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公開番号2024077977
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022190249
出願日2022-11-29
発明の名称プログラム
出願人ヤマハ株式会社
代理人弁理士法人 楓国際特許事務所
主分類G10H 1/06 20060101AFI20240603BHJP(楽器;音響)
要約【課題】利用している音響機器において入力音を目的の音に近づけるためのパラメータを利用者に提示するプログラムを提供する。
【解決手段】音響機器のパラメータ出力方法は、音響機器に音信号を入力し、前記音響機器の訓練用出力音と、前記音響機器の訓練用入力音と、前記音響機器で行う音処理のパラメータと、の関係を訓練した訓練済モデルを用いて、前記音響機器において利用者から受け付けるパラメータに係る情報を求め、前記情報を出力する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
音信号を入力し、
音響機器の訓練用出力音と、前記音響機器の訓練用入力音と、前記音響機器で行う音処理のパラメータと、の関係を訓練した訓練済モデルを用いて、入力した前記音信号から、前記音響機器において利用者から受け付けるパラメータに係る情報を求め、
前記情報を出力する、
処理を情報処理装置に実行させるプログラム。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記訓練用入力音は、利用者の演奏音に対応し、
前記訓練用出力音は、目標の音色の音に対応し、
前記パラメータは、前記利用者の演奏音を前記目標の音色の音に近づけるための前記音処理のパラメータに対応し、
前記出力は、前記情報を表示器に表示する処理を含む、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記訓練は、前記訓練用入力音の音響特徴量と前記訓練用出力音の音響特徴量と前記パラメータとの関係を訓練する処理を含み、
前記入力した音信号の前記音響特徴量を求めて、該音響特徴量と前記訓練済モデルとに基づいて前記パラメータに係る情報を求める、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記音響特徴量は、歪み音の音響特徴量を含む、
請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記音響特徴量は、歪み前の音信号または歪み後の音信号に係る周波数特性を含む、
請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記音響特徴量は、スペクトル包絡を含む、
請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項7】
前記音処理はエフェクト処理を含み、
前記パラメータは、前記エフェクト処理のパラメータを含む、
請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項8】
前記音響機器は、複数の音響機器の入出力特性をモデル化した複数の音響処理モデルを有し、
前記パラメータは、前記複数の音響処理モデルのうち利用する音響処理モデルを指定する情報を含む、
請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明の一実施形態は、音響機器のパラメータを出力するプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の電子楽器は、複数のエフェクタが機能的に直列的に接続されてなるエフェクトモジュールと、エフェクトモジュールを構成する各エフェクタの入力側又は出力側に配置された複数の乗算器と、エフェクトモジュールにおける第1の特性の変更を指示する第1の操作部としてのRATIO操作部と、RATIO操作部の操作に応じて、エフェクトモジュールにおける第1の特性が指示された特性となるように、複数の乗算器の増幅率を一括して同時的に変化させるDSPの演算部と、を備えている。
【0003】
特許文献2の歪付与装置は、入力された音声信号を、利用者が設定した減衰率に基づいて減衰させ、前記減衰後の音声信号を増幅する第一増幅手段と、前記第一増幅手段と直列に接続された第二増幅手段と、前記第一増幅手段の出力端と前記第二増幅手段の入力端との間に接続され、前記第二増幅手段の入力電圧を所定の歪み電圧に制限する制限手段と、を有する。前記制限手段は、前記減衰率に基づいて前記歪み電圧を決定する。
【0004】
特許文献3の楽音信号処理装置は、ピッチ検出成否情報がピッチの検出を否とする情報である場合には、前記歪信号生成手段により生成される、前記弦操作により得られる楽音信号を加工した前記歪信号を出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-160102号公報
特開2020-76928号公報
特開2019-8333号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の先行技術は、いずれも、信号処理により音信号を目的の音信号に補正するものである。
【0007】
本開示のひとつの態様は、利用している音響機器において入力音を目的の音に近づけるためのパラメータを利用者に提示するプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態に係る音響機器のパラメータ出力方法は、音響機器に音信号を入力し、前記音響機器の訓練用出力音と、前記音響機器の訓練用入力音と、前記音響機器で行う音処理のパラメータと、の関係を訓練した訓練済モデルを用いて、前記音響機器において利用者から受け付けるパラメータに係る情報を求め、前記情報を出力する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一実施形態によれば、利用している音響機器において入力音を目的の音に近づけるためのパラメータを利用者に提示できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
音響システム1の構成を示す図である。
ギターアンプ11の構成を示すブロック図である。
ユーザI/F102の一例を示す外観図である。
利用者端末12の主要構成を示すブロック図である。
アプリケーションプログラムに係る表示画面の一例を示す、利用者端末12の外観図である。
ギターアンプ11のCPU104により実現されるパラメータ出力方法の機能的構成を示すブロック図
当該パラメータ出力方法の動作を示すフローチャートである。
入力したエレキギター10の演奏音の音信号の周波数特性(input)とスペクトル包絡(envelope)を示す図である。
目標の音色情報として、エレキギターの演奏音に、ある歪みのエフェクトを施した音信号の周波数特性(distorted:type1)とスペクトル包絡(envelope)を示す図である。
アプリケーションプログラムに係る表示画面の一例を示す、利用者端末12の外観図である。
訓練済モデルの生成装置が行う訓練済モデルの生成方法の動作を示すフローチャートである。
変形例6に係るユーザI/F102の一例を示す外観図である。
音響システム1Aの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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