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公開番号2024064658
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173416
出願日2022-10-28
発明の名称遮音パネル及び遮音壁用ユニット
出願人岐阜プラスチック工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G10K 11/16 20060101AFI20240507BHJP(楽器;音響)
要約【課題】遮音性に優れた遮音パネルを提供する。
【解決手段】複数のセルが内部に並設された中空板材10と、中空板材10の主面10aに沿って配置された遮音板20と、中空板材10の側面10c及び遮音板20の側面20cを支持する長尺状のフレーム40とを備えた遮音パネル1であって、中空板材10の一方の主面10aには、セルの内外を連通する連通孔が複数形成され、遮音板20は、連通孔が形成された主面10aとの間に空間を介して対向配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数のセルが内部に並設された中空板材と、前記中空板材の主面に沿って配置された遮音板と、前記中空板材の側面及び前記遮音板の側面を支持する長尺状のフレームとを備えた遮音パネルであって、
前記中空板材の一方の主面には、前記セルの内外を連通する連通孔が複数形成され、
前記遮音板は、前記連通孔が形成された主面との間に空間を介して対向配置されていることを特徴とする遮音パネル。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記遮音板は、表面保護板と、前記表面保護板より前記中空板材側で前記表面保護板の主面を覆うように配置された遮音シートとの積層体として構成されており、
前記遮音シートは、前記表面保護板より剛性が低い材質であるとともに、前記表面保護板の主面の少なくとも一部に接合していることを特徴とする請求項1に記載の遮音パネル。
【請求項3】
前記フレームは、前記中空板材の主面及び前記遮音板の主面のそれぞれを支持する一対の側壁と、一対の前記側壁を連結するとともに前記中空板材及び前記遮音板の側面に沿って延びる連結壁とを備え、
前記フレームは、前記連結壁の外側面に長手方向に延びる凸条が形成された第1フレームと、前記連結壁の外側面に長手方向に延びる凹条が形成された第2フレームとを備えていることを特徴とする請求項1に記載の遮音パネル。
【請求項4】
前記連結壁は、長手方向に延びる第1中空部が形成された二重壁構造をなし、
前記側壁は、長手方向に延びる第2中空部が形成された二重壁構造をなしていることを特徴とする請求項3に記載の遮音パネル。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の遮音パネルと、一対の前記遮音パネル同士を連結する連結部材とを備えた遮音壁用ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遮音パネル及び遮音壁用ユニットに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
騒音源の周囲に設置して、不快な騒音が外部へ漏れることを抑制するための吸音パネルが知られている。吸音パネルとしては、例えば、ロックウールやグラスウール等の繊維板材からなるものや、内部にハニカム構造が形成された中空構造を有する樹脂板材からなるものが知られている。
【0003】
特許文献1には、内部に複数のセルが区画されたハニカム構造をなす板状のコア層と、コア層の一対の主面のそれぞれに接合されたスキン層とを有する樹脂板材からなる吸音構造体に係る発明が記載されている。一方の主面に接合されたスキン層には、セルの内外を連通するように複数の連通孔が設けられている。連通孔は、セルの内部空間にその開口縁が位置するような形状に形成されている。これにより、連通孔を介してセルの内部空間に入った音圧が効果的に低減される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-65026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、不快な騒音の漏れを抑制するためには、遮音性を向上させることも重要である。そのため、遮音性に優れた遮音パネルが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明の遮音パネルは、複数のセルが内部に並設された中空板材と、前記中空板材の主面に沿って配置された遮音板と、前記中空板材の側面及び前記遮音板の側面を支持する長尺状のフレームとを備えている。前記中空板材の一方の主面には、前記セルの内外を連通する連通孔が複数形成され、前記遮音板は、前記連通孔が形成された主面との間に空間を介して対向配置されている。
【0007】
上記の構成によれば、遮音板により遮音性が向上する。また、遮音板が中空板材との間に空間を介して対向配置されていることで、遮音板と中空板材との二重壁構造となる。これにより、遮音板が板振し易くなって遮音性がより向上する。
【0008】
上記の構成において、前記遮音板は、表面保護板と、前記表面保護板より前記中空板材側で前記表面保護板の主面を覆うように配置された遮音シートとの積層体として構成されており、前記遮音シートは、前記表面保護板より剛性が低い材質であるとともに、前記表面保護板の主面の少なくとも一部に接合していることが好ましい。
【0009】
上記の構成によれば、遮音板は、相対的に剛性が低い遮音シートと、相対的に剛性が高い表面保護板とで構成されている。つまり、遮音板の一部がより柔軟性のある遮音シートに置換された状態となっている。そのため、表面保護板のみで形成された遮音板に比べて撓み易くなる。また、遮音シートは、少なくとも一部で表面保護板に接合されているため、遮音シートと表面保護板との間での共鳴の影響が抑制される。遮音性に優れた遮音パネルが得られる。
【0010】
上記の構成において、前記フレームは、前記中空板材の主面及び前記遮音板の主面のそれぞれを支持する一対の側壁と、一対の前記側壁を連結するとともに前記中空板材及び前記遮音板の側面に沿って延びる連結壁とを備え、前記フレームは、前記連結壁の外側面に長手方向に延びる凸条が形成された第1フレームと、前記連結壁の外側面に長手方向に延びる凹条が形成された第2フレームとを備えていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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