの楽音と発音中の楽音との音高差を求め、所定の規定値内である楽音については迅速に消音することで、初心者ユーザでも濁りのない楽音が発音できるようにしたことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-153919公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、キーオンの楽音と発音中の楽音との音高差が規定値より大きい場合であっても、多くの音が重なったり、低音が重なったり、音量の大きい音が重なったりすると、残響が大きく音が濁りやすくなり、良好な効果を得ることはできない。
【0007】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ダンパーペダルを操作しなくても、ダンパーペダルの効果を良好に得ることができるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明の情報処理装置は、
操作子への操作に応じて取得される特徴量に基づいて、発音させる音の濁りやすさを示す指標値を取得し、取得された前記指標値に基づいて、ダンパーペダル機能のオンオフの切り替えを制御する制御部、
を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ダンパーペダルを操作しなくても、ダンパーペダルの効果を良好に得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の情報処理装置を備える電子楽器の機能的構成を示すブロック図である。
電子楽器のエンベロープの一例を示す図である。
図1の制御部により実行されるダンパーペダル機能制御処理の流れを示すフローチャートである。
図1の制御部により実行されるダンパーペダル機能制御処理の流れを示すフローチャートである。
図3のステップS6において実行されるKeyON処理の流れを示すフローチャートである。
(a)は、単音からなる演奏の楽譜を示す図、(b)は、オートダンパーペダルモードをONにして図6(a)の楽譜を演奏した場合に、各押鍵においてダンパーペダル機能制御処理で取得又は算出される値を一覧にしたデータ表である。
(a)は、和音を伴う演奏の楽譜を示す図、(b)は、オートダンパーペダルモードをONにして図7(a)の楽譜を演奏した場合に、各押鍵において上記ダンパーペダル機能制御処理で取得又は算出される値を一覧にしたデータ表である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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