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公開番号2024080167
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193121
出願日2022-12-01
発明の名称情報処理装置及び情報処理プログラム
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G10K 11/175 20060101AFI20240606BHJP(楽器;音響)
要約【課題】対象空間におけるコミュニケーションの取りやすさを向上させることができる情報処理装置及び情報処理プログラムを得る。
【解決手段】情報処理装置10は、人が発した音声を示す音声情報の1セグメント毎の感情解析を行い、ポジティブな印象を与える発話に残響効果を付加することで、音声の内容が認識できず、かつ、対象空間に存在する複数の人の少なくとも一部の人の感情にポジティブな影響を与える背景音を示す背景音情報を作成する作成部11Aと、対象空間において背景音情報が示す背景音を再生する制御を行う制御部11Cと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
人が発した音声を示す音声情報の1セグメント毎の感情解析を行い、ポジティブな印象を与える発話に残響効果を付加することで、音声の内容が認識できず、かつ、対象空間に存在する複数の人の少なくとも一部の人の感情にポジティブな影響を与える背景音を示す背景音情報を作成する作成部と、
前記対象空間において前記背景音情報が示す背景音を再生する制御を行う制御部と、
を備えた情報処理装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記作成部は、前記ポジティブな印象を与える発話を無作為に配置したものに残響効果を付加することで前記背景音情報を作成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記対象空間における音声を示す対象空間音声情報を取得する取得部を更に備え、
前記制御部は、前記対象空間音声情報が示す音声の大きさに応じて、前記背景音の再生の大きさを調整する、
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記ポジティブな印象を与える発話は、喜び、感謝、安らぎ、興味、幸せ、及び希望の少なくとも1種類の印象を与える発話である、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
人が発した音声を示す音声情報の1セグメント毎の感情解析を行い、ポジティブな印象を与える発話に残響効果を付加することで、音声の内容が認識できず、かつ、対象空間に存在する複数の人の少なくとも一部の人の感情にポジティブな影響を与える背景音を示す背景音情報を作成し、
前記対象空間において前記背景音情報が示す背景音を再生する制御を行う、
処理をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、音環境の改善のために適用することのできる技術として、次の技術があった。
【0003】
特許文献1には、騒音に応じたより的確なマスキング音の生成を行い、作業者への騒音の影響の低減をより的確に提供することを目的とした作業環境改善システムが開示されている。
【0004】
この作業環境改善システムは、所定の空間内で作業を行う作業者の騒音に関する作業環境をマスキング音出力手段からのマスキング音の出力によってより良好なものとするための作業環境改善システムにおいて、前記作業者の前記空間内での所在位置を認識する作業者位置認識手段と、前記騒音の種類及び位置等の騒音情報を取得する騒音情報取得手段と、を有する。また、この作業環境改善システムは、該騒音情報取得手段により取得した騒音情報に基づいて前記作業者の前記騒音に対する感受性を弱めるためのマスキング音の種類を決定するマスキング音決定手段と、予め設定した前記作業者の前記騒音に対する感受性を弱めるために良好な音像定位情報を有し、該音像定位情報に基づいて前記マスキング音出力手段によるマスキング音の音像定位を行うマスキング音制御部と、を有する。そして、この作業環境改善システムは、前記マスキング音制御部は、前記作業者位置認識手段からの作業者の所在位置情報と、前記マスキング音決定手段からのマスキング音の種類情報と、前記良好な音像定位情報と、に基づいて、マスキング音の音像定位を行うことを特徴とする。
【0005】
また、特許文献2には、執務(業務)環境を改善し、それによってオフィスワーカーやエンジニア、ワーキングウーマン等の労働者個人の知的活動を活性化させることができ、各労働者の知的生産性を向上させることを目的とした知的生産性向上支援システムが開示されている。
【0006】
この知的生産性向上支援システムは、所定容積の小空間と、前記小空間に存在する労働者が周囲で発生する暗騒音を聞き取ることが可能な音圧レベルであって、前記労働者が無意識のうちにリフレッシュすることが可能かつ知的活動を活性化させることが可能な所定の付加音を前記小空間に発音させる付加音発音手段とから形成され、前記付加音の音圧レベルが、前記暗騒音の音圧レベルに対して-6dB~+8dBの範囲にあり、前記付加音発音手段によって発音された付加音が、前記暗騒音に加わって前記小空間に存在する労働者の気持ちをリラックスさせ又は労働者の知的活動を活性化させることを特徴とする。
【0007】
更に、特許文献3には、会話を伴う執務と会話を伴わない執務とが混在する場合に、執務者らの集中力低下を防止できるようにすることを目的とした執務環境調整システムが開示されている。
【0008】
この執務環境調整システムは、複数の執務領域を有する執務室の執務環境を調整する執務環境調整システムであって、前記執務室の全体を照らすアビエント照明部と、前記複数の執務領域のそれぞれを前記アビエント照明よりも高い照度で照らす複数のタスク照明部と、前記複数の執務領域のそれぞれに向けて音を流す複数のサウンドマスキング部と、を備えている。また、この執務環境調整システムは、前記複数の執務領域のうち、現に執務が行われる現行執務領域を選択する選択部と、前記現行執務領域に対して前記タスク照明部を点灯すると共に、前記現行執務領域又は前記現行執務領域に隣接する隣接領域に対して前記サウンドマスキング部を鳴らす制御部と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2017-146517号公報
特開2020-181539号公報
特開2014-154483号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、近年、様々な人が個々に作業をしているオープンプランのオフィス等において、他人の声が気になり、かつ、話しにくい静かな音環境となっている場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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