TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024035253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-14
出願番号2022138034
出願日2022-08-31
発明の名称防草テープ
出願人日本マタイ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A01M 21/00 20060101AFI20240306BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 不要な廃材の発生や回収を防止する共に、防草テープの貼付作業に際して、少ない工程及び時間で簡易に、かつ、低コストで貼付する。
【解決手段】 防草テープ10は、巻き取られた状態から巻き出されるテープ本体12と、このテープ本体12の片面に形成された粘着層14とから成る。この粘着層14は、巻き取られたテープ本体12の下層のテープ本体12に直接粘着してテープ本体12の巻き取り状態を維持するとともに防草テープ10の対象面への貼付後は防草テープ10の対象面への粘着を維持する。テープ本体12は、所定の間隔をもって形成された複数のミシン目16を有し、これらの複数のミシン目16は、テープ本体12の幅Wと同じ間隔Lをもって形成されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象面に貼付されて植物の生長を防止する防草テープであって、前記防草テープは、巻き取られた状態から巻き出されるテープ本体と前記テープ本体の片面に形成された粘着層とから成り、前記粘着層は、巻き取られた前記テープ本体の下層の前記テープ本体に直接粘着して前記テープ本体の巻き取り状態を維持するとともに前記防草テープの前記対象面への貼付後は前記防草テープの前記対象面への粘着を維持し、前記テープ本体は、所定の間隔をもって形成された複数のミシン目を有し、前記複数のミシン目は、前記テープ本体の幅と同じ間隔をもって形成されていることを特徴とする防草テープ。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
請求項1に記載された防草テープであって、前記複数のミシン目のうち、任意の前記ミシン目で切り離しできることを特徴とする防草テープ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2のいずれかに記載された防草テープであって、前記複数のミシン目の各々は、道具を用いることなく切断できる強度を有することを特徴とする防草テープ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、地面に敷設された複数の防草シート間のつなぎ目や、防草シートに形成されたピンやペグを通すための孔を塞いで、これらのつなぎ目や孔から雑草が生育するのを防止するために防草シート等の対象面に貼付される防草テープの改良に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
庭、整地、休耕地や空き地、また、道路の斜面、法面、山等の長期的に放置されることになる地面から雑草等の不要な植物が繁殖した場合、定期的に草刈り等の作業が必要となり、労力と費用を要する。特に、近年は、人口の減少による過疎化に由来する労働力不足によって、また、季節によっては非常な暑さや寒さの中での作業が必要となるため、その作業は一層過酷となり困難を極める傾向にある。このため、近年は、雑草等の不要な植物が生育するのを事前に防止するために、これらの対象面にカバーとしての防草シートを敷設することがある。このような防草シートは、地面に敷設することにより、日光を遮断して植物の光合成を防ぐと共に、土壌に飛来種子等が付着して発芽するのを防止することにより、雑草が繁殖するのを長期的に抑制する効果がある。
【0003】
もっとも、このような防草シートを敷設しても、長期間が経過すると、防草シートを地面に固定するためのピンやペグを通すために防草シートに形成された孔や、また、複数の防草シートの間に存在するつなぎ目(防草シート同士を重ねた箇所)から、雑草が繁殖することがある。このため、これらの孔やつなぎ目も塞ぐために、これらの孔やつなぎ目に更に防草テープを貼付することがある。
【0004】
これらの従来の防草テープは、剥離紙等の剥離シートで粘着面を覆った状態で巻き取られ、使用する際に、必要な長さに巻き出した上で、この剥離シートからテープ本体を剥離して、このテープ本体を対象面に貼付するものが殆どであった(例えば、特許文献1、2等参照)。しかし、このように、粘着面を剥離シートで覆うと、テープ本体を剥がした後の剥離シートがゴミとなり資源の無駄が生じるばかりか、防草テープの貼付作業を行う場所は屋外であることが一般的であるため、テープ本体を剥離した後の剥離シートが風で飛び散り、その回収作業にも手間を要する上に、更には、材料が増える結果、コストも嵩む問題があった。
【0005】
また、従来の防草テープは、単に連続した状態で巻き取られているため、使用に際しては、設置箇所の長さや大きさに合わせて、防草テープをカッターやハサミ等の道具により必要な長さに切断した上で、対象面に貼付する必要があったため、貼付作業に時間と手間を要する問題があった。このような問題は、防草テープの貼付作業が、特に、上記の通り、過酷な環境下や、また、人が通常立ち入らない場所で行われることが多いことから、できるだけ回避することが望ましく、とりわけ、広大な野原等に防草シートを敷設する場合には、防草テープを貼付すべき箇所が数千から数万箇所にも及ぶため、一々道具を用いて、また、切断すべき長さや大きさを考慮して、防草テープの切断作業をすることには多大なる時間と労力を要することになる。更には、切断した後の防草テープを貼付するに際して、切断後の防草テープの幅と長さが異なる場合(長方形状に切断した場合)、貼付箇所に合わせて、防草テープの向きを確認してから貼付する必要があり、その時間と労力の増大に一層の拍車が掛かっていた。
【0006】
この場合、図5に示すように、予め所定の長さに切断された複数の防草テープ10を剥離シート20上に粘着させて巻き取っておくことで、この切断作業を省略することも考えられる。しかし、このような防草シート10によっても、剥離シート20の剥離作業が必要となり、また、その結果、剥離後の剥離シート20がゴミとなることには変わりがない。また、上記の通り、防草テープ10を貼付すべき箇所は、防草シートに形成された孔だけではなく、数十から数百メートル単位で連続する防草シートのつなぎ目もあるため、防草テープがあまり細切れに切断されていると、貼付作業が何回も必要となり、却って手間を要する問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2005-210906号公報
特開2019-000030号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、不要な廃材が発生するのを防止する共に、防草テープの貼付作業に際して、少ない工程及び時間で簡易に、かつ、低コストで貼付することができ、貼付作業の作業性及び利便性を向上させることができる防草テープを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、対象面に貼付されて植物の生長を防止する防草テープであって、この防草テープは、巻き取られた状態から巻き出されるテープ本体とこのテープ本体の片面に形成された粘着層とから成り、この粘着層は、巻き取られたテープ本体の下層のテープ本体に直接粘着してテープ本体の巻き取り状態を維持するとともに防草テープの対象面への貼付後は防草テープの対象面への粘着を維持し、テープ本体は、所定の間隔をもって形成された複数のミシン目を有し、これらの複数のミシン目は、テープ本体の幅と同じ間隔をもって形成されていることを特徴とする防草テープを提供するものである。
【0010】
また、本発明は、上記の課題を解決するための第2の手段として、上記第1の解決手段において、複数のミシン目のうち、任意のミシン目で切り離しできることを特徴とする防草テープを提供するものである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
産卵床
4日前
個人
魚釣用ルアー
26日前
個人
動物飼育用ケージ
11日前
個人
猫用のトイレ
11日前
個人
水中生物採集器
4日前
個人
計量カップ付き肥料袋
24日前
井関農機株式会社
作業車両
20日前
井関農機株式会社
作業車両
20日前
個人
木造人工島の海産物農業
20日前
井関農機株式会社
収穫機
21日前
井関農機株式会社
作業車両
21日前
井関農機株式会社
作業車両
24日前
井関農機株式会社
作業車両
19日前
株式会社大貴
動物用トイレ
4日前
株式会社大垣化工
糸収容具
12日前
井関農機株式会社
作業車両
11日前
井関農機株式会社
苗移植機
11日前
みのる産業株式会社
作業台車
13日前
井関農機株式会社
防除システム
18日前
ロンタイ株式会社
植生体
11日前
井関農機株式会社
乗用型苗植機
14日前
井関農機株式会社
台木切断装置
24日前
個人
水田用除草機器および水田用除草体
12日前
MWPO株式会社
キャットタワー
4日前
有限会社伊藤テクノリサーチ
防草施工方法
5日前
株式会社クボタ
田植機
11日前
グローブライド株式会社
ルアー
21日前
株式会社 ジークラック
ルアー
12日前
有限会社シーム
横紐支持具
20日前
株式会社クボタ
降雨制御システム
12日前
TEAM ONE株式会社
害虫捕獲用粘着テープ
19日前
個人
豚舎、およびそれを利用した養豚方法
12日前
井関農機株式会社
乗用苗移植機の安全装置
24日前
アース製薬株式会社
線香
18日前
株式会社大貴
排泄物処理材及びその製造方法
24日前
群馬県
太陽光発電環境システム
4日前
続きを見る