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公開番号2024051402
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157551
出願日2022-09-30
発明の名称光学粘着シートおよび粘着剤層付き光学フィルム
出願人日東電工株式会社
代理人個人,個人
主分類C09J 7/38 20180101AFI20240404BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】端部の段差吸収性を確保するのに適した光学粘着シート、および、そのような光学粘着シートを粘着剤層として備えた粘着剤層付き光学フィルムを提供する。
【解決手段】本発明の粘着シート10は、主領域部11と、当該主領域部11よりも軟質な軟質端部12とを有する光学粘着シートである。主領域部11の25℃での第1押込み弾性率に対する、軟質端部12の25℃での第2押込み弾性率の比率は0.85以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
主領域部と、当該主領域部よりも軟質な軟質端部とを有する光学粘着シートであって、
前記主領域部の25℃での第1押込み弾性率に対する、前記軟質端部の25℃での第2押込み弾性率の比率が、0.85以下である、光学粘着シート。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記第1押込み弾性率に対する前記第2押込み弾性率の比率が0.5以上である、請求項1に記載の光学粘着シート。
【請求項3】
前記第2押込み弾性率が110kPa以下である、請求項1に記載の光学粘着シート。
【請求項4】
前記第2押込み弾性率が50kPa以上である、請求項1に記載の光学粘着シート。
【請求項5】
前記第1押込み弾性率が150kPa以下である、請求項1に記載の光学粘着シート。
【請求項6】
前記光学粘着シートの面方向における、前記軟質端部の外方端から内方端までの長さが50μm以上500μm以下である、請求項1に記載の光学粘着シート。
【請求項7】
前記軟質端部は側端面を有し、当該側端面は、前記光学粘着シートの厚さ方向に対して20°以上50°以下の角度で傾斜している、請求項1に記載の光学粘着シート。
【請求項8】
光学フィルムと、
前記光学フィルム上の、請求項1から7のいずれか一つに記載の光学粘着シートから形成された粘着剤層とを備える、粘着剤層付き光学フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学粘着シートおよび粘着剤層付き光学フィルムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ディスプレイパネルは、例えば、画素パネル、偏光フィルム、タッチパネルおよびカバーガラスなどの要素を含む積層構造を有する。そのようなディスプレイパネルの製造過程では、積層構造に含まれる要素どうしの接合のために、例えば、光学的に透明な粘着シート(光学粘着シート)が用いられる。
【0003】
一方、例えばスマートフォン用およびタブレット端末用に、繰り返し折り曲げ可能(フォルダブル)なディスプレイパネルの開発が進んでいる。フォルダブルディスプレイパネルは、具体的には、屈曲形状とフラットな非屈曲形状との間で、繰り返し変形可能である。このようなフォルダブルディスプレイパネルでは、積層構造中の各要素が、繰り返し折り曲げ可能に作製されており、そのような要素間の接合に薄い光学粘着シートが用いられている。フォルダブルディスプレイパネルなどフレキシブルデバイス用の光学粘着シートについては、例えば下記の特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-111754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
スマートフォン用およびタブレット端末用のカバーガラスにおける、画素パネル側表面の端縁には、装飾用または遮光用に着色された印刷層が設けられる。印刷層は、例えば、カバーガラスの端縁の全周にわたって設けられる。この印刷層は、所定の厚さを有する。そのため、カバーガラスにおける画素パネル側には、カバーガラス表面と印刷層表面との段差(印刷段差)がある。カバーガラスを被着体とする粘着シートには、被着体間の接合の信頼性に加えて、印刷段差に追従できる程度の柔らかさ(段差追従性)も、求められる。粘着シートの段差追従性が不十分であることは、カバーガラスの印刷層付き画素パネル側表面に貼り合わされた粘着シートと同カバーガラスとの間において、印刷層に沿って気泡が形成される原因となり、好ましくない。
【0006】
本発明は、端部の段差吸収性を確保するのに適した光学粘着シート、および、そのような光学粘着シートを粘着剤層として備えた粘着剤層付き光学フィルムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明[1]は、主領域部と、当該主領域部よりも軟質な軟質端部とを有する光学粘着シートであって、前記主領域部の25℃での第1押込み弾性率に対する、前記軟質端部の25℃での第2押込み弾性率の比率が、0.85以下である、光学粘着シートを含む。
【0008】
本発明[2]は、前記第1押込み弾性率に対する前記第2押込み弾性率の比率が0.5以上である、上記[1]に記載の光学粘着シートを含む。
【0009】
本発明[3]は、前記第2押込み弾性率が110kPa以下である、上記[1]または[2]に記載の光学粘着シートを含む。
【0010】
本発明[4]は、前記第2押込み弾性率が50kPa以上である、上記[1]から[3]のいずれか一つに記載の光学粘着シートを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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