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公開番号2024031809
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2023098561
出願日2023-06-15
発明の名称フィルタデバイス
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人
主分類B01D 29/01 20060101AFI20240229BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】濾過の効率を向上させたフィルタデバイスを提供する。
【解決手段】
本発明のフィルタデバイス100は、濾過対象物を濾過するフィルタデバイスであって、複数の貫通孔を有する膜部12と、膜部12の周囲を囲む枠部13と、を有するフィルタ10と、筒形に形成され、内壁にフィルタ10の枠部13を保持するための環状の溝部21が形成された保持部20と、を備え、保持部20が延びる方向A1における溝部21の大きさH1は、フィルタ10の厚さT1よりも大きく、溝部21の凹面に接する内接円の直径D2は、フィルタ10の外周に接する内接円の直径D1よりも大きい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
濾過対象物を濾過するフィルタデバイスであって、
複数の貫通孔を有する膜部と、前記膜部の周囲を囲む枠部と、を有するフィルタと、
筒形に形成され、内壁に前記フィルタの前記枠部を保持する環状の溝部が形成された保持部と、
を備え、
前記保持部が延びる方向における前記溝部の大きさは、前記フィルタの厚さよりも大きく、
前記保持部が延びる方向から見たときに、前記溝部の凹面に接する内接円の直径は、前記フィルタの外周に接する内接円の直径よりも大きい、
フィルタデバイス。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記保持部は円筒形に形成され、
前記溝部は、円環状に形成され、
前記フィルタは、円形に形成され、
前記溝部の直径は、前記フィルタの外径よりも大きい、
請求項1に記載のフィルタデバイス。
【請求項3】
前記フィルタの厚さは、0.1μm以上500μm以下であり、
前記保持部が延びる方向における前記溝部の大きさは、前記フィルタの厚さの1.1倍以上1.5倍以下である、
請求項1に記載のフィルタデバイス。
【請求項4】
前記保持部が延びる方向における前記溝部の大きさと前記フィルタの厚さとの差は、前記複数の貫通孔の大きさの0.1倍以上1.5倍以下である、
請求項3に記載のフィルタデバイス。
【請求項5】
前記フィルタの外径は、5mm以上500mm以下であり、
前記溝部の直径は、前記フィルタの外径の1.002倍以上1.1倍以下である、
請求項2に記載のフィルタデバイス。
【請求項6】
前記溝部の直径と前記フィルタの外径との差の1/2は、前記複数の貫通孔の大きさの0.2倍以上2倍以下である、
請求項5に記載のフィルタデバイス。
【請求項7】
前記保持部が延びる方向における前記溝部の大きさと前記フィルタの厚さとの差は、前記溝部の凹面に接する内接円の直径と前記フィルタの外周に接する内接円の直径との差の1/2よりも小さい、
請求項1に記載のフィルタデバイス。
【請求項8】
前記保持部が延びる方向における前記溝部の大きさと前記フィルタの厚さとの差は、前記溝部の直径と前記フィルタの外径との差の1/2よりも小さい、
請求項2に記載のフィルタデバイス。
【請求項9】
前記膜部の一部が、前記溝部に配置される、
請求項1に記載のフィルタデバイス。
【請求項10】
前記保持部は、第1部材と第2部材とにより構成され、前記フィルタは、前記第1部材と前記第2部材との間に形成された空間に配置される、
請求項1に記載のフィルタデバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルタデバイスに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、細胞培養液に含まれる細胞を濾過するためのフィルタユニットが開示されている。特許文献1に記載された細胞培養液回収フィルタユニットは、細胞培養液に含まれる細胞を濾過する金属製多孔膜と、金属製多孔膜の外周部を保持する保持部材と、保持部材に接続された管状部材と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/092513号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の細胞培養液回収フィルタユニットにおいては、フィルタへの負荷を低減させる点と濾過の効率を向上させる点で、未だ改善の余地がある。
【0005】
本発明は、フィルタへの負荷を低減し、濾過の効率を向上させたフィルタデバイスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様にかかるフィルタデバイスは、
濾過対象物を濾過するフィルタデバイスであって、
複数の貫通孔を有する膜部と、前記膜部の周囲を囲む枠部と、を有するフィルタと、
筒形に形成され、内壁に前記フィルタの前記枠部を保持するための環状の溝部が形成された保持部と、
を備え、
前記保持部が延びる方向における前記溝部の大きさは、前記フィルタの厚さよりも大きく、
前記溝部の凹面に接する内接円の直径は、前記フィルタの外周に接する内接円の直径よりも大きい。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、フィルタへの負荷を低減させ、濾過の効率を向上させたフィルタデバイスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態1にかかるフィルタデバイスを示す概略図
図1のフィルタデバイスを示すA-A断面図
図2Aの領域R1を拡大した図
フィルタの膜部の一部を示す概略構成図
図3の膜部の一部をZ方向から見た図
図1のフィルタデバイスの上面図
流体通過時のフィルタデバイスの動作を示す図
流体通過時のフィルタデバイスの動作を示す図
実施の形態1の変形例1にかかるフィルタデバイスの一部を示す概略図
実施の形態1の変形例2にかかるフィルタデバイスを示す概略図
【発明を実施するための形態】
【0009】
(本発明に至った経緯)
特許文献1には、細胞を濾過する金属製多孔膜と、金属製多孔膜の外周部を保持する保持部材と、保持部材に接続された管状部材と、を備える細胞培養液回収フィルタユニットが開示されている。
【0010】
特許文献1に記載の細胞培養液回収フィルタユニットでは、流路となる保持部材の中空部分において、保持部材の内壁の摩擦に起因して、中央部分よりも内壁に近い部分の方が細胞培養液の流速が低下する傾向にある。このため、細胞培養液を通過させるときの金属製多孔膜にかかる流速が均一にならず、比較的流速の速い金属製多孔膜の中央部に詰まりが発生してしまう。その結果、濾過の効率が下がってしまうという課題がある。なお、本明細書において「濾過の効率の向上」とは、濾過時間の短縮、およびフィルタの濾過処理量の増加を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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