TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024122666
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023030338
出願日
2023-02-28
発明の名称
表示システム、表示方法、表示体および表示体の製造方法
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人籾井特許事務所
主分類
G02B
27/02 20060101AFI20240902BHJP(光学)
要約
【課題】VRゴーグルの軽量化、高精細化を実現し得る表示システムを提供すること。
【解決手段】本発明の実施形態による表示システムは、ユーザに対して画像を表示する表示システムであって、偏光部材を介して画像を表す光を前方に出射する表示面を有する表示素子と、前記表示素子の前方に配置され、反射型偏光部材を含み、前記表示素子から出射された光を反射する反射部と、前記表示素子と前記反射部との間の光路上に配置される第一レンズ部と、前記表示素子と前記第一レンズ部との間に配置され、前記表示素子から出射された光を透過させ、前記反射部で反射された光を前記反射部に向けて反射させるハーフミラーと、前記表示素子と前記ハーフミラーとの間の光路上に配置される第1のλ/4部材と、前記ハーフミラーと前記反射部との間の光路上に配置される第2のλ/4部材と、を備え、前記反射部で反射させる偏光の楕円率は0.01以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザに対して画像を表示する表示システムであって、
偏光部材を介して画像を表す光を前方に出射する表示面を有する表示素子と、
前記表示素子の前方に配置され、反射型偏光部材を含み、前記表示素子から出射された光を反射する反射部と、
前記表示素子と前記反射部との間の光路上に配置される第一レンズ部と、
前記表示素子と前記第一レンズ部との間に配置され、前記表示素子から出射された光を透過させ、前記反射部で反射された光を前記反射部に向けて反射させるハーフミラーと、
前記表示素子と前記ハーフミラーとの間の光路上に配置される第1のλ/4部材と、
前記ハーフミラーと前記反射部との間の光路上に配置される第2のλ/4部材と、を備え、
前記反射部で反射させる偏光の楕円率は0.01以下である、
表示システム。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記第1のλ/4部材と前記第2のλ/4部材との間には空間が形成されている、請求項1に記載の表示システム。
【請求項3】
前記表示素子と前記第1のλ/4部材とは一体である、請求項1に記載の表示システム。
【請求項4】
前記第一レンズ部と前記第2のλ/4部材とは一体である、請求項1に記載の表示システム。
【請求項5】
前記第1のλ/4部材の面内位相差(a)と前記第2のλ/4部材の面内位相差(b)との差の絶対値は3.5nm以下である、請求項1に記載の表示システム。
【請求項6】
前記第1のλ/4部材の遅相軸と前記第2のλ/4部材の遅相軸とのなす角度が7°以下または83°~97°となるように配置されている、請求項1に記載の表示システム。
【請求項7】
前記第1のλ/4部材および前記第2のλ/4部材のISC値は、それぞれ、50以下である、請求項1に記載の表示システム。
【請求項8】
前記第1のλ/4部材および前記第2のλ/4部材の厚みは、それぞれ、100μm以下である、請求項1に記載の表示システム。
【請求項9】
前記第1のλ/4部材および前記第2のλ/4部材の厚みのばらつきは、それぞれ、1μm以下である、請求項1に記載の表示システム。
【請求項10】
前記第1のλ/4部材および前記第2のλ/4部材の単位厚みあたりのISC値は、それぞれ、1以下である、請求項1に記載の表示システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示システム、表示方法、表示体および表示体の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置およびエレクトロルミネセンス(EL)表示装置(例えば、有機EL表示装置)に代表される画像表示装置が急速に普及している。画像表示装置においては、画像表示を実現し、画像表示の性能を高めるために、一般的に、偏光部材、位相差部材等の光学部材が用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
近年、画像表示装置の新たな用途が開発されている。例えば、Virtual Reality(VR)を実現するためのディスプレイ付きゴーグル(VRゴーグル)が製品化され始めている。VRゴーグルは様々な場面での利用が検討されていることから、その軽量化、高精細化等が望まれている。軽量化は、例えば、VRゴーグルに用いられるレンズを薄型化することで達成され得る。一方で、薄型レンズを用いた表示システムに適した光学部材の開発も望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-103286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記に鑑み、本発明はVRゴーグルの軽量化、高精細化を実現し得る表示システムの提供を主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1.本発明の実施形態による表示システムは、ユーザに対して画像を表示する表示システムであって、偏光部材を介して画像を表す光を前方に出射する表示面を有する表示素子と、上記表示素子の前方に配置され、反射型偏光部材を含み、上記表示素子から出射された光を反射する反射部と、上記表示素子と上記反射部との間の光路上に配置される第一レンズ部と、上記表示素子と上記第一レンズ部との間に配置され、上記表示素子から出射された光を透過させ、上記反射部で反射された光を上記反射部に向けて反射させるハーフミラーと、上記表示素子と上記ハーフミラーとの間の光路上に配置される第1のλ/4部材と、上記ハーフミラーと上記反射部との間の光路上に配置される第2のλ/4部材と、を備え、上記反射部で反射させる偏光の楕円率は0.01以下である。
2.上記1に記載の表示システムにおいて、上記第1のλ/4部材と上記第2のλ/4部材との間には空間が形成されていてもよい。
3.上記1または2に記載の表示システムにおいて、上記表示素子と上記第1のλ/4部材とは一体であってもよい。
4.上記1から3のいずれかに記載の表示システムにおいて、上記第一レンズ部と上記第2のλ/4部材とは一体であってもよい。
5.上記1から4のいずれかに記載の表示システムにおいて、上記第1のλ/4部材の面内位相差(a)と上記第2のλ/4部材の面内位相差(b)との差の絶対値は3.5nm以下であってもよい。
6.上記1から5のいずれかに記載の表示システムにおいて、上記第1のλ/4部材の遅相軸と上記第2のλ/4部材の遅相軸とのなす角度が7°以下または83°~97°となるように配置されていてもよい。
7.上記1から6のいずれかに記載の表示システムにおいて、上記第1のλ/4部材および上記第2のλ/4部材のISC値は、それぞれ、50以下であってもよい。
8.上記1から7のいずれかに記載の表示システムにおいて、上記第1のλ/4部材および上記第2のλ/4部材の厚みは、それぞれ、100μm以下であってもよい。
9.上記1から8のいずれかに記載の表示システムにおいて、上記第1のλ/4部材および上記第2のλ/4部材の厚みのばらつきは、それぞれ、1μm以下であってもよい。
10.上記1から9のいずれかに記載の表示システムにおいて、上記第1のλ/4部材および上記第2のλ/4部材の単位厚みあたりのISC値は、それぞれ、1以下であってもよい。
11.上記1から10のいずれかに記載の表示システムにおいて、上記表示素子に含まれる上記偏光部材の吸収軸と上記第1のλ/4部材の遅相軸とのなす角度は40°~50°であってもよく、上記表示素子に含まれる上記偏光部材の吸収軸と上記第2のλ/4部材の遅相軸とのなす角度は40°~50°であってもよい。
【0007】
12.本発明の実施形態による表示体は、上記1から11のいずれかに記載の表示システムを具備する。
13.本発明の実施形態による表示体の製造方法は、上記1から11のいずれかに記載の表示システムを具備する表示体の製造方法である。
【0008】
14.本発明の実施形態による表示方法は、偏光部材を介して出射された画像を表す光を、第1のλ/4部材を通過させるステップと、上記第1のλ/4部材を通過した光を、ハーフミラーおよび第一レンズ部を通過させるステップと、上記ハーフミラーおよび上記第一レンズ部を通過した光を、第2のλ/4部材を通過させるステップと、上記第2のλ/4部材を通過した光を、反射型偏光部材を含む反射部で上記ハーフミラーに向けて反射させるステップと、上記反射部および上記ハーフミラーで反射させた光を、上記第2のλ/4部材により上記反射部を透過可能にするステップと、を有し、上記反射部で反射させる偏光の楕円率は0.01以下である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の実施形態による表示システムによれば、VRゴーグルの軽量化、高精細化を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の1つの実施形態に係る表示システムの概略の構成を示す模式図である。
(a)は図1に示す表示システムにおける光の進行の一例を説明する概略図であり、(b)は図1に示す表示システムにおける光の偏光状態の変化の一例を説明する概略図である。
(a)は図1に示す表示システムにおける光の進行の別の一例を説明する概略図であり、(b)は図1に示す表示システムにおける光の偏光状態の変化の別の一例を説明する概略図である。
厚みのばらつきの測定方法を説明するための図である。
ISC値の測定方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日東電工株式会社
分離膜
28日前
日東電工株式会社
防爆部材
17日前
日東電工株式会社
複層構造体
26日前
日東電工株式会社
粘着テープ
1か月前
日東電工株式会社
粘着シート
25日前
日東電工株式会社
積層フィルム
20日前
日東電工株式会社
配線回路基板
25日前
日東電工株式会社
ARデバイス
20日前
日東電工株式会社
積層フィルム
20日前
日東電工株式会社
光学フィルム
25日前
日東電工株式会社
電極の製造方法
25日前
日東電工株式会社
光学粘着シート
28日前
日東電工株式会社
光学粘着シート
28日前
日東電工株式会社
光学粘着シート
24日前
日東電工株式会社
BAWフィルタ
24日前
日東電工株式会社
焼結接合用シート
17日前
日東電工株式会社
透明導電性フィルム
24日前
日東電工株式会社
透明導電性フィルム
24日前
日東電工株式会社
透明導電性フィルム
24日前
日東電工株式会社
光透過性導電性シート
24日前
日東電工株式会社
複合半透膜の製造方法
28日前
日東電工株式会社
光学フィルムの製造方法
25日前
日東電工株式会社
眼鏡レンズ、および眼鏡
26日前
日東電工株式会社
バックグラインドテープ
4日前
日東電工株式会社
分離膜、及びその製造方法
1か月前
日東電工株式会社
高分子分散型液晶フィルム
1か月前
日東電工株式会社
樹脂発泡体および発泡部材
10日前
日東電工株式会社
表面処理シートの製造方法
18日前
日東電工株式会社
再生品の不純物量の推定方法
1か月前
日東電工株式会社
光学積層体及び画像表示装置
20日前
日東電工株式会社
光学部材およびその製造方法
5日前
日東電工株式会社
光ケーブルおよび複合ケーブル
10日前
日東電工株式会社
光ケーブルおよび複合ケーブル
10日前
日東電工株式会社
光学積層体および表示システム
26日前
日東電工株式会社
積層体および積層体の製造方法
20日前
日東電工株式会社
導光フィルムおよびその製造方法
20日前
続きを見る
他の特許を見る