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公開番号2024042154
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022146661
出願日2022-09-15
発明の名称ダクトユニット及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 21/16 20060101AFI20240321BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ダクト部とダクト部とを接合して形成される構成で、振動音や風切音が生じるのを抑制可能なダクトユニットの提供。
【解決手段】下ダクト部(10、13)の第一接合部(18、19)に上ダクト部(9、12)の接合面(9a、12a)に向けて突出して当接する当接部(10a、13a)を設ける。当接部(10a、13a)のみを上ダクト部(9、12)の第二接合部(20、21)に接触させることで、第二接合部(20、21)との間に隙間が生じて、非当接面(10b、13b)となる。当接面(10a1、13a1)の面積は非当接面(10b、13b)の面積よりも小さく、非当接面(10b、13b)には隙間をシールするためのシール部材(15、16)が配設される。これにより、下ダクト部(10、13)と上ダクト部(9、12)とを接合して形成されるダクトユニット(3、4)に関し、振動音や風切音が生じるのを抑制できる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ファンに接続されて前記ファンにより発生される気流を通す風路を形成するダクトユニットであって、
第一接合部を有する第一ダクト部と、
前記第一接合部と接合される第二接合部を有し、前記第一ダクト部と接合されることで前記風路を形成する第二ダクト部と、
弾性を有するシール部材と、を備え、
前記第一接合部は、前記第二接合部の接合面と当接しない非当接面と、前記非当接面よりも前記接合面に向けて突出して前記接合面と当接する当接部とを有し、
前記シール部材は、前記非当接面と前記接合面との間をシールするように配設され、
前記当接部が前記接合面と当接する当接面の面積は、前記非当接面の面積よりも小さい、
ことを特徴とするダクトユニット。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記当接面の面積は、前記シール部材と前記非当接面とが接触する面積の5%以上15%以下である、
ことを特徴とする請求項1に記載のダクトユニット。
【請求項3】
前記当接部は、突出量が0.4mm以上である、
ことを特徴とする請求項1に記載のダクトユニット。
【請求項4】
前記第一ダクト部と前記第二ダクト部とは、前記当接部において締結部材により締結されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のダクトユニット。
【請求項5】
前記締結部材は、ねじであり、
前記第二ダクト部は、前記ねじを締結するためのねじ孔を有し、
前記当接部は、前記ねじを貫通させる貫通孔が形成され、
前記当接面は円形に形成され、前記当接面の直径が前記ねじの頭の直径に対して100%以上120%以下である、
ことを特徴とする請求項4に記載のダクトユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの画像形成装置に配設されて好適な、ファンにより生じる気流を通す風路を形成するダクトユニットに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、排熱、冷却、換気、粉塵捕集、記録材の吸引搬送等を行うために筐体内に空気を送風している。従来から画像形成装置の筐体内に空気を送風するために、空気の流れを生じさせるためのファンと、ファンにより生じる気流を通過させるためのダクトユニットとが設けられている(特許文献1)。特許文献1に記載されているように、ダクトユニットは組立性やコスト等を勘案して、ダクト部とダクト部が気流を通す風路を形成するように接合され形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-166497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、画像形成装置は、高生産、高画質、高安定、高寿命、高機能化のために大型化され、それに伴い上記のファンやダクトユニットも大型のものが用いられる。しかしながら、従来では特に大型のダクトユニットを用いた場合に、ダクト部の精度のばらつきや組立時の変形などに起因して、ダクト部とダクト部との接合部に微小な隙間が生じやすかった。そのため、ファンの振動に起因して隙間においてダクト部同士が衝突し振動音が生じたり、また隙間から空気が漏れて風切音が生じたりする虞があった。
【0005】
本発明は上記問題に鑑みてなされ、ダクト部とダクト部とを接合してファンにより発生される気流を通す風路が形成される構成で、振動音や風切音が生じるのを抑制可能なダクトユニットの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係るダクトユニットは、ファンに接続されて前記ファンにより発生される気流を通す風路を形成するダクトユニットであって、第一接合部を有する第一ダクト部と、前記第一接合部と接合される第二接合部を有し、前記第一ダクト部と接合されることで前記風路を形成する第二ダクト部と、弾性を有するシール部材と、を備え、前記第一接合部は、前記第二接合部の接合面と当接しない非当接面と、前記非当接面よりも前記接合面に向けて突出して前記接合面と当接する当接部とを有し、前記シール部材は、前記非当接面と前記接合面との間をシールするように配設され、前記当接部が前記接合面と当接する当接面の面積は、前記非当接面の面積よりも小さい、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、第一ダクト部と第二ダクト部とを接合してファンにより発生される気流を通す風路が形成されるダクトユニットに関し、振動音や風切音が生じるのを抑制することが容易な構成で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成装置を備えた画像形成システムを示す概略図。
(a)画像形成装置を示す断面図、(b)画像形成部を示す拡大図。
送風装置を示す斜視図。
送風ファンを装着する前の送風装置を示す斜視図。
(a)本実施形態の吸気ダクトユニットを示す分解斜視図、(b)本実施形態の排気ダクトユニットを示す分解斜視図。
吸気上ダクト部と吸気下ダクト部との締結部を拡大して示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<画像形成システム>
以下、本実施形態について説明する。まず、画像形成システムについて説明する。図1に示すように、本実施形態の画像形成システム100は大きく分けて、大容量給送装置106と、画像形成装置101と、デカーラ103と、センシング装置107を備えている。これら各装置間における記録材Sの搬送方向(図1では右から左)に関し、画像形成装置101を基準として、大容量給送装置106が上流に配置され、デカーラ103が下流に配置されている。そして、デカーラ103の下流に、センシング装置107が配置されている。これら大容量給送装置106、画像形成装置101、デカーラ103、センシング装置107は記録材Sを搬送可能に物理的に接続され、また電気信号を送受信可能に電気的に接続されている。
【0010】
大容量給送装置106は複数の記録材収容部を有し、記録材収容部に収容された記録材Sを1枚ずつ画像形成装置101に供給する装置である。デカーラ103は、画像形成装置101においてトナー像定着時に加えられる熱によって記録材Sがカールした場合に、記録材Sのカールを補正する装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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