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公開番号2024031655
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022135339
出願日2022-08-26
発明の名称すき鋏用安全具
出願人ワンズアップ株式会社
代理人個人
主分類A01K 13/00 20060101AFI20240229BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】既存のすき鋏に加工を施すことなく簡単に後付けできるすき鋏用安全具を提供すること。
【解決手段】すき鋏Bの交差軸着部7に被嵌可能な被嵌部8と、この被嵌部8から突設されすき鋏Bの柄部9に係止させる柄係止部10と、この柄係止部10の反対側に向けて被嵌部8から突設されすき鋏Bの刃縁2若しくはすき刃縁4に沿設させる櫛部11とから成り、被嵌部8は、すき鋏Bの交差軸着部7の枢着軸6の一端部の外側に配設する一側覆部12と、枢着軸6の他端部の外側に配設する他側覆部13とを備え、一側覆部12には、枢着軸6の一端部を支持する軸支持部14が設けられていると共に、他側覆部13には、螺動操作により枢着軸6の他端部に圧接する締付ネジ15が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一端側に指入れ穴を有し他端側に刃縁を有する第一鋏体と、一端側に指入れ穴を有し他端側にすき刃縁を有する第二鋏体とが枢着軸により交差軸着されて成るすき鋏に取付け可能なすき鋏用安全具であって、
前記すき鋏の交差軸着部に被嵌可能な被嵌部と、この被嵌部から突設され前記第一鋏体若しくは前記第二鋏体の柄部に係止させる柄係止部と、この柄係止部の反対側に向けて前記被嵌部から突設され前記第一鋏体の刃縁若しくは前記第二鋏体のすき刃縁に沿設させる櫛部とから成り、
前記被嵌部は、前記すき鋏の交差軸着部の枢着軸の一端部の外側に配設する一側覆部と、前記枢着軸の他端部の外側に配設する他側覆部とを備え、前記一側覆部には、前記枢着軸の一端部を支持可能な軸支持部が設けられていると共に、前記他側覆部には、螺動操作により前記枢着軸の他端部に圧接する締付ネジが設けられていて、
前記柄係止部を前記すき鋏の第一鋏体若しくは第二鋏体の柄部に係止しつつ前記被嵌部を前記交差軸着部に被嵌し、前記軸支持部に前記枢着軸の一端部を支持すると共に、前記締付ネジを螺動操作して枢着軸の他端部に圧接させることで前記すき鋏に取付けられるように構成されていることを特徴とするすき鋏用安全具。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記柄係止部を前記すき鋏の第一鋏体の柄部に係止しつつ前記被嵌部を前記交差軸着部に被嵌し、前記軸支持部に前記枢着軸の一端部を支持すると共に、前記締付ネジを螺動操作して枢着軸の他端部に圧接させることで、前記櫛部が前記第一鋏体の刃縁に沿設状態で取付けられるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のすき鋏用安全具。
【請求項3】
前記締付ネジは、手動で螺動操作可能な摘み部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のすき鋏用安全具。
【請求項4】
前記柄係止部は、前記第一鋏体若しくは前記第二鋏体の柄部を挟むようにして係止可能なU字状係止部に構成されていることを特徴とする請求項1記載のすき鋏用安全具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、すき鋏に取付けて使用するものであって、特に犬や猫などの動物の毛をすく際に有用なすき鋏用安全具に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
一般的なすき鋏は、一端側に指入れ穴を有し他端側に直線状あるいはなだらかな曲線状の刃縁を有する第一鋏体と、一端側に指入れ穴を有し他端側に櫛歯状のすき刃縁を有する第二鋏体とが枢着軸により交差軸着されて構成されている。
【0003】
このすき鋏は、従来から犬や猫などのペット動物の毛をすく目的でも使用されているが、犬や猫などは人間よりも皮膚が弱いために刃縁とすき刃縁との間に皮膚が挟まりやすい上、ペット動物はカット作業中に静止し続けてくれないので、ペット動物の皮膚を傷付けないように作業者(トリマー)は多大な注意を払いながらこのカット作業を行う必要があり、容易な作業ではなかった。
【0004】
そこで本発明者は、このようなすき鋏を用いた動物の毛のカット作業をどうにか容易に且つ安全に行えないかと商品開発を行い、すき刃縁に皮膚が挟まることを防止しながら毛をすくことができる登録実用新案第3227299号(特許文献1)を提案している。
【0005】
この特許文献1の動物用すき鋏について簡単に説明すると、前記すき刃縁に対向する前記刃縁側に櫛歯を有する櫛部材が設けられていて、この櫛部材を動物の身体(皮膚)側に配しながら毛をカットすることにより、動物の皮膚が刃縁とすき刃縁の間に入ることが抑制されて動物の皮膚を傷つけにくくなるように構成されているものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
登録実用新案第3227299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記特許文献1と共通の目的のもとに開発されたもので、既存のすき鋏に加工を施すことなく簡単に安全性付与用の櫛部を後付けできる実用性に優れたすき鋏用安全具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0009】
一端側に指入れ穴1を有し他端側に刃縁2を有する第一鋏体3と、一端側に指入れ穴1を有し他端側にすき刃縁4を有する第二鋏体5とが枢着軸6により交差軸着されて成るすき鋏Bに取付け可能なすき鋏用安全具Aであって、
前記すき鋏Bの交差軸着部7に被嵌可能な被嵌部8と、この被嵌部8から突設され前記第一鋏体3若しくは前記第二鋏体5の柄部9に係止させる柄係止部10と、この柄係止部10の反対側に向けて前記被嵌部8から突設され前記第一鋏体3の刃縁2若しくは前記第二鋏体5のすき刃縁4に沿設させる櫛部11とから成り、
前記被嵌部8は、前記すき鋏Bの交差軸着部7の枢着軸6の一端部の外側に配設する一側覆部12と、前記枢着軸6の他端部の外側に配設する他側覆部13とを備え、前記一側覆部12には、前記枢着軸6の一端部を支持可能な軸支持部14が設けられていると共に、前記他側覆部13には、螺動操作により前記枢着軸6の他端部に圧接する締付ネジ15が設けられていて、
前記柄係止部10を前記すき鋏Bの第一鋏体3若しくは第二鋏体5の柄部9に係止しつつ前記被嵌部8を前記交差軸着部7に被嵌し、前記軸支持部14に前記枢着軸6の一端部を支持すると共に、前記締付ネジ15を螺動操作して枢着軸6の他端部に圧接させることで前記すき鋏Bに取付けられるように構成されていることを特徴とするすき鋏用安全具に係るものである。
【0010】
また、前記柄係止部10を前記すき鋏Bの第一鋏体3の柄部9に係止しつつ前記被嵌部8を前記交差軸着部7に被嵌し、前記軸支持部14に前記枢着軸6の一端部を支持すると共に、前記締付ネジ15を螺動操作して枢着軸6の他端部に圧接させることで、前記櫛部11が前記第一鋏体3の刃縁2に沿設状態で取付けられるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のすき鋏用安全具に係るものである。
(【0011】以降は省略されています)

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