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公開番号2024077639
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022189706
出願日2022-11-29
発明の名称防音材及び車両構造
出願人株式会社イノアックコーポレーション
代理人個人,個人
主分類G10K 11/16 20060101AFI20240603BHJP(楽器;音響)
要約【課題】従来の防音材に対し、防音性能の向上が求められている。
【解決手段】本開示の防音材は、騒音部に当接し、通気性を有する発泡樹脂部と、前記発泡樹脂部のうち前記騒音源と当接する対向面に陥没形成された複数の凹部と、を備える防音材である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
騒音部に当接し、通気性を有する発泡樹脂部と、
前記発泡樹脂部のうち前記騒音部と当接する対向面に陥没形成された複数の凹部と、を備える防音材。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記対向面における前記複数の凹部の開口面積の比率は、15~95%である請求項1に記載の防音材。
【請求項3】
前記発泡樹脂部は、シート状をなし、
前記凹部の深さが、前記発泡樹脂部の厚さの半分以下になっている請求項1に記載の防音材。
【請求項4】
前記発泡樹脂部のうち前記対向面とは反対側の面を覆う非通気性の遮音層を備える請求項1に記載の防音材。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の防音材を備え、
前記発泡樹脂部が、車室内外を区画する前記騒音部としての区画壁に当接している車両構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、防音材及びそれを備える車両構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の防音材として、騒音部に当接する部分が発泡樹脂になっているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-335684(段落[0038]、図4等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の防音材に対し、防音性能の向上が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明の第1態様は、騒音部に当接し、通気性を有する発泡樹脂部と、前記発泡樹脂部のうち前記騒音源と当接する対向面に陥没形成された複数の凹部と、を備える防音材である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
車両のダッシュパネルに宛がわれた防音材の側断面図
防音材の斜視図
実施例1の防音材の(A)平面図、(B)側断面図
実施例2の防音材の(A)平面図、(B)側断面図
実施例3の防音材の(A)平面図、(B)側断面図
比較例1の防音材の(A)平面図、(B)側断面図
比較例2の防音材の(A)平面図、(B)側断面図
(A)実施例及び比較例の透過損失を示すグラフ、(B)比較例1に対する各実施例の透過損失の差を示すグラフ
【発明を実施するための形態】
【0007】
[第1実施形態]
図1に示すように、本開示の第1実施形態に係る防音材10は、騒音を発生させる騒音部に宛がわれる。本実施形態の例では、防音材10は、車両構造100に備えられ、車両構造100では、騒音部として、車室R1の内外を区画するダッシュパネル90が設けられている。ダッシュパネル90は、例えば鋼板からなり、車室R1とエンジンルームR2を区画する。本実施形態の例では、防音材10は、ダッシュパネル90に車室R1側から固定される。なお、例えば、車両構造100において、防音材10とダッシュパネル90は、接着剤を介さず(非接着状態で)当接する。
【0008】
本実施形態の例では、防音材10は、騒音部としてのダッシュパネル90に当接する発泡樹脂部20を備えている。発泡樹脂部20は、通気性を有していることが好ましく(例えば、連続気泡構造をなし)、これにより吸音性を高めることが可能となる。また、発泡樹脂部20は、例えば、ポリウレタン樹脂の発泡体であってもよいし、ゴムの発泡体であってもよいし、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂の発泡体であってもよいし、ビーズ発泡体であってもよい。
【0009】
図1に示すように、本実施形態の防音材10では、発泡樹脂部20に、ダッシュパネル90とは反対側から遮音層15が積層されている。遮音層15は、非通気性であることが好ましい。遮音層15は、樹脂製であってもよいし、金属製であってもよい。遮音層15は、例えば、EPDM等のゴム製が好ましい。例えば、遮音層15は、発泡樹脂部20よりも見掛け密度や目付量が大きいものであってもよい。
【0010】
発泡樹脂部20と遮音層15は、発泡樹脂部20を発泡成形する際に一体化させてもよいし、別々に形成してからそれらを接着剤等で一体化させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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