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公開番号2024066012
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022175186
出願日2022-11-01
発明の名称音低減・増幅装置
出願人清水建設株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G10K 11/178 20060101AFI20240508BHJP(楽器;音響)
要約【課題】音低減モードと音増幅モードの2つのモードを有する音低減・増幅装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る音低減・増幅装置1は、第1面11と、前記第1面11と表裏の関係にある第2面12とを有するシート状基材10と、前記第1面11に配され、音を集音し、集音された音を音信号に変換するマイクロフォン20と、前記マイクロフォン20から出力される音信号と逆位相の音信号を生成する逆位相音信号生成部と、前記第2面12に配され、前記マイクロフォン20から出力される音信号、又は前記逆位相音信号生成部で生成された逆位相の音信号のいずれかの音信号が入力され振動するスピーカー60と、前記スピーカー60に対して、前記マイクロフォン20から出力される音信号を入力するか、前記逆位相信号生成部で生成された逆位相の音信号を入力するかを切換する切換部40と、からなることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1面と、前記第1面と表裏の関係にある第2面とを有するシート状基材と、
前記第1面に配され、音を集音し、集音された音を音信号に変換するマイクロフォンと、
前記マイクロフォンから出力される音信号と逆位相の音信号を生成する逆位相音信号生成部と、
前記第2面に配され、前記マイクロフォンから出力される音信号、又は前記逆位相音信号生成部で生成された逆位相の音信号のいずれかの音信号が入力され振動するスピーカーと、
前記スピーカーに対して、前記マイクロフォンから出力される音信号を入力するか、前記逆位相信号生成部で生成された逆位相の音信号を入力するかを切換する切換部と、からなることを特徴とする音低減・増幅装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記逆位相音信号生成部には推定機能が含まれることを特徴とする請求項1に記載の音低減・増幅装置。
【請求項3】
前記推定機能は、前記シート状基材の音響透過損失特性に基づいた推定を行うことを特徴とする請求項2に記載の音低減・増幅装置。
【請求項4】
前記スピーカーがフィルムスピーカーであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の音低減・増幅装置。
【請求項5】
前記シート状基材が可撓性を有するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の音低減・増幅装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パーティションなどに好適に用い得る音低減・増幅装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
コミュニケーションの活性化等を目的として、壁やハイパーティションのないオープンプランオフィスが増加している。オープンプランオフィスでは、ローパーティションなどにより、打合せスペースと、執務スペースとを区切るようなケースが多い。このようなローパーティションを用いた区画分けを行うと、打合せスペースにおける打合せなどの声が周囲に広がることで、周囲の執務者の作業妨害、或いは、プライバシーや機密情報の漏洩などといった音の伝搬による問題が生じやすい。
【0003】
新型コロナウイルスなどの感染症の拡大に伴い、TV会議システムを用いた打合せが普及しているが、このような打合せでは、TV会議システムのスピーカーから発生する音が周囲に伝搬し、執務者の作業効率が低下したり、TV会議システムのマイクロフォンに執務スペース側からの音が入ることによって、情報漏洩が発生する可能性が高まったりする問題があった。
【0004】
上記のような種々の問題に対して、特許文献1(特開2012-159740号公報)においては、サウンドマスキングシステムを導入することでこれらを解決することが提案されている。特許文献1記載のサウンドマスキングシステムは、天井と、天井裏の空間に配置されマスキング音を出力するスピーカーと、を備え、対象エリア及び対象外エリアに区画された室内エリアのうち前記対象エリアの天井裏の空間にはマスキング音を遮音する遮音層が配置された構成が採用されている。
特開2012-159740号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1記載の従来技術は、天井裏の空間にマスキング音を出力するスピーカーを設けたり、マスキング音を遮音する遮音層を設けたりする必要があり、施工コストが高くなると共に、オフィスのレイアウト変更に対応することが困難である、といった課題を有していた。
【0006】
ところで、近年、新型コロナウイルスなどの感染症の拡大防止対策として、机の上等に透明なアクリル製のパーティションを設置した状態で打合せを行う場合が増えているが、このようなパーティション越しの会話では声が聴き取り難く、声を大きく出す必要があったり、打合せがスムーズに進まなかったりする、という課題もあった。
【0007】
以上まとめると、オフィスなどの空間における用途や場面によって、パーティションに求められる性能は異なり、音を遮る必要がある場合と、音を透過させる必要がある場合があるが、これらの両立は困難であった
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、上記のような問題を解決するものであって、本発明に係る音低減・増幅装置は、第1面と、前記第1面と表裏の関係にある第2面とを有するシート状基材と、前記第1面に配され、音を集音し、集音された音を音信号に変換するマイクロフォンと、前記マイクロフォンから出力される音信号と逆位相の音信号を生成する逆位相音信号生成部と、前記第2面に配され、前記マイクロフォンから出力される音信号、又は前記逆位相音信号生成部で生成された逆位相の音信号のいずれかの音信号が入力され振動するスピーカーと、前記スピーカーに対して、前記マイクロフォンから出力される音信号を入力するか、前記逆位相信号生成部で生成された逆位相の音信号を入力するかを切換する切換部と、からなることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る音低減・増幅装置は、前記逆位相音信号生成部には推定機能が含まれることを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る音低減・増幅装置は、前記推定機能は、前記シート状基材の音響透過損失特性に基づいた推定を行うことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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