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公開番号2024077300
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022189313
出願日2022-11-28
発明の名称吸音パネル
出願人株式会社総合車両製作所
代理人個人,個人,個人
主分類G10K 11/16 20060101AFI20240531BHJP(楽器;音響)
要約【課題】吸音性能の向上及び十分な剛性の確保が図られる吸音パネルを提供する。
【解決手段】吸音パネル1は、複数の孔部2aを有する表面板2と、表面板2と一定の間隔をもって配置された裏面板3と、表面板2と裏面板3との間に一定の間隔をもって配置された複数のリブ4と、表面板2と裏面板3との間でリブ4間に配置された複数の吸音材5と、を備え、裏面板3は、表面側を向く第1の凸部22と裏面側を向く第2の凸部23とが交互に並ぶ波板21によって構成され、吸音材5と第1の凸部22とが互いに結合され、吸音材5と波板21の第2の凸部23との間に空気層Eが形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の孔部を有する表面板と、
前記表面板と一定の間隔をもって配置された裏面板と、
前記表面板と前記裏面板との間に一定の間隔をもって配置された複数のリブと、
前記表面板と前記裏面板との間で前記リブ間に配置された複数の吸音材と、を備え、
前記裏面板は、表面側を向く第1の凸部と裏面側を向く第2の凸部とが交互に並ぶ波板によって構成され、
前記吸音材と前記第1の凸部とが互いに結合され、前記吸音材と前記波板の前記第2の凸部との間に空気層が形成されている、吸音パネル。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記波板と前記リブとが一体の部材で構成されている、請求項1記載の吸音パネル。
【請求項3】
前記吸音材と前記波板との間に多孔板が配置されている、請求項1記載の吸音パネル。
【請求項4】
前記波板を挟むように一対の多孔板が配置されている、請求項1記載の吸音パネル。
【請求項5】
前記第1の凸部及び前記第2の凸部は、断面台形状をなしている、請求項1記載の吸音パネル。
【請求項6】
前記リブは、前記第2の凸部に対応する位置に配置されている、請求項1~5のいずれか一項記載の吸音パネル。
【請求項7】
前記リブは、前記第1の凸部に対応する位置に配置されている、請求項1~5のいずれか一項記載の吸音パネル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、吸音パネルに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば鉄道車両の走行時に床下で発生する音を吸音する吸音パネルが知られている。例えば特許文献1に記載の鉄道車両用吸音パネルは、鉄道車両下部の台車からの騒音を吸収する吸音材を備えている。この従来の吸音パネルは、表面保護材と、背面板と、表面保護材と背面板との間に所定の間隔をもって設けられた複数のリブと、表面保護材と背面板との間でリブ間に収納された吸音材とを備えている。吸音材と表面保護材との間には、空気層が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-283842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような吸音パネルでは、鉄道車両の走行時に床下で発生する転動音や、床下で発生した音が防音壁で反射した反射音、床下に配置される機器類の駆動音など、様々な種類の音に対する吸音性能の向上が求められている。また、鉄道車両の床下などに配置されることから、走行時の飛び石・氷などの衝突や、トンネル進入時の気密荷重の付加などが想定され、このような負荷に対する十分な剛性が要求されている。
【0005】
本開示は、上記課題の解決のためになされたものであり、吸音性能の向上及び十分な剛性の確保が図られる吸音パネルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る吸音パネルは、複数の孔部を有する表面板と、表面板と一定の間隔をもって配置された裏面板と、表面板と裏面板との間に一定の間隔をもって配置された複数のリブと、表面板と裏面板との間でリブ間に配置された複数の吸音材と、を備え、裏面板は、表面側を向く第1の凸部と裏面側を向く第2の凸部とが交互に並ぶ波板によって構成され、吸音材と第1の凸部とが互いに結合され、吸音材と波板の第2の凸部との間に空気層が形成されている。
【0007】
この吸音パネルでは、第1の凸部及び第2の凸部が交互に並ぶ波板によって裏面板が構成されている。吸音パネルにおいて剛性のベースとなる裏面板に波板を採用することで、裏面板に平板を用いる場合に比べて、吸音パネルの剛性を十分に高めることができる。また、この吸音パネルでは、波板の形状を利用し、吸音材と第2の凸部との間に空気層が形成されている。吸音材の裏側に空気層が形成されることで、吸音材の吸音効率を向上できる。したがって、この吸音パネルでは、吸音性能の向上及び十分な剛性の確保が図られる。
【0008】
波板とリブとが一体の部材で構成されていてもよい。この場合、波板とリブとの接合を省略できる。したがって、吸音パネルの構成の簡略化が図られる。
【0009】
吸音材と波板との間に多孔板が配置されていてもよい。この場合、波板の表面側の空気層と多孔板とによって共鳴吸音体が構成されるため、吸音可能な周波数帯域の拡張が可能となる。
【0010】
波板を挟むように一対の多孔板が配置されていてもよい。波板の表面側及び裏面側の空気層と多孔板とによって共鳴吸音体が構成されるため、吸音可能な周波数帯域の一層の拡張が可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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