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公開番号
2024120333
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2023027063
出願日
2023-02-24
発明の名称
防眩性フィルム、光学部材、及び画像表示装置
出願人
日東電工株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
5/02 20060101AFI20240829BHJP(光学)
要約
【課題】 防眩性と他の層との密着性との両立が可能な防眩性フィルムを提供する。
【解決手段】 前記目的を達成するために、本発明の本発明の防眩性フィルム10は、
防眩層12を含む防眩性フィルムであって、
防眩層12は、防眩性粒子12b及びナノ粒子12cを含み、
防眩層12の一方の表面に凹凸が形成され、
防眩層12表面における前記凹凸が、下記数式(1)及び(2)を満たすことを特徴とする。
2≦Sa≦8 (1)
0.1×10
3
≦Ra (2)
前記数式(1)において、Saは、前記凹凸の表面粗さ[nm]であり、
前記数式(2)において、Raは、前記凹凸の平均高さ[nm]である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
防眩層を含む防眩性フィルムであって、
前記防眩層は、防眩性粒子及びナノ粒子を含み、
前記防眩層の一方の表面に凹凸が形成され、
前記防眩層表面における前記凹凸が、下記数式(1)及び(2)を満たすことを特徴とする防眩性フィルム。
2≦Sa≦8 (1)
0.1×10
3
≦Ra (2)
前記数式(1)において、Saは、前記凹凸の表面粗さ[nm]であり、
前記数式(2)において、Raは、前記凹凸の平均高さ[nm]である。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記防眩層が、基材上に積層され、
前記防眩層における前記基材と反対側の表面に前記凹凸が形成されている請求項1記載の防眩性フィルム。
【請求項3】
前記ナノ粒子が、無機ナノ粒子である請求項1又は2記載の防眩性フィルム。
【請求項4】
前記ナノ粒子が、ナノ酸化金属粒子、ナノシリカ粒子、ナノ金属粒子、及びナノダイヤモンドからなる群から選択される少なくとも一つである請求項1又は2記載の防眩性フィルム。
【請求項5】
前記ナノ粒子が、ナノシリカ粒子である請求項1又は2記載の防眩性フィルム。
【請求項6】
前記防眩性粒子の重量平均粒子径と前記ナノ粒子の重量平均粒子径との比が、下記数式(3)を満たす請求項1又は2記載の防眩性フィルム。
20≦(A/B)≦200 (3)
前記数式(3)において、Aは、前記防眩性粒子の重量平均粒子径[nm]であり、Bは、前記ナノ粒子の重量平均粒子径[nm]である。
【請求項7】
前記防眩層において、前記防眩性粒子と前記ナノ粒子との質量比が、下記数式(4)を満たす請求項1又は2記載の防眩性フィルム。
2≦(b/a)≦60 (4)
前記数式(4)において、aは、前記防眩層中における前記防眩性粒子の質量部数であり、bは、前記防眩層中における前記ナノ粒子の質量部数である。
【請求項8】
前記凹凸の平均高さRa[nm]と、前記防眩性粒子の重量平均粒子径A[nm]との比が、下記数式(5)を満たす請求項1又は2記載の防眩性フィルム。
10≦(A/Ra)≦30 (5)
前記数式(5)において、Raは、前記数式(2)と同じく前記凹凸の平均高さRa[nm]であり、Aは、前記数式(3)と同じく前記防眩性粒子の重量平均粒子径A[nm]である。
【請求項9】
前記凹凸の表面粗さSa[nm]と前記ナノシリカ粒子の重量平均粒子径B[nm]との比が下記数式(6)を満たす請求項1又は2記載の防眩性フィルム。
2.5≦(B/Sa)≦50 (6)
前記数式(6)において、Saは、前記数式(1)と同じく前記凹凸の表面粗さSa[nm]であり、Bは、前記数式(3)と同じく前記ナノシリカ粒子の重量平均粒子径B[nm]である。
【請求項10】
前記防眩層における前記凹凸が形成された側の面上に、さらに他の層が積層されている請求項1又は2記載の防眩性フィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、防眩性フィルム、光学部材、及び画像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
防眩性フィルムは、フィルム表面に防眩層を設けて防眩性を付与したフィルムであり、画像表示装置に広く用いられている(特許文献1等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-109683号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
防眩性フィルムの防眩性は、防眩層表面の凹凸形状により影響を受ける。
【0005】
一方、防眩層上には、他の層(例えば反射防止層等)を積層させて用いることがある。この場合、防眩層と他の層との密着性も、防眩層表面の凹凸形状により影響を受ける。したがって、このような場合、防眩層表面の凹凸形状を、防眩性と他の層との密着性との両立が可能となる形状にすることが必要である。
【0006】
そこで、本発明は、防眩性と他の層との密着性との両立が可能な防眩性フィルム、光学部材、及び画像表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明の防眩性フィルムは、
防眩層を含む防眩性フィルムであって、
前記防眩層は、防眩性粒子及びナノ粒子を含み、
前記防眩層の一方の表面に凹凸が形成され、
前記防眩層表面における前記凹凸が、下記数式(1)及び(2)を満たすことを特徴とする。
2≦Sa≦8 (1)
0.1×10
3
≦Ra (2)
前記数式(1)において、Saは、前記凹凸の表面粗さ[nm]であり、
前記数式(2)において、Raは、前記凹凸の平均高さ[nm]である。
【0008】
本発明の光学部材は、本発明の防眩性フィルムを含む光学部材である。
【0009】
本発明の画像表示装置は、本発明の防眩性フィルム、又は本発明の光学部材を含む画像表示装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、防眩性と他の層との密着性との両立が可能な防眩性フィルム、光学部材、及び画像表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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