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公開番号2024067224
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022177122
出願日2022-11-04
発明の名称鍵盤装置及び鍵盤楽器
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人コスモ国際特許事務所
主分類G10H 1/34 20060101AFI20240510BHJP(楽器;音響)
要約【課題】種々の構造物が配置し易いと共に小型とすることができる鍵盤楽器を提供する。
【解決手段】鍵盤装置10は、支点53で回動自在に支持されて、支点53よりも後側Bに錘51を備え、支点53よりも前側Fに延在する延出部材50aを備えるハンマー部材50と、延出部材50aに対して接近・離間するハンマー押圧杆21hを備える鍵2と、スイッチ70と、を有し、延出部材50aは、ハンマー押圧杆21hよりも前側Fに突出してスイッチ70を押下する押下領域50a2を含み、延出部材50aは、ハンマー押圧杆21hに接触せずにスイッチ70を押すことが可能である。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
支点で回動自在に支持されて、前記支点よりも後側に錘を備え、前記支点よりも前側に延在する延出部材を備えるハンマー部材と、
前記延出部材に対して接近・離間可能なハンマー押圧杆を備える鍵と、
スイッチと、
を有し、
前記延出部材は、前記ハンマー押圧杆よりも前側に突出して前記スイッチを押下する押下領域を含み、
前記延出部材は、前記ハンマー押圧杆に接触せずに前記スイッチを押下することが可能である
鍵盤装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記ハンマー押圧杆は、前記延出部材に対して接近・離間可能な二股先端を備える、
請求項1に記載の鍵盤装置。
【請求項3】
前記スイッチは、前側から後側に向かって下るよう傾斜して配置される、請求項1に記載の鍵盤装置。
【請求項4】
前記鍵は、リンク機構と接続され、
前記リンク機構は、
第1固定支点を有する第1部材と、
一端側が前記第1固定支点で軸支されている第1リンク部材と、
前記第1固定支点より前側かつ下側に設けられる第2固定支点を有する第2部材と、
一端側が前記第2固定支点で軸支されている第2リンク部材と、
鍵操作に応じて前記第1固定支点を中心に回転する前記第1リンク部材の他端側と、前記鍵操作に応じて前記第2固定支点を中心に回転する前記第2リンク部材の他端側と、の間の距離が変わらないように固定している連結リンク部材と、
を有する、請求項1に記載の鍵盤装置。
【請求項5】
前記連結リンク部材の前記第1リンク部材との連結点は、前記連結リンク部材の前記第2リンク部材との連結点よりも上側かつ前側に配置されている、
請求項4に記載の鍵盤装置。
【請求項6】
前記延出部材は、ハンマーキャップを含む、請求項1に記載の鍵盤装置。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6の何れかに記載の鍵盤装置を備える鍵盤楽器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鍵盤装置及び鍵盤楽器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、グランドピアノに近い動特性を付与する鍵盤装置を備えた鍵盤楽器が提供されている。例えば、特許文献1には、リンク機構を備える鍵盤装置が開示されている。このリンク機構は、鍵に固定される連結リンク部材に、固定支点により揺動自在に設けられる第1リンク部材及び第2リンク部材が接続され構成される。また、この鍵盤装置には、鍵のハンマー押圧部に一端が接続され、支点部を挟んだ他端側に錘を備えるハンマー部材が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-89014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の鍵盤装置では、リンク機構により、グランドピアノに近い動特性を得ることができるが、一方で、グランドピアノは、鍵を弾くようにして速く弾けることが特徴の一つとされている。従来の鍵盤装置を備える鍵盤楽器で鍵を弾くようにして速く弾こうとした場合には、鍵におけるスイッチを押圧する部位と発音するためのスイッチの位置関係が、鍵を押す力に関わらず一定のため、グランドピアノと同じように速く弾くことが難しい。このように、従来の鍵盤装置では、グランドピアノに近い打鍵感覚を得ることが難しい場合があった。
【0005】
本発明は、グランドピアノに近い打鍵感覚を得ることができる鍵盤装置及び鍵盤楽器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の鍵盤装置は、支点で回動自在に支持されて、前記支点よりも後側に錘を備え、前記支点よりも前側に延在する延出部材を備えるハンマー部材と、前記延出部材に対して接近・離間可能なハンマー押圧杆を備える鍵と、スイッチと、を有し、前記延出部材は、前記ハンマー押圧杆よりも前側に突出して前記スイッチを押下する押下領域を含み、前記延出部材は、前記ハンマー押圧杆に接触せずに前記スイッチを押下することが可能である。
【0007】
本発明の鍵盤楽器は、上述の鍵盤装置を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、グランドピアノに近い打鍵感覚を得ることができる鍵盤装置及び鍵盤楽器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る鍵盤装置を含む鍵盤楽器の全体斜視図である。
本発明の実施形態に係る鍵盤装置の白鍵、黒鍵及びリンク機構等の構造を模式的に示す、定常状態における左前側から見た斜視図である。
本発明の実施形態に係る鍵盤装置の白鍵、黒鍵及びリンク機構等の構造を模式的に示す、定常状態における右後側から見た斜視図である。
本発明の実施形態に係る鍵盤装置の白鍵及び白鍵に対応するリンク機構であって、白鍵及びカウンタウェイトケースを断面として模式的に示す、定常状態における左側面図である。
本発明の実施形態に係る鍵盤装置の白鍵及び白鍵に対応するリンク機構を模式的に示す、定常状態における右側面図である。
本発明の実施形態に係る鍵盤装置の黒鍵及び黒鍵に対応するリンク機構であって、黒鍵及びカウンタウェイトケースを断面として模式的に示す、定常状態に置ける左側面図である。
本発明の実施形態に係る鍵盤装置の黒鍵及び黒鍵に対応するリンク機構を模式的に示す、定常状態に置ける右側面図である。
本発明の実施形態に係る鍵盤装置の白鍵及び白鍵に対応するリンク機構を模式的に示す、押鍵状態における、図4に対応する左側面図である。
本発明の実施形態に係る鍵盤装置の白鍵を強打した場合のハンマー押圧杆と延出部材の動作を説明するための図であり、(a)は打鍵し始めの状態を示し、(b)は打鍵途中の状態を示す。
本発明の実施形態に係る鍵盤装置の白鍵を弱く押した場合のハンマー押圧杆と延出部材の動作を説明するための図であり、(a)は打鍵し始めの状態を示し、(b)は打鍵途中の状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。図1に示す鍵盤楽器1は、鍵2を含む鍵盤装置10(図2参照)と、ケース11とを備える。なお、以下の説明においては、鍵2の鍵の前後方向FBにおける前を前側F、鍵の前後方向FBの後を後側Bとし、鍵2に向かって左を左側L、右を右側Rとする。鍵2の鍵の配列方向LRは、左右方向である。また、鍵盤楽器1の上下方向ULにおいて上を上側Up、下を下側Loとする。本実施形態の鍵盤楽器1は、電子ピアノについて示しているが、奏者(ユーザ)の押鍵操作に応じて発音する楽器であればその他の鍵盤楽器であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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