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公開番号2024075468
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-03
出願番号2023093042
出願日2023-06-06
発明の名称楽器用ナット
出願人ヤマハ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G10D 13/10 20200101AFI20240527BHJP(楽器;音響)
要約【課題】操作子によってクランプジョーを閉位置に保持する機構を有しながら、不意にスタンドから外れてしまうことを抑制できる楽器用ナットを提供する。
【解決手段】楽器用ナット1は、スタンド2を通す開口部25を有し、開口部にスタンドを通した状態において開位置と閉位置P21との間で開口部の大きさを変えるクランプジョー20と、閉位置において、クランプジョーに直接力を加えて、クランプジョーをスタンドに締め付ける弾性部材30と、押込み部43及び先端部42を有する操作子40と、内部にクランプジョー、弾性部材及び操作子を有するハウジング10と、を備える。閉位置においては、先端部が、クランプジョー及びハウジングに接触してクランプジョーが開くのを妨げる。開位置においては、先端部が弾性部材を押してクランプジョーに加えられた力を解放し、押込み部がクランプジョーを押し広げる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
スタンドを通す開口部を有し、前記開口部に前記スタンドを通した状態において開位置と閉位置との間で前記開口部の大きさを変えるクランプジョーと、
前記閉位置において、前記クランプジョーに直接力を加えて、前記クランプジョーを前記スタンドに締め付ける弾性部材と、
押込み部及び先端部を有する操作子と、
内部に前記クランプジョー、前記弾性部材及び前記操作子を有するハウジングと、を備え、
前記閉位置においては、前記先端部が、前記クランプジョー及び前記ハウジングに接触して前記クランプジョーが開くのを妨げ、
前記開位置においては、前記先端部が前記弾性部材を押して前記クランプジョーに加えられた前記力を解放し、前記押込み部が前記クランプジョーを押し広げる楽器用ナット。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記弾性部材は、前記クランプジョーの回転軸に取り付けられた捩りばねである請求項1に記載の楽器用ナット。
【請求項3】
前記クランプジョーは、2つの部品からなり、
前記2つの部品は、前記クランプジョーの回転軸に取り付けられる請求項1又は請求項2に記載の楽器用ナット。
【請求項4】
前記弾性部材は、前記閉位置において前記クランプジョーに直接力を加えることで、楽器用ナットが前記スタンドに対して回転することを妨げる請求項1又は請求項2に記載の楽器用ナット。
【請求項5】
前記開口部に前記スタンドが通っていないことで前記閉位置よりも前記開口部の大きさが小さくなるレスト位置では、前記クランプジョーが前記操作子から離れている請求項1又は請求項2に記載の楽器用ナット。
【請求項6】
前記操作子は、前記クランプジョーの前記閉位置から前記開位置への移動を規制する第一位置と、前記クランプジョーを前記開位置に保持させる第二位置との間で移動可能とされ、
前記ハウジングに対して、前記操作子を前記第二位置側から前記第一位置まで弾性的に押す弾性押し構造、をさらに備える請求項1又は請求項2に記載の楽器用ナット。
【請求項7】
前記弾性押し構造は、前記操作子と、前記ハウジングの内面に設けられた凸部と、を有し、
前記操作子の前記先端部は、前記押込み部に対して弾性的に撓み変形可能とされ、
前記凸部は、前記第一位置に配置された前記操作子の前記先端部に対して、前記操作子が前記第一位置から前記第二位置に向かう方向に位置することで、前記操作子が前記第一位置から前記第二位置に向けて移動するにしたがって前記先端部を押して弾性的に撓み変形させ、
前記先端部が撓み変形した弾性力によって前記操作子が前記第二位置側から前記第一位置まで弾性的に押される請求項6に記載の楽器用ナット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、楽器用ナットに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、楽器をスタンドに簡単に取り付けるためのクイックリリースクランプ(楽器用ナット)が開示されている。クイックリリースクランプは、スタンドを通す開口部と、開口部にスタンドを通した状態で閉位置と開位置との間で開口部の大きさを変えるクランプジョーと、クランプジョーの位置を変えるための操作子と、これら開口部、クランプジョー及び操作子を内部に配置したハウジングと、操作子とハウジングとの間に設けられた弾性部材と、を有する。
【0003】
このクイックリリースクランプにおいては、操作子が弾性部材の力によって押されて所定位置に保持されることで、操作子がクランプジョーを閉位置に保持する。また、操作子が弾性部材の力に抗うように操作されることで、クランプジョーを閉位置から開位置に移動させる。クランプジョーが閉位置に保持されることで、クイックリリースクランプがスタンドに取り付けられる。また、クランプジョーが開位置に移動することで、スタンドに対するクイックリリースクランプの取付状態が解除される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第11170745号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のクイックリリースクランプにおいて、クランプジョーは、操作子によって閉位置に保持されるだけであり、閉位置においてスタンドに押し付けられない。このため、クイックリリースクランプがスタンドに対して動いてスタンドから外れる可能性がある。例えば、クランプジョーが操作子によって閉位置に保持された状態で、クランプジョーの雌ねじとスタンドの雄ねじとがかみ合っていても、クイックリリースクランプがスタンドに対して回転して外れてしまう可能性がある。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、操作子によってクランプジョーを閉位置に保持する機構を有しながら、不意にスタンドから外れてしまうことを抑制できる楽器用ナットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、スタンドを通す開口部を有し、前記開口部に前記スタンドを通した状態において開位置と閉位置との間で前記開口部の大きさを変えるクランプジョーと、前記閉位置において、前記クランプジョーに直接力を加えて、前記クランプジョーを前記スタンドに締め付ける弾性部材と、押込み部及び先端部を有する操作子と、内部に前記クランプジョー、前記弾性部材及び前記操作子を有するハウジングと、を備え、前記閉位置においては、前記先端部が、前記クランプジョー及び前記ハウジングに接触して前記クランプジョーが開くのを妨げ、前記開位置においては、前記先端部が前記弾性部材を押して前記クランプジョーに加えられた前記力を解放し、前記押込み部が前記クランプジョーを押し広げる楽器用ナット。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、操作子によってクランプジョーを閉位置に保持する機構を有しながら、不意にスタンドから外れてしまうことを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第一実施形態に係る楽器用ナットを示す外観図である。
図1の楽器用ナットの使用例を示す斜視図である。
図1の楽器用ナットの分解斜視図である。
図1の楽器用ナットにおいて、クランプジョーが閉位置に配置された状態を示す平面図である。
図1の楽器用ナットにおいて、クランプジョーが開位置に配置された状態を示す平面図である。
図1の楽器用ナットにおいて、クランプジョーがレスト位置に配置された状態を示す平面図である。
本発明の第二実施形態に係る楽器用ナットの分解斜視図である。
図7の楽器用ナットにおいて、クランプジョーが閉位置に配置された状態を示す平面図である。
図7の楽器用ナットにおいて、クランプジョーが開位置に配置された状態を示す平面図である。
本発明の第三実施形態に係る楽器用ナットであって、クランプジョーが閉位置に配置された状態を示す平面図である。
図9の楽器用ナットにおいて、クランプジョーが開位置に配置された状態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第一実施形態>
以下、図1~図6を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
図1に示すように、楽器用ナット1は、雌ねじ29を有する。楽器用ナット1は、例えば図2に示すように、スタンド2に取り付けられることで、楽器の一例であるシンバル3をスタンド2に保持する。具体的には、楽器用ナット1をスタンド2の先端部4に挿通させ、当該楽器用ナット1の雌ねじ29(図1参照)をスタンド2の先端部4に形成された雄ねじ(不図示)に噛み合わせる。これにより、楽器用ナット1がスタンド2に取り付けられ、当該楽器用ナット1によってシンバル3をスタンド2に保持することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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