TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024008190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-19
出願番号2022109843
出願日2022-07-07
発明の名称水性被覆材
出願人ベック株式会社
代理人
主分類C09D 201/00 20060101AFI20240112BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】
本発明は、意匠性に優れた均質な粒模様を呈する被膜が形成できる被覆材を提供する。
【解決手段】
本発明の水性被覆材は、液状またはゲル状の色粒が水性媒体に分散してなり、上記色粒は、透光性色粒、及び当該透光性色粒とは異色の遮光性色粒を含み、上記透光性色粒の平均粒径は、上記遮光性色粒の平均粒径よりも大であることを特徴とする。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
液状またはゲル状の色粒が水性媒体に分散してなる水性被覆材であって、
上記色粒は、着色顔料を含有する透光性色粒、及び、着色顔料を含有し、当該透光性色粒とは異色の遮光性色粒を含み、
上記透光性色粒の平均粒径は、上記遮光性色粒の平均粒径よりも大である
ことを特徴とする水性被覆材。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
液状またはゲル状の色粒が水性媒体に分散してなる水性被覆材であって、
上記色粒は、着色顔料を含有する透光性色粒、及び、着色顔料を含有し、当該透光性色粒とは異色の遮光性色粒を含み、
上記透光性色粒の平均粒径は1~20mmであり、
上記遮光性色粒の平均粒径は0.05~5mmであり、
上記透光性色粒の平均粒径は、上記遮光性色粒の平均粒径よりも大である
ことを特徴とする水性被覆材。
【請求項3】
上記透光性色粒と上記遮光性色粒との重量比は、99:1~50:50であることを特徴とする請求項1または2に記載の水性被覆材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な水性被覆材に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【0002】
従来、建築物、土木構造物等の意匠性を高めるため、その表面に、粒が散在した模様(以下単に「粒模様」ともいう)を付する手法等が採用されている。例えば特許文献1には、特定粘度に調製した着色塗材を用い、塗装時のパターンや吐出量等を制御しながらスプレー塗装して粒模様を形成する方法が記載されている。また特許文献2には、ベース塗材を塗装した後、ベース塗材とは異色の着色塗材を不均一に塗装する方法が記載されている。
【0003】
しかし、これらの手法は、いずれも工場内での塗装方法に関するものであり、着色塗材を機械的に制御しながらスパッタ塗装することにより粒模様を付しているものである。実在する建築物や土木構造物等の現場での塗装において上記特許文献の手法を適用しようとしても、所望の大きさの粒模様を安定して得ることは難しく、実用性に欠くのが現状である。
【0004】
一方、建築物の壁面等に対し、珪砂、雲母等の骨材を樹脂液に分散させたクリヤー塗料を塗装することによって、粒模様を付する方法も知られている。このような方法によれば、使用する骨材の粒度等を設定することで、所望の粒模様を得ることができる。例えば、特許文献3には、積層多彩模様塗膜上に、雲母等の扁平状着色物を含むクリヤー塗料を塗装する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平3-186381号公報
実開平4-77440号公報
特許第6180678号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献3のような、珪砂、雲母等の骨材を含むクリヤー塗料を塗装した場合、被塗面において骨材どうしが寄り集まった状態となりやすく、粒の散在状態に偏りが生じるおそれがあり、均質な粒模様は得られ難い。また、特許文献3では、意匠性の高い粒模様を得るために、下地塗料、上塗り塗料、及びクリヤー塗料の3種類の被覆材を順次塗装する工程が必要である。
【0007】
本発明は、上述の課題に鑑みなされたものであり、意匠性に優れた均質な粒模様を呈する被膜が形成できる被覆材を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、特定の色粒が水性媒体に分散してなる水性被覆材に想到し、本発明を完成させるに到った。
【0009】
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.液状またはゲル状の色粒が水性媒体に分散してなる水性被覆材であって、
上記色粒は、着色顔料を含有する透光性色粒、及び、着色顔料を含有し、当該透光性色粒とは異色の遮光性色粒を含み、
上記透光性色粒の平均粒径は、上記遮光性色粒の平均粒径よりも大である
ことを特徴とする水性被覆材。
2.液状またはゲル状の色粒が水性媒体に分散してなる水性被覆材であって、
上記色粒は、着色顔料を含有する透光性色粒、及び、着色顔料を含有し、当該透光性色粒とは異色の遮光性色粒を含み、
上記透光性色粒の平均粒径は1~20mmであり、
上記遮光性色粒の平均粒径は0.05~5mmであり、
上記透光性色粒の平均粒径は、上記遮光性色粒の平均粒径よりも大である
ことを特徴とする水性被覆材。
3.上記透光性色粒と上記遮光性色粒との重量比は、99:1~50:50であることを特徴とする1.または2.に記載の水性被覆材。
【発明の効果】
【0010】
本発明の水性被覆材によれば、意匠性に優れた均質な粒模様を呈する被膜を形成することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ベック株式会社
化粧方法
23日前
個人
塗料組成物
2か月前
ベック株式会社
被覆材
1か月前
日本化薬株式会社
着色液
1か月前
日榮新化株式会社
粘着シート
1日前
ぺんてる株式会社
焼成鉛筆芯
22日前
関西ペイント株式会社
塗料組成物
1日前
株式会社日本触媒
水性白色インク
16日前
株式会社日本触媒
酸化チタン分散体
16日前
シャープ株式会社
蓄冷材
1か月前
アイカ工業株式会社
光硬化性樹脂組成物
1日前
田岡化学工業株式会社
段ボール用接着剤
1か月前
株式会社ナノジャパン
塗料及び塗布方法
16日前
株式会社ナノジャパン
塗料及び塗布方法
16日前
ベック株式会社
硬化剤、及び水性被覆材
1か月前
株式会社ナノジャパン
塗料及び塗布方法
16日前
ニチバン株式会社
粘着テープ
25日前
デンカ株式会社
蛍光体
1か月前
東ソー株式会社
岩盤固結用注入薬液組成物
2か月前
日東電工株式会社
粘着シート
25日前
大王製紙株式会社
粘着シート
8日前
大日本塗料株式会社
水性塗料組成物
1か月前
アイカ工業株式会社
光硬化性粘着剤組成物
2か月前
ユニマテック株式会社
コーティング剤
2か月前
リンテック株式会社
粘着シート
22日前
辻製油株式会社
加熱変色抑制用組成物
2か月前
デンカ株式会社
地盤改質材
1か月前
ダイキン工業株式会社
表面処理剤
2か月前
株式会社エフコンサルタント
コーティング方法
3か月前
ダイキン工業株式会社
撥水撥油剤
9日前
株式会社日本触媒
鉱石または石炭用水系分散体
1か月前
ダイキン工業株式会社
撥水撥油剤
9日前
東邦化学工業株式会社
農業用フィルム用防曇剤
1か月前
日榮新化株式会社
粘着シート及びその使用方法
1か月前
ハードプロテクト株式会社
室内壁紙用塗料
3か月前
日東電工株式会社
粘着シート
1か月前
続きを見る