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公開番号2024037267
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2022141980
出願日2022-09-07
発明の名称捕集フィルタおよび空調装置
出願人ダイニチ工業株式会社
代理人
主分類B01D 39/16 20060101AFI20240312BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】簡単に着脱が可能でかつ捕集したゴミや埃が飛散することを抑え、利便性と衛生面とに優れた捕集フィルタおよび空調装置を提供する。
【解決手段】空気中の物質を捕獲する濾過部2を備え、1または複数の辺を有して吸気口近傍に着脱自在に取り付けられる捕集フィルタ1であって、濾過部2を水平にして一の辺の中央部分を支点として持ち上げたときの、支点よりも下方に屈曲した濾過部2の端部における鉛直方向の変位長さをたわみ量Yとし、一の辺の長さLに対するたわみ量Yを変形率とした場合に、その変形率が30%以下であることとした。これにより、メンテナンスで捕集フィルタ1を交換する際、捕集フィル1タを取り外したり持ち運んだりしたときに、捕集されたゴミや埃が落下して空気中に飛散してしまうことが抑制されるので、利便性と衛生面とを向上させることができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
通気性を有し空気中の物質を捕獲する濾過部を備え
1または複数の辺を有し吸気口近傍に着脱自在に取り付けられる捕集フィルタであって、
前記濾過部を水平にして一の辺の中央部分を支点として持ち上げたときの、前記支点よりも下方に屈曲した前記濾過部の端部における鉛直方向の変位長さをたわみ量とし、
前記一の辺の長さに対する前記たわみ量を変形率とした場合に、前記変形率が30%以下である捕集フィルタ。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記濾過部は繊維性材料からなる請求項1記載の捕集フィルタ。
【請求項3】
前記濾過部の少なくとも外周部に設けられる保持部を備える請求項2記載の捕集フィルタ。
【請求項4】
前記保持部は繊維性材料からなる請求項3記載の捕集フィルタ。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載の捕集フィルタを備えた空調装置であって、
前記捕集フィルタを取り付ける取付部を有する空調装置。
【請求項6】
前記捕集フィルタは使い捨てである請求項5記載の空調装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空調装置等の吸気口に取り付けて使用する捕集フィルタおよび、捕集フィルタを備える空調装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
空調装置は、吸気口から取り入れた空気に対して浄化、加湿、温度調整等を行い室内に放出する。例えば空調装置の一例である空気清浄機においては、空気流を発生させるファンと、本体内に取り入れられた空気に含まれる物質を捕集する集塵フイルタとを有し、集塵フィルタによって浄化された空気を排出するように構成されている。さらに集塵フィルタの上流には、プレフィルタを備えていて、比較的大きな塵埃はこのプレフィルタにて捕集するようになっている。このような空調装置では、空気の浄化性能を維持するために定期的なメンテナンスが必要であり、一般的には2週間~1ヶ月に一度、プレフィルタを本体から取り外して、捕集した塵埃を除去しなければならない(たとえば、特許文献1)。
【0003】
そこで、空調装置におけるメンテナンス性を向上させるため、吸気口に貼り付けて使用することのできるフィルタが提案されている(特許文献2)。このフィルタには粘着剤や両面テープを備えた固定部が設けられていて、固定部を吸気口の外側に貼り付けることで、本体内に流入する空気中の塵埃等を除去することができる。そして、フィルタが汚れてきたら、フィルタを本体から剥がし、新しいものに取り替えるようになっている。これにより、本体内のプレフィルタに付着する塵埃を低減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-99858号公報
国際公開第2018/062344号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような取替可能なフィルタは、粘着剤で貼り付けているため剥がしにくい。そのため、フィルタを剥がす際にフィルタの捕集面が変形し、せっかく捕集したゴミや埃が舞い上がってしまうおそれがある。この舞い上がった塵埃を吸い込んでしまったり、床に落ちた埃を拾わなければならない等、衛生面や利便性において問題が発生する。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためのもので、簡単に着脱が可能でかつ捕集したゴミや埃が飛散することを抑え、利便性と衛生面とに優れた捕集フィルタおよび空調装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、通気性を有し空気中の物質を捕獲する濾過部を備え、
1または複数の辺を有し吸気口近傍に着脱自在に取り付けられる捕集フィルタであって、
前記濾過部を水平にして一の辺の中央部分を支点として持ち上げたときの、前記支点よりも下方に屈曲した前記濾過部の端部における鉛直方向の変位長さをたわみ量とし、
前記一の辺の長さに対する前記たわみ量を変形率とした場合に、前記変形率が30%以下である捕集フィルタである。
【0008】
また、上記捕集フィルタを取り付ける取付部を有する空調装置である。
【発明の効果】
【0009】
上述のように構成することにより、メンテナンスでフィルタを交換する際に、捕集フィルタに捕集されたゴミや埃が落下して空気中に飛散してしまうことが抑制されるので、利便性と衛生面とを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態の捕集フィルタの構造の一例を示す平面図である。
本実施形態の捕集フィルタにおいて、たわみ量の測定方法を示す図である。
捕集フィルタの変形率と埃の落下量との関係を示すグラフである。
本実施形態の捕集フィルタの構造の他の一例を示す平面図である。
本実施形態の空調装置の一例である空気清浄機の外観図である。
本実施形態の空調装置の一例である空気清浄機の断面構成図である。
本実施形態の空調装置の他の一例である空気清浄機の外観図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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