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公開番号2024035834
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-14
出願番号2023142394
出願日2023-09-01
発明の名称消毒シートパッケージ
出願人日東電工株式会社
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人,個人,個人
主分類A61L 2/18 20060101AFI20240307BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】簡単な手段によって、高められた安全性を達成することができる消毒シートパッケージを提供する。
【解決手段】本発明は、消毒シートパッケージであって、取出し開口(1)を有する収容容器(2)と、収容容器(2)内に配置されていて、少なくとも2つの液体成分を有する消毒液を含浸させた不織布製の多数の消毒シート(4)とを備える、消毒シートパッケージを提供する。本発明によれば、不織布がリグニン含有繊維を有し、かつ/または消毒液が色素を含有することが特定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
消毒シートパッケージであって、取出し開口(1)を有する収容容器(2)と、前記収容容器(2)内に配置されていて、少なくとも2つの液体成分を有する消毒液を含浸させた不織布製の多数の消毒シート(4)とを備える、消毒シートパッケージにおいて、
前記不織布がリグニン含有繊維を有し、前記不織布が0.02g/m

~1g/m

のリグニンを有し、かつ/または前記消毒液が色素を含有することを特徴とする、消毒シートパッケージ。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記消毒液が、液体成分として、体積分率が50%~90%のアルコールと、体積分率が10%~50%の水とを有することを特徴とする、請求項1記載の消毒シートパッケージ。
【請求項3】
前記消毒液がpH調整剤を有し、前記消毒液が3.5~5.8のpH値を有することを特徴とする、請求項1または2記載の消毒シートパッケージ。
【請求項4】
前記不織布の少なくとも1つの層が、リグニン含有木質繊維材料を含有することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の消毒シートパッケージ。
【請求項5】
リグニン含有木質繊維材料を含む前記不織布の前記少なくとも1つの層が、70重量%~100重量%のパルプからなることを特徴とする、請求項4記載の消毒シートパッケージ。
【請求項6】
前記不織布が、再生セルロース、特にビスコース繊維を含有する層からなる少なくとも1つの層を有する多層構造を有することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の消毒シートパッケージ。
【請求項7】
ビスコース繊維を含有する前記少なくとも1つの層が、70重量%~100重量%のビスコース繊維、特にビスコース短繊維からなることを特徴とする、請求項6記載の消毒シートパッケージ。
【請求項8】
前記不織布が3層で形成されていることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の消毒シートパッケージ。
【請求項9】
前記不織布が、生分解性の植物由来の材料から完全に形成されていることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の消毒シートパッケージ。
【請求項10】
前記不織布が25g/m

~80g/m

の坪量を有することを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載の消毒シートパッケージ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、消毒シートパッケージであって、特に閉鎖可能な取出し開口を有する収容容器と、収容容器内に配置されていて、少なくとも2つの液体成分を有する消毒液を含浸させた不織布製の多数の消毒シートとを備える、消毒シートパッケージに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【0002】
ヘルスケア、介護、ケータリングおよび食品製造の分野における様々な施設では、人々への危険、特にウイルス、微生物等による病気を回避するために高い衛生レベルが重要となる。この場合、適切な手段を用いて用具、設備、表面等を清浄化および消毒するのが一般的である。
【0003】
例えば病院、医院あるいは介護施設の医療区域では、特に高い衛生レベルが必要とされる。医療用具および機器は、オートクレーブのような特別な滅菌装置で清浄化および消毒されることもあるが、ハンドル部分、什器のような建物内の表面だけでなく、病院用ベッド、車椅子等の補助具の表面も清浄化する必要があり、これには、例えば消毒シートを使用することができる。
【0004】
消毒シートには、拭取り動作によって表面に塗布される消毒液が含浸させてある。一方では、消毒シートにより表面の汚れを除去することができ、他方では、コーティングされた表面が消毒液で付加的に清浄化される。その際、特に細菌、ウイルスおよび微生物が、少なくともかなりの程度まで死滅または不活化される。
【0005】
少なくとも2つの液体成分を有する消毒液が実際に広く使用されている。例えば、液体成分としてアルコールおよび水を有する消毒液が知られている。この場合、成分の混合は、効率的な消毒効果を考慮して決定され、更なる添加剤、例えばpH調整剤を加えることができる。
【0006】
使用者の観点から、所望の消毒機能を確保するためには、消毒シートが全体的に少なくとも湿っていなければならないことが明らかである。この場合、既知の消毒シートパッケージでは、消毒液の適切な材料組成を使用者が決定することができない。
【0007】
既知の消毒シートパッケージは、通常閉鎖可能な取出し開口を備える収容容器を有する。1つには、例えば独国特許出願公開第102007035501号明細書および独国特許出願公開第102007036903号明細書に記載されているような、再閉鎖体を有する単純なフィルム包装が一般的である。さらに、消毒シートを上側の取出し開口から個別に取り出すことができるディスペンサーボトルも知られている。
【0008】
取出し開口が閉鎖可能であることから、最初に収容容器を開封した後、長期間にわたって使用可能であることが原則として達成される。しかしながら、実際には、閉鎖が不完全となるリスクがあり、それにより、消毒シートの消毒機能が損なわれる恐れもある。
【0009】
したがって、自体閉鎖可能な取出し開口が、意図的もしくは誤って適切に閉鎖されず、かつ/または取出し開口が少なくとも部分的に閉鎖されているにもかかわらず、消毒シートの端部が依然として露出している可能性がある。
【0010】
例えば、複数の消毒シートをすぐに続けて取り出す場合には、その間に取出し開口を閉鎖する必要はない。取出し開口を短期間閉鎖しなくとも、消毒シートの機能は通常損なわれない。
(【0011】以降は省略されています)

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