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公開番号2024043497
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2023142472
出願日2023-09-01
発明の名称着色剤
出願人住友化学株式会社
代理人弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類C09B 47/18 20060101AFI20240322BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】Green分光特性が高められた塗膜を作製できる着色剤を提供する。
【解決手段】本発明の着色剤は、式(I)で表される化合物を含む着色剤であり、前記着色剤中の式(I)で表される化合物が有するAl原子の個数に対する式(T-2)で表される基の数の比が、0.1以上3以下であることを特徴とする。
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[式(I)中、R1及びR2は、互いに独立に、水素原子、ヒドロキシ基、-R13又は-O-R13を表す。R1及びR2の少なくとも一方が-R13又は-O-R13を表す場合、R1及びR2は互いに結合して環を形成してもよい。環T1、環T2、環T3及び環T4は、互いに独立に、式(T-1)又は式(T-2)で表される基を表す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(I)で表される化合物を含む着色剤であり、
前記着色剤中の式(I)で表される化合物が有するAl原子の個数に対する式(T-2)で表される基の数の比が、0.1以上3以下である着色剤。
TIFF
2024043497000062.tif
36
81
[式(I)中、

1
及びR
2
は、互いに独立に、水素原子、ヒドロキシ基、-R
13
又は-O-R
13
を表す。R
1
及びR
2
の少なくとも一方が-R
13
又は-O-R
13
を表す場合、R
1
及びR
2
は互いに結合して環を形成してもよい。
環T
1
、環T
2
、環T
3
及び環T
4
は、互いに独立に、式(T-1)又は式(T-2)で表される基を表す。
TIFF
2024043497000063.tif
23
54
(式(T-1)中、R
3
~R
6
は、互いに独立に、水素原子、-R
13
、-O-R
13
、-S-R
13
、-SO
2
N(R
14

2
、-N(R
14

2
、ハロゲン原子又はニトロ基を表す。*は、ピロール環との結合手を表す。)
TIFF
2024043497000064.tif
23
54
(式(T-2)中、R
7
~R
12
は、互いに独立に、水素原子、-R
13
、-O-R
13
、-S-R
13
、-SO
2
N(R
14

2
、-N(R
14

2
、ハロゲン原子又はニトロ基を表す。*は、ピロール環との結合手を表す。)

13
は、置換基を有してもよい炭素数1~20の炭化水素基を表し、R
13
が複数存在する場合、それらは互いに同一でも異なっていてもよい。

14
は、水素原子又は置換基を有してもよい炭素数1~20の炭化水素基を表し、R
14
が複数存在する場合、それらは互いに同一でも異なっていてもよい。]
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記式(I)で表される化合物として、環T
1
、環T
2
、環T
3
及び環T
4
のうち1~3つが式(T-2)で表される基である化合物を少なくとも含む請求項1に記載の着色剤。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の着色剤、樹脂及び溶剤を含有する着色樹脂組成物。
【請求項4】
さらに、重合開始剤及び重合性化合物を含有する請求項3に記載の着色樹脂組成物。
【請求項5】
請求項4に記載の着色樹脂組成物より形成されるカラーフィルタ。
【請求項6】
請求項5に記載のカラーフィルタを含む表示装置。
【請求項7】
請求項5に記載のカラーフィルタを含む固体撮像素子。
【請求項8】
式(II)で表される化合物。
TIFF
2024043497000065.tif
36
82
[式(II)中、

1
及びR
2
は、互いに独立に、水素原子、ヒドロキシ基、-R
13
又は-O-R
13
を表す。R
1
及びR
2
の少なくとも一方が-R
13
又は-O-R
13
を表す場合、R
1
及びR
2
は互いに結合して環を形成してもよい。
環T
21
、環T
22
、環T
23
及び環T
24
は、互いに独立に、式(T-1)又は式(T-2)で表される基を表す。ただし、環T
21
、環T
22
、環T
23
及び環T
24
のうち1~3つは式(T-2)で表される基を表す。
TIFF
2024043497000066.tif
23
54
(式(T-1)中、R
3
~R
6
は、互いに独立に、水素原子、-R
13
、-O-R
13
、-S-R
13
、-SO
2
N(R
14

2
、-N(R
14

2
、ハロゲン原子又はニトロ基を表す。*は、ピロール環との結合手を表す。)
TIFF
2024043497000067.tif
23
54
(式(T-2)中、R
7
~R
12
は、互いに独立に、水素原子、-R
13
、-O-R
13
、-S-R
13
、-SO
2
N(R
14

2
、-N(R
14

2
、ハロゲン原子又はニトロ基を表す。*は、ピロール環との結合手を表す。)

13
は、置換基を有してもよい炭素数1~20の炭化水素基を表し、R
13
が複数存在する場合、それらは互いに同一でも異なっていてもよい。

14
は、水素原子又は置換基を有してもよい炭素数1~20の炭化水素基を表し、R

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物、着色剤、着色樹脂組成物、カラーフィルタ、表示装置及び固体撮像素子に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置及びプラズマディスプレイ等の表示装置やCCDやCMOSセンサなどの固体撮像素子に使用されるカラーフィルタは、着色樹脂組成物から製造される。このような着色樹脂組成物に用いられる着色剤として、式(x1)で表される化合物が知られている(特許文献1)。
【0003】
TIFF
2024043497000001.tif
37
106
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2022/024926号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
カラーフィルタにおいては、目的とする色の分光特性が良好であることが求められ、例えば緑色カラーフィルタにおいては、良好なGreen分光特性を示すことが好ましい。
そこで本発明は、Green分光特性が高められた塗膜を作製できる着色剤及び着色樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨は以下の通りである。
[1] 式(I)で表される化合物を含む着色剤であり、
前記着色剤中の式(I)で表される化合物が有するAl原子の個数に対する式(T-2)で表される基の数の比が、0.1以上3以下である着色剤。
TIFF
2024043497000002.tif
36
81
[式(I)中、

1
及びR
2
は、互いに独立に、水素原子、ヒドロキシ基、-R
13
又は-O-R
13
を表す。R
1
及びR
2
の少なくとも一方が-R
13
又は-O-R
13
を表す場合、R
1
及びR
2
は互いに結合して環を形成してもよい。
環T
1
、環T
2
、環T
3
及び環T
4
は、互いに独立に、式(T-1)又は式(T-2)で表される基を表す。
TIFF
2024043497000003.tif
23
54
(式(T-1)中、R
3
~R
6
は、互いに独立に、水素原子、-R
13
、-O-R
13
、-S-R
13
、-SO
2
N(R
14

2
、-N(R
14

2
、ハロゲン原子又はニトロ基を表す。*は、ピロール環との結合手を表す。)
TIFF
2024043497000004.tif
23
54
(式(T-2)中、R
7
~R
12
は、互いに独立に、水素原子、-R
13
、-O-R
13
、-S-R
13
、-SO
2
N(R
14

2
、-N(R
14

2
、ハロゲン原子又はニトロ基を表す。*は、ピロール環との結合手を表す。)

13
は、置換基を有してもよい炭素数1~20の炭化水素基を表し、R
13
が複数存在する場合、それらは互いに同一でも異なっていてもよい。

14
は、水素原子又は置換基を有してもよい炭素数1~20の炭化水素基を表し、R
14
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、Green分光特性が高められた塗膜を作製できる着色剤及び着色樹脂組成物を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<<着色剤>>
本発明の着色剤は、式(I)で表される化合物を含む着色剤であり、前記着色剤中の式(I)で表される化合物が有するAl原子の個数に対する式(T-2)で表される基の数の比が、0.1以上3以下であることを特徴とする。このような着色剤を用いることにより、Green分光特性が高められた塗膜を作製できる。例えば、得られる塗膜において、CIEのXYZ表色系におけるxy色度座標を測定した際の当該色度座標と、sRGB規格におけるGreenの頂点となる色度座標((x,y)=(0.30,0.60))との距離が小さい程Green分光特性が良好であるといえ、また得られる塗膜の波長570nmにおける透過率X
570
と波長530nmにおける透過率X
530
との比(X
570
/X
530
)が1に近い程Green分光特性が良好であるといえる。
また好ましい態様において、本発明の着色剤を用いることにより、得られる塗膜の耐光性を高めることもできる。
【0009】
TIFF
2024043497000006.tif
36
81
[式(I)中、

1
及びR
2
は、互いに独立に、水素原子、ヒドロキシ基、-R
13
又は-O-R
13
を表す。R
1
及びR
2
の少なくとも一方が-R
13
又は-O-R
13
を表す場合、R
1
及びR
2
は互いに結合して環を形成してもよい。
環T
1
、環T
2
、環T
3
及び環T
4
は、互いに独立に、式(T-1)又は式(T-2)で表される基を表す。
TIFF
2024043497000007.tif
24
54
(式(T-1)中、R
3
~R
6
は、互いに独立に、水素原子、-R
13
、-O-R
13
、-S-R
13
、-SO
2
N(R
14

2
、-N(R
14

2
、ハロゲン原子又はニトロ基を表す。*は、ピロール環との結合手を表す。)
TIFF
2024043497000008.tif
24
54
(式(T-2)中、R
7
~R
12
は、互いに独立に、水素原子、-R
13
、-O-R
13
、-S-R
13
、-SO
2
N(R
14

2
、-N(R
14

2
、ハロゲン原子又はニトロ基を表す。*は、ピロール環との結合手を表す。)

13
は、置換基を有してもよい炭素数1~20の炭化水素基を表し、R
13
が複数存在する場合、それらは互いに同一でも異なっていてもよい。

14
は、水素原子又は置換基を有してもよい炭素数1~20の炭化水素基を表し、R
14
が複数存在する場合、それらは互いに同一でも異なっていてもよい。]
【0010】
着色剤中の式(I)で表される化合物が有するAl原子の個数に対する式(T-2)で表される基の数の比が、0.1以上3以下である限り、本発明の着色剤は、式(I)で表される化合物を1種単独で含んでいてもよく、2種以上を組み合わせて含んでもよい。前記Al原子の個数に対する式(T-2)で表される基の数の比は、0.1~3であり、好ましくは0.1~2.5、より好ましくは0.25~2.0であり、さらに好ましくは0.4~2.0であり、さらにより好ましくは0.5~2.0である。当該比を上記範囲に調整することにより、得られる塗膜のGreen分光特性を高めることができる。なお、Al原子の個数に対する式(T-2)で表される基の数の比は、例えば、NMR分析において、着色剤に含まれる式(T-1)で表される基が有する水素原子に相当するシグナルの積分値及び式(T-2)で表される基が有する水素原子に相当するシグナルの積分値を求め、式(I)で表される化合物1分子が有する式(T-2)で表される基の数の比を算出することにより決定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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