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公開番号2024036002
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-15
出願番号2022140687
出願日2022-09-05
発明の名称焼結体用粒子または立体造形用粒子、およびそれらの製造方法
出願人株式会社日本触媒
代理人弁理士法人G-chemical,個人,個人
主分類B22F 1/105 20220101AFI20240308BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】高い流動性(取り扱い性などに影響)、焼結や加熱後の粒界の高い結合性(強度や硬度などに影響)、焼結や加熱後の粒界の高い緻密性(充填性に影響)などを発現できる、焼結体用粒子または立体造形用粒子を提供する。また、それらの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の実施形態による焼結体用粒子または立体造形用粒子は、焼結体材料または立体造形用材料として用いる粒子であって、該粒子がカーボンコート無機粒子である。
【選択図】なし



特許請求の範囲【請求項1】
焼結体材料または立体造形用材料として用いる粒子であって、
該粒子がカーボンコート無機粒子である、
焼結体用粒子または立体造形用粒子。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記カーボンコート無機粒子が、無機粒子に炭素材料をコーティングさせてなる、請求項1に記載の焼結体用粒子または立体造形用粒子。
【請求項3】
焼結体用粒子または立体造形用粒子の製造方法であって、
無機粒子に炭素材料をコーティングさせてカーボンコート無機粒子を調製する、
焼結体用粒子または立体造形用粒子の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、焼結体用粒子または立体造形用粒子、およびそれらの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
焼結は、粒子を加熱することによって該粒子同士が接合し、該粒子間の空隙が小さくなって、全体が縮小して緻密化する現象であり、粉末冶金やセラミックス製造などで利用されている。例えば、粉末冶金では、金属粉末とバインダーとを含む組成物を、所望の形状に成形して成形体を得た後に、該成形体を脱脂して焼結することにより、焼結体が得られる。
【0003】
立体造形は、代表的には、3Dプリンタによって材料を1層1層積み上げていく造形であり、複雑な形状を有する立体造形物を、金型を用いることなく製造可能である。3Dプリンタには、種々の方式が存在し、例えば、樹脂フィラメントを熱溶融して堆積させる材料押出堆積方式(FDM方式)、光硬化性樹脂溶液に光を照射して硬化層を積層させていく光造形方式(SLA方式)、インクジェットヘッドから吐出した樹脂に光を照射して硬化させるマテリアルジェッティング方式、粉末材料の堆積層にCO

レーザを照射して焼結によって造形する選択的レーザ焼結方式(SLS方式)、金属粉末をレーザが層ごとに溶かして目的の形状へと仕上げていく選択的レーザ溶融方式(SLM方式)、金属粉末をレーザが層ごとに焼結して目的の形状へと仕上げていく直接金属レーザ焼結方式(DMLS方式)、粉末材料の堆積層に電子ビームを照射して溶融によって造形する電子ビーム溶解方式(EBM方式)が挙げられる。
【0004】
以上のような焼結体や立体造形に用いられる粒子には、様々な特性が求められる。このような特性としては、例えば、高い流動性(取り扱い性などに影響)、焼結や加熱後の粒界の高い結合性(強度や硬度などに影響)、焼結や加熱後の粒界の高い緻密性(充填性に影響)が挙げられる。
【0005】
立体造形の製造に適した粉体材料の最近の一つの報告例として、熱可塑性樹脂を含む樹脂粉体とナノファイバーとを含み、平均粒子径が特定範囲にあり、ナノファイバーの含有量が特定範囲にある三次元造形用粉体材料が報告されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-053862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題は、高い流動性(取り扱い性などに影響)、焼結や加熱後の粒界の高い結合性(強度や硬度などに影響)、焼結や加熱後の粒界の高い緻密性(充填性に影響)などを発現できる、焼結体用粒子または立体造形用粒子を提供することにある。また、それらの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
[1]本発明の実施形態による焼結体用粒子または立体造形用粒子は、焼結体材料または立体造形用材料として用いる粒子であって、該粒子がカーボンコート無機粒子である。
[2]上記[1]に記載の焼結体用粒子または立体造形用粒子において、上記カーボンコート無機粒子が、無機粒子に炭素材料をコーティングさせてなるものであってもよい。
【0009】
[3]本発明の実施形態による焼結体用粒子または立体造形用粒子の製造方法は、無機粒子に炭素材料をコーティングさせてカーボンコート無機粒子を調製する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、高い流動性(取り扱い性などに影響)、焼結や加熱後の粒界の高い結合性(強度や硬度などに影響)、焼結や加熱後の粒界の高い緻密性(充填性に影響)などを発現できる、焼結体用粒子または立体造形用粒子を提供することができる。また、それらの製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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