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公開番号2024049662
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156021
出願日2022-09-29
発明の名称出力制御装置、出力制御方法、およびプログラム
出願人ヤマハ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04R 3/00 20060101AFI20240403BHJP(電気通信技術)
要約【課題】音量感に合わせて適切に出力値を調整する。
【解決手段】本開示の一態様は、時間軸で振幅が変化する音信号の振幅変化の傾きを判定する傾き判定部と、前記傾き判定部により判定された前記傾きに基づいて時定数を設定する設定部と、前記設定部により設定された前記時定数に基づいて前記音信号に関する出力値を制御する制御部と、を備える、出力制御装置である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
時間軸で振幅が変化する音信号の振幅変化の傾きを判定する傾き判定部と、
前記傾き判定部により判定された前記傾きに基づいて時定数を設定する設定部と、
前記設定部により設定された前記時定数に基づいて前記音信号に関する出力値を制御する制御部と、
を備える、出力制御装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記傾き判定部は、前記音信号の振幅が上昇するときの傾き、および前記音信号の振幅が下降するときの傾きを判定し、
前記設定部は、前記時定数として、前記音信号の振幅が上昇するときの傾きに基づく上昇時時定数、および前記音信号の振幅が下降するときの傾きに基づく下降時時定数を設定し、
前記制御部は、前記音信号の振幅が上昇しているときには前記上昇時時定数に基づいて前記出力値を制御し、前記音信号の振幅が下降しているときには前記下降時時定数に基づいて前記出力値を制御する、
請求項1に記載の出力制御装置。
【請求項3】
時間軸で振幅が変化する音信号に基づいて楽器を識別する楽器識別部と、
前記楽器識別部により識別された前記楽器に基づいて時定数を設定する設定部と、
前記設定部により設定された前記時定数に基づいて前記音信号に関する出力値を制御する制御部と、を備え、
前記時定数は、前記楽器に対応した前記音信号の振幅変化の傾きに基づいて設定される、出力制御装置。
【請求項4】
前記設定部は、前記楽器識別部により識別された前記楽器、および前記音信号の旋律に基づいて前記時定数を設定する、請求項3に記載の出力制御装置。
【請求項5】
前記音信号の旋律は、前記音信号の継続長、強弱、音程、同時発音数、連続発音数、発音時間間隔の少なくとも一つを含む、請求項4に記載の出力制御装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記出力値として前記音信号の振幅を表示するメータ値を制御する、請求項1から5のうち何れか1項に記載の出力制御装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記出力値として音量値を制御する、請求項1から5のうち何れか1項に記載の出力制御装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記設定部により設定された前記時定数に基づいて、前記音信号の基準値を、前記音量値として算出する、請求項7に記載の出力制御装置。
【請求項9】
時間軸で振幅が変化する音信号の振幅変化の傾きを判定し、または前記音信号に基づいて楽器を識別する判定部と、
前記音信号の所定区間ごとに、前記判定部により判定された前記音信号の振幅変化の傾き、または前記判定部により識別された前記楽器に対応した前記音信号の振幅変化の傾きに基づいて時定数を設定する設定部と、
前記設定部により設定された前記所定区間ごとの前記時定数に基づいて前記音信号に関する出力値を制御する制御部と、
を備える、出力制御装置。
【請求項10】
時間軸で振幅が変化する音信号を取得するステップと、
前記音信号の振幅変化の傾きを判定するステップと、
前記傾きに基づいて時定数を設定するステップと、
前記時定数に基づいて前記音信号に関する出力値を制御するステップと、
を含む、出力制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、出力制御装置、出力制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、オーディオ信号のレベルを表示する技術として特許文献1が知られている。特許文献1に記載された表示制御装置は、オーディオ信号のレベル変化を表示するレベルメータを制御するための表示制御装置であって、オーディオ信号のレベルの減衰変化に対するレベルメータの表示遅れ時間を可変設定する設定部と、設定部に設定された表示遅れ時間とオーディオ信号のレベルに基づいてレベルメータに表示するレベル値を制御する制御部とを備える(請求項1を参照)。
【0003】
また、特許文献1には、オーディオ信号の供給源を示す種類(楽器種類)毎に、その種類に適した表示遅れ時間を予め規定した表示遅れ時間情報を記憶する記憶部を更に備え、設定部は、記憶部に記憶された表示遅れ時間情報に基づいて、オーディオ信号の供給源を示す種類に応じた表示遅れ時間を設定することが記載されている(請求項2、段落0018を参照)。
【0004】
さらに、特許文献1には、オーディオ信号のレベルが減衰するときは、表示遅れ時間に基づいて実際のレベルの減衰変化よりも遅れて該レベルの減衰変化を示すようにレベル値を制御する一方、該オーディオ信号のレベルが増加するときは、減衰するときよりも短い時間で実際のレベルの増加変化に追従して該レベルの増加変化を示すようにレベル値を制御することが記載されている(請求項4を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-174225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1の技術は、楽器種類またはオーディオ信号のレベルの変化に対するレベルメータの表示遅れ時間を可変設定しているが、多種多様に変化するオーディオ信号に対し、人間が感じる音量(音量感)に合わせて適切に出力値を調整することができない場合があった。
【0007】
以上の事情を考慮して、本開示のひとつの態様は、音量感に合わせて適切に出力値を調整することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は上述した課題を解決するためになされたもので、本開示の一態様は、時間軸で振幅が変化する音信号の振幅変化の傾きを判定する傾き判定部と、前記傾き判定部により判定された前記傾きに基づいて時定数を設定する設定部と、前記設定部により設定された前記時定数に基づいて前記音信号に関する出力値を制御する制御部と、を備える、出力制御装置である。
【0009】
本開示の一態様は、時間軸で振幅が変化する音信号に基づいて楽器を識別する楽器識別部と、前記楽器識別部により識別された前記楽器に基づいて時定数を設定する設定部と、記設定部により設定された前記時定数に基づいて前記音信号に関する出力値を制御する制御部と、を備え、前記時定数は、前記楽器に対応した前記音信号の振幅変化の傾きに基づいて設定される、出力制御装置である。
【0010】
本開示の一態様は、時間軸で振幅が変化する音信号の振幅変化の傾きを判定し、または前記音信号に基づいて楽器を識別する判定部と、前記音信号の所定区間ごとに、前記判定部により判定された前記音信号の振幅変化の傾き、または前記判定部により識別された前記楽器に対応した前記音信号の振幅変化の傾きに基づいて時定数を設定する設定部と、前記設定部により設定された前記所定区間ごとの前記時定数に基づいて前記音信号に関する出力値を制御する制御部と、を備える、出力制御装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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