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公開番号2024035727
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-14
出願番号2022140372
出願日2022-09-02
発明の名称搬送装置
出願人伊東電機株式会社
代理人個人
主分類B65G 47/31 20060101AFI20240307BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】より確実に搬送物の重なりが解消可能であり、搬送物を適宜に搬送可能な搬送装置を提供することである。
【解決手段】搬送面が傾斜する傾斜部を有する搬送装置であって、前記傾斜部は、搬送方向に複数の搬送ゾーンa乃至hに分割されており、少なくとも一組の隣接する搬送ゾーンは、下流側の搬送ゾーンの搬送速度が上流側の搬送ゾーンの搬送速度よりも大きく、少なくとも一部の搬送ゾーンに凹凸を備えたローラがある。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
搬送面が傾斜する傾斜部を有する搬送装置であって、
前記傾斜部は、搬送方向に複数の搬送ゾーンに分割されており、少なくとも一組の隣接する搬送ゾーンは、下流側の搬送ゾーンの搬送速度が上流側の搬送ゾーンの搬送速度よりも大きく、
少なくとも一部の搬送ゾーンに凸部を備えたローラがあることを特徴とする搬送装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記ローラの少なくとも一つは、長手方向の一部であって一方に寄った位置に凸部が設けられた偏り型凹凸ローラであることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記ローラの少なくとも一つは、長手方向の略全域に凸部が設けられた全域型凹凸ローラであることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記ローラには、長手方向の一部であって一方に寄った位置に凸部が設けられた偏り型凹凸ローラと、長手方向の略全域に凸部が設けられた全域型凹凸ローラが混在していることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項5】
少なくとも一つの搬送ゾーンが、搬送物を逆方向に付勢する動作を一時的に実行することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項6】
凸部の高さが異なるローラがあり、搬送方向上流側のローラの凸部の高さは下流側の凸ローラの凸部の高さよりも高いことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送物を搬送する搬送装置に関するものであり、特に、搬送物の重なりの解消が可能な搬送装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
配送場や集荷場、倉庫等では、搬送物を搬送する搬送装置が使用されている。このような搬送装置として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。
【0003】
特許文献1には、搬送方向の下流側に向かうにつれて下り勾配となる下向き傾斜部分と、搬送方向の下流側に向かうにつれて上り勾配となるように傾斜した傾斜部分を有する下向き傾斜積降ろし装置が開示されている。
特許文献1の下向き傾斜積降ろし装置では、複数の傾斜コンベヤ装置を並べることで上記した傾斜部分を形成している。そして、傾斜部分で搬送物を搬送する際、搬送物の重なりを解消するため、各傾斜コンベヤ装置では、上流側の傾斜コンベヤ装置よりも下流側の搬送速度を速くして搬送物を搬送することが開示されている。すなわち、傾斜部分では、搬送物が各傾斜コンベヤ装置によって搬送され、下流側の傾斜コンベヤ装置に進むにつれて搬送速度が速くなっていく。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4125594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記した下向き傾斜積降ろし装置では、より確実に搬送物の重なりを解消するという観点から改良の余地があった。
【0006】
本発明は、より確実に搬送物の重なりが解消可能であり、搬送物を適宜に搬送可能な搬送装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した課題を解決するための態様は、搬送面が傾斜する傾斜部を有する搬送装置であって、前記傾斜部は、搬送方向に複数の搬送ゾーンに分割されており、少なくとも一組の隣接する搬送ゾーンは、下流側の搬送ゾーンの搬送速度が上流側の搬送ゾーンの搬送速度よりも大きく、少なくとも一部の搬送ゾーンに凸部を備えたローラがあることを特徴とする搬送装置である。
【0008】
搬送物が上下に重なっている場合、下側の搬送物は全面的に搬送装置の搬送面と接し、上側の搬送物は、少なくとも一部が下の搬送物と接している。
ここで搬送物と搬送面の間の摩擦係数と、搬送物同士の摩擦係数は異なる。また搬送面が傾斜しているから、搬送中に上側の搬送物と下側の搬送物が相対移動し、上側の搬送物が下側の搬送物に対してずれた位置関係になる。
さらに本態様の搬送装置では、搬送部の少なくとも一部が凸部を備えたローラによって構成されている。そのため当該ローラ上を通過するとき、搬送物が上下に振動し、上下の搬送物の間に瞬間的に隙間ができる。そのため、下側の搬送物と上側の搬送物の搬送速度に差が生じ、上側の搬送物と下側の搬送物の間のずれは大きなものとなる。
その結果、一部に重なり部分があるものの、複数の搬送物が搬送方向に対して前後の位置関係となる。
一方、少なくとも一組の隣接する搬送ゾーンにおいて、下流側の搬送ゾーンの搬送速度が上流側の搬送ゾーンの搬送速度よりも大きいから、搬送方向の前側(下流側)の搬送物が、搬送方向の後側(上流)の搬送物よりも早く移動し、複数の搬送物の間が引き離される。
【0009】
上記した態様において、前記ローラの少なくとも一つは、長手方向の一部であって一方に寄った位置に凸部が設けられた偏り型凹凸ローラであることが望ましい。
【0010】
本態様の搬送装置で採用されるローラは、長手方向の一部であって一方に寄った位置に凸部が設けられた偏り型凹凸ローラである。そのため、偏り型凹凸ローラの上に乗った搬送物は、全体的に上下移動するものでなく、一部が上下に移動することとなる。従って重なり状態の搬送物は、搬送方向に対して左右方向の一方が持ち上がり、全体的に搬送方向に対して右方向又は左方向に傾く。
そのため上の搬送物は、下の搬送物に対して横方向に相対移動する。
また偏り型凹凸ローラは、長手方向の一部であって一方に寄った位置に凸部が設けられているので搬送速度が部位によって異なる。すなわち、凸部が設けられた領域は、凸部が障害となるので搬送速度が遅く、上に乗った搬送物の移動速度が遅い。そのため、搬送装置の幅方向の領域で搬送速度が相違し、横並びになった搬送物の一方が先行して進む。その結果、搬送物が並走状態となることが防がれる。
(【0011】以降は省略されています)

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