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公開番号2024045942
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2022151050
出願日2022-09-22
発明の名称リソース監視装置
出願人株式会社日立国際電気
代理人個人,個人
主分類G06F 11/34 20060101AFI20240327BHJP(計算;計数)
要約【課題】より適切に算定されたリソース使用量の代表値を用いてアプリケーションが動作する装置全体の監視を行う。
【解決手段】解析部は、例えばCPU使用率について、ある時点のCPU使用率のみに基づいて警告を発するのではなく、一定の時間間隔で一定の期間だけCPU使用率を取得し、このデータの中央値をこの期間内のCPU使用率の代表値として認識し、この代表値に基づいて上記と同様の警告を発する。図3(a)(b)においては、このようにサンプリングされた測定点が丸印(D0~D9)で示されている。中央値を代表値として用いたことにより、一時的に他の時点とは大きく乖離した値となった図3(a)におけるD9、図3(b)におけるD5は中央値の値には影響せず、図3(a)の場合にはこの中央値は9%程度となり警告は発せられず、図3(b)の場合にはこの中央値は91%程度となり警告が発せられる。このため、適正に警告が発せられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
アプリケーションを実行させる際において用いられるリソースの使用状況を監視するリソース監視装置であって、
前記リソースの最大使用限界に対する現在の使用量であるリソース使用量を、予め定められた時間間隔で繰り返し取得するデータ取得部と、
前記リソース使用量が複数回取得される期間として予め測定期間が定められ、一つ以上の前記測定期間の間において得られた複数の前記リソース使用量の中央値を算出し、当該中央値が、予め定められた警告閾値以上となった場合に、警告を発する解析部と、
を具備することを特徴とするリソース監視装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記時間間隔、前記測定期間、前記中央値の算出に用いられる前記測定期間の数、及び前記警告閾値の値は、前記リソースの種類、又は前記アプリケーションに応じて定められたことを特徴とする請求項1に記載のリソース監視装置。
【請求項3】
前記解析部は、前記中央値の算出に用いる複数の前記リソース使用量のうち、他の全ての前記リソース使用量との間の差分が、予め定められた差分閾値以上となった一つの前記リソース使用量があった場合に、当該リソース使用量を、前記中央値の算出の際に除外することを特徴とする請求項1又は2に記載のリソース監視装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、移動無線通信システム等において用いられるリソースにおける異常の有無を監視するリソース監視装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば移動無線通信システムにおけるアプリケーションの実行時には、多くのリソース(CPU、メモリ、ネットワーク等)が使用される。多くのリソースが同時に使用される場合、このうち一つにおいて異常がある場合でも、アプリケーションの実行が中断する場合もあるため、リソースの状況をリアルタイムで認識し、異常が認められた場合には、その対応策を実行することが有効である。
【0003】
特許文献1には、無線基地局において、使用されている複数のリソースのうち空きリソースを認識し、この空きリソースを用いて他のリソースに対して確認用疑似信号を送信し、他のリソースからのこの信号に対する折り返し信号を受信することによって、他のリソースの状態を確認する技術が記載されている。これによって、異常が発生したリソースを認識することができると共に、対応策を無線基地局側で実行することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-20143号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1においては、リソースにおける動作の異常の有無のみが判定された。これに対して、例えばリソースにおける単純な動作の異常の有無ではなく、リソースの使用状況(例えばCPU、メモリ、ネットワークの使用量)を認識することも有効である。この場合においては、例えばこの使用量(リソース使用量)として、その最大使用限界に対する現在の使用量の割合を表したリソース使用量が100%となった場合には、もはやこのリソースを使用することが不可能である。このため、このリソース使用量が例えば90%以上となった場合には、このリソースの使用がその後に困難となる可能性が高く、上記のようにリソースに異常が発生する可能性が高いと認識することができる。このため、リソース使用量を監視することは、アプリケーションを安定して実行させる上で有効である。
【0006】
しかしながら、使用状況によっては短時間の間にこのリソース使用量は大きく変動することがあり、この場合、このリソース使用量の値はサンプリングのタイミングによって大きく影響を受ける。このため、例えばリソースには実際はまだ余裕があるのに警告が発せられる、あるいは逆に実際には余裕がないのに警告が発せられない場合があった。
【0007】
このため、より適切に算定されたリソース使用量の代表値を用いてシステム全体の監視を行うことが望まれた。
【0008】
本発明は、このような状況に鑑みなされたもので、上記課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のリソース監視装置は、アプリケーションを実行させる際において用いられるリソースの使用状況を監視するリソース監視装置であって、前記リソースの最大使用限界に対する現在の使用量であるリソース使用量を、予め定められた時間間隔で繰り返し取得するデータ取得部と、前記リソース使用量が複数回取得される期間として予め測定期間が定められ、一つ以上の前記測定期間の間において得られた複数の前記リソース使用量の中央値を算出し、当該中央値が、予め定められた警告閾値以上となった場合に、警告を発する解析部と、を具備する。
前記時間間隔、前記測定期間、前記中央値の算出に用いられる前記測定期間の数、及び前記警告閾値の値は、前記リソースの種類、又は前記アプリケーションに応じて定められていてもよい。
前記解析部は、前記中央値の算出に用いる複数の前記リソース使用量のうち、他の全ての前記リソース使用量との間の差分が、予め定められた差分閾値以上となった一つの前記リソース使用量があった場合に、当該リソース使用量を、前記中央値の算出の際に除外してもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、より適切に算定されたリソース使用量の代表値を用いて機器全体の監視を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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