TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024039428
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-22
出願番号2022143974
出願日2022-09-09
発明の名称半導体装置
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 21/60 20060101AFI20240314BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】はんだの過度な広がりを抑制する。
【解決手段】半導体装置10は、半導体層32と、前記半導体層32上に配置された第1パッド部40と、半導体層32上に配置され、第1パッド部40の上面を露出させる第1開口部43を有する第2絶縁層42と、平面視で第1パッド部40と重なる位置に配置された第1導電部材22と、第1パッド部40と第1導電部材22との間に少なくとも一部が設けられ、両者を電気的に接続するのに用いられるはんだ層19と、第1開口部43内に配置され、第1パッド部40の上面から突出するダム部45と、を備える。ダム部45は、第1開口部43の側面43Aに離隔して対向する対向面45Aと、対向面45Aの反対側に位置する規制面45Bとを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
半導体層と、
前記半導体層上に配置されたパッド部と、
前記半導体層上に配置され、前記パッド部の上面を露出させる開口部を有する絶縁層と、
平面視で前記パッド部と重なる位置に配置された導電部材と、
前記パッド部と前記導電部材との間に少なくとも一部が設けられ、両者を電気的に接続するのに用いられるはんだ層と、
前記開口部内に配置され、前記パッド部の上面から突出するダム部と、を備え、
前記ダム部は、前記開口部の側面に離隔して対向する対向面と、前記対向面の反対側に位置する規制面とを有する、半導体装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記ダム部は、平面視で線状に延びる形状であり、
前記ダム部の前記対向面と前記開口部の側面とによって挟まれたダム領域が形成されている、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記ダム部は、平面視で環状であり、
前記ダム領域は、平面視で環状である、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記ダム部は、平面視で閉じた環状であり、
前記ダム領域は、平面視で閉じた環状である、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
平面視において、前記ダム部の幅は、50μm以上である、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記ダム部は、柱状である、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
平面視において、前記ダム部の前記規制面は、前記導電部材の縁よりも内側に位置している、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項8】
平面視において、前記ダム部の前記対向面は、前記導電部材の縁よりも内側に位置している、請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記ダム部の上面の高さ位置は、前記絶縁層における前記開口部の側面に連続する上面の高さ位置と同じである、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記開口部の側面と前記ダム部の前記対向面との間の距離は、50μm以上である、請求項1に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
半導体パッケージにおいて、板状の金属クリップを半導体素子(ダイ)の上面に接続することにより電気的接続を提供することができる。このような金属クリップを採用することにより、従来のワイヤボンディングに比べてパッケージの放熱性向上および低抵抗化を実現できることが知られている。
【0003】
特許文献1には、ダイとクリップの接着方法が開示されている。ダイを基板の上に載置し、次いで、ダイおよび基板の上にクリップを載置して、基板/ダイ/クリップパッケージが形成される。
【0004】
金属クリップのような導電部材に接続される半導体素子の上面には、絶縁層と、絶縁層から露出されたパッド部が形成されている。パッド部の上面と導電部材との間に、はんだを設け、次いで、熱処理を行うことにより、パッド部と導電部材との電気的接続を確保することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2018-504788号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
半導体素子のパッド部と導電部材とを接続するはんだは、熱処理の際に、半導体素子の上面に沿って広がることがあり得る。はんだがパッド部をはみだすと、意図しない短絡の要因となり得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様である半導体装置は、半導体層と、前記半導体層上に配置されたパッド部と、前記半導体層上に配置され、前記パッド部の上面を露出させる開口部を有する絶縁層と、平面視で前記パッド部と重なる位置に配置された導電部材と、前記パッド部と前記導電部材との間に少なくとも一部が設けられ、両者を電気的に接続するのに用いられるはんだ層と、前記開口部内に配置され、前記パッド部の上面から突出するダム部と、を備え、前記ダム部は、前記開口部の側面に離隔して対向する対向面と、前記対向面の反対側に位置する規制面とを有する。
【発明の効果】
【0008】
上記半導体装置によれば、はんだの過度な広がりを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係る例示的な半導体装置の概略斜視図である。
図2は、一実施形態に係る例示的な半導体装置の概略平面図である。
図3は、半導体素子の概略平面図である。
図4は、図3の4-4線断面図である。
図5は、半導体素子に含まれる例示的なトランジスタを示す概略断面図である。
図6は、変更例のダム部を示す概略平面図である。
図7は、変更例のダム部を示す概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本開示における半導体装置の実施形態を説明する。
なお、説明を簡単かつ明確にするために、図面に示される構成要素は必ずしも一定の縮尺で描かれていない。また、理解を容易にするために、断面図では、ハッチング線が省略されている場合がある。添付の図面は、本開示の実施形態を例示するに過ぎず、本開示を制限するものとみなされるべきではない。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社GSユアサ
蓄電装置
24日前
エイブリック株式会社
半導体装置
17日前
ローム株式会社
半導体装置
16日前
エイブリック株式会社
半導体装置
19日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池装置
19日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池装置
19日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池装置
19日前
東京パーツ工業株式会社
コイル装置
4日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
12日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
17日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
17日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池装置
19日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
3日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
16日前
NTN株式会社
圧粉磁心
2日前
三菱電機株式会社
半導体ウエハ
18日前
株式会社村田製作所
コイル部品
17日前
株式会社村田製作所
コイル部品
17日前
株式会社村田製作所
コイル部品
17日前
キヤノン株式会社
液滴吐出装置
2日前
ダイニチ工業株式会社
換気ファン装置
19日前
KOA株式会社
電子部品
17日前
シャープ株式会社
通信装置
12日前
ダイニチ工業株式会社
燃料電池システム
19日前
トヨタ紡織株式会社
加湿器
2日前
株式会社ダイヘン
接続構造
25日前
住友電気工業株式会社
電線
19日前
ローム株式会社
半導体装置
11日前
住友電気工業株式会社
半導体装置
9日前
株式会社東芝
半導体装置
12日前
三菱電機株式会社
半導体装置
2日前
三菱電機株式会社
半導体装置
10日前
ヒロセ電機株式会社
同軸端子
10日前
三菱電機株式会社
半導体装置
25日前
KOA株式会社
抵抗器
25日前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
22日前
続きを見る