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公開番号2024054525
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022160791
出願日2022-10-05
発明の名称管楽器用スワブ
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類G10D 9/00 20200101AFI20240410BHJP(楽器;音響)
要約【課題】羽根よりも高い吸水性および品質の安定性を有し、かつ内径の小さい管楽器であっても内部の水分を十分に拭き取ることのできる管楽器用スワブを提供する。
【解決手段】管楽器用スワブ100は、下端11bから上端11aへ向けて幅が狭くなる台形または三角形の形状であるクロス部11と、クロス部11の下端11bに対して直交するようにクロス部11に取り付けられる軸部12と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
下端から上端へ向けて幅が狭くなる台形または三角形の形状であるクロス部と、
前記クロス部の前記下端に対して直交するように前記クロス部に取り付けられる軸部と、を備える、管楽器用スワブ。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記クロス部は、前記クロス部の前記上端と前記下端とをつなぐ斜辺に、1または複数の突起部を有する、請求項1に記載の管楽器用スワブ。
【請求項3】
前記軸部は、前記クロス部の前記上端側に位置する第1端と、前記第1端とは反対側の第2端とを有し、前記第1端の直径は3.0mm以下である、請求項1または請求項2に記載の管楽器用スワブ。
【請求項4】
前記クロス部は、1枚の布地が折り合わされて接着される、または複数枚の布地が重ねられて接着されることにより形成され、
前記クロス部の外周の少なくとも一部には、接着材が付着されない部分が設けられる、請求項1または請求項2に記載の管楽器用スワブ。
【請求項5】
前記クロス部の前記上端において前記接着材は付着されず、
前記軸部は、前記クロス部の前記上端側に位置する第1端と、前記第1端とは反対側の第2端とを有し、
前記軸部の前記第1端は、前記クロス部の前記上端から前記下端側に向けて離れた位置に設けられる、請求項4に記載の管楽器用スワブ。
【請求項6】
前記軸部は、前記第1端へ向けて直径が小さくなるテーパー形状である、請求項1または請求項2に記載の管楽器用スワブ。
【請求項7】
前記軸部は、第1軸部材と、前記第1軸部材とは分割可能な第2軸部材とを含んでいる、請求項1または請求項2に記載の管楽器用スワブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、オーボエおよびクラリネットなどの管楽器に用いられるスワブに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【0002】
従来、管楽器の内部に付着している水分を拭き取るための道具として、布地の端に紐と錘が取り付けられたスワブが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、管楽器の内部に付着している水分等を掻き出すための道具として、天然の羽根が用いられることもある(例えば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-026037号公報
特開平9-50277号公報
【非特許文献】
【0004】
株式会社永江楽器,“オーボエ 掃除用羽根 小(リード用) 3枚セット”,[online],[令和4年9月6日検索],インターネット<URL:https://www.nagae-g.co.jp/fs/inst/swb_xt_hanes>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1または特許文献2に開示されているようなスワブを用いる場合、当該スワブを管楽器の内部に挿入する。しかしながら、オーボエのリード挿入口など、内径が特に小さい部分にはスワブを挿通させることが困難であるという問題があった。一方、非特許文献1に開示されているような羽根では、内径が特に小さい部分に挿入可能であるものの、スワブの布地ほどの吸水性を有しておらず、かつ形状および品質にばらつきがある。
【0006】
本開示は、羽根よりも高い吸水性および品質の安定性を有し、かつ内径の小さい管楽器であっても内部の水分を十分に拭き取ることのできる管楽器用スワブを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の管楽器用スワブは、下端から上端へ向けて幅が狭くなる台形または三角形の形状であるクロス部と、前記クロス部の前記下端に対して直交するように前記クロス部に取り付けられる軸部と、を備える。
【0008】
このような構成により、内径の小さい管楽器であっても、クロス部の上端側を当該管楽器の内部に挿入することができるため、当該管楽器の内部に付着した水分を十分に拭き取ることができる。また、管楽器用スワブの全体の形状が羽根のような形状であるため、管楽器用の掃除に天然の羽根を用いるユーザにも受け入れられやすい管楽器用スワブを実現することができる。また、天然の羽根と比較して、品質の安定性を確保することができる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、羽根よりも高い吸水性および品質の安定性を有し、かつ内径の小さい管楽器であっても内部の水分を十分に拭き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の実施の形態に係るスワブの一例を示す図である。
図2は、図1に示すクロス部の展開図を示す図である。
図3は、図1に示す第1軸部材の詳細な構成を示す図である。
図4は、図1に示す第2軸部材の詳細な構成を示す図である。
図5は、本開示の実施の形態に係るスワブの変形例1を示す図である。
図6は、本開示の実施の形態に係るスワブの変形例2を示す図である。
図7は、本開示の実施の形態に係るスワブの変形例3を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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