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公開番号2024029902
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022132361
出願日2022-08-23
発明の名称反応システムおよび生成物製造方法
出願人株式会社日本製鋼所
代理人個人
主分類B01J 8/08 20060101AFI20240229BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】効率良く生成物を製造できる反応システム等を提供する。
【解決手段】反応システム1は、処理物から生成物を製造する。反応システム1は、反応炉100と搬送装置141とを有する。反応炉100は、処理物10Aと搬送補助材20とを受け入れる供給口110と、製造した生成物10Bを送出する送出口120と、供給口110と送出口120との間において処理物10Aないし生成物10Bと搬送補助材20とが混在する混合物を受容する筒体101と、を有する。搬送装置141は、筒体101における混合物を供給口110から送出口120へ搬送する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
処理物から生成物を製造する反応システムであって、
前記処理物と搬送補助材とを受け入れる供給口と、製造した前記生成物を送出する送出口と、前記供給口と前記送出口との間において前記処理物ないし前記生成物と前記搬送補助材とが混在する混合物を受容する筒体と、を有する反応炉と、
前記筒体における前記混合物を前記供給口から前記送出口へ搬送する搬送装置と、を備える、
反応システム。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記筒体は前記生成物の粒径より大きい粒径を有する前記搬送補助材を受容し、
前記送出口は、前記生成物が通過可能であり、前記搬送補助材が通過しない複数の孔を介して前記生成物を送出する、
請求項1に記載の反応システム。
【請求項3】
前記送出口の下流側において、前記生成物が分離した前記搬送補助材を前記供給口へ循環させる循環装置をさらに備える、
請求項2に記載の反応システム。
【請求項4】
前記循環装置は、前記生成物が分離した後の前記搬送補助材に接触させるための回復用媒体を受け入れる媒体受入部と、前記搬送補助材に前記回復用媒体を接触させる接触部と、をさらに有する、
請求項3に記載の反応システム。
【請求項5】
前記循環装置は、前記搬送補助材を洗浄するための前記回復用媒体を受け入れ、前記搬送補助材と接触した後の前記回復用媒体を排出する媒体排出部をさらに有する、
請求項4に記載の反応システム。
【請求項6】
前記反応炉が受容する前記搬送補助材は、前記処理物の反応を補助する金属元素を含み、
前記循環装置は、前記搬送補助材を還元するための非金属元素を含む前記回復用媒体を受け入れる、
請求項4に記載の反応システム。
【請求項7】
前記搬送装置は、前記混合物の搬送方向に沿って設定された軸を回転するスクリュにより前記混合物を搬送する、
請求項1に記載の反応システム。
【請求項8】
前記反応炉は、前記処理物の粒径より大きい粒径を有する前記搬送補助材を受容する、
請求項7に記載の反応システム。
【請求項9】
前記反応炉は、前記混合物に攪拌用流体を吐出する吐出口をさらに有し、
前記搬送装置は、前記攪拌用流体に接触している前記混合物を搬送する、
請求項1~8のいずれか一項に記載の反応システム。
【請求項10】
前記吐出口は、前記筒体において前記混合物の搬送方向に沿って複数存在する、
請求項9に記載の反応システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は反応システムおよび生成物製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
原材料を予め設定された環境下において攪拌等することにより所望の生成物を製造する反応システムが存在する。
【0003】
例えば特許文献1は、以下の反応装置について開示している。反応装置は、圧力反応容器となるスクリュフィーダ本体と、スクリュフィーダ本体内に触媒を導入する触媒供給部と、スクリュフィーダ本体内に低級炭化水素を導入する低級炭化水素供給部と、を有する。またこの反応装置は、生成したナノ炭素を移送するスクリュと、スクリュによって搬送される触媒とナノ炭素を送出する固体送出部と、生成した水素をフィーダ本体外に送出する気体送出部と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-290682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、微細な粒子径を有する処理物をスクリュなどの搬送手段により搬送する場合に、搬送手段が構造上有している隙間や搬送力が直接及ばない空間などに処理物が滞り凝集や固化を引き起こす虞がある。このような状態が生じると、反応システムが製造する生成物の品質にばらつきが生じる可能性がある。あるいは、搬送手段による搬送速度が比較的に低速の場合に、凝集した処理物の反応速度が低下し、反応システムの効率が低下する虞がある。
【0006】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであって、効率良く生成物を製造できる反応システム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示にかかる反応システムは、処理物から生成物を製造する。この反応システムは、反応炉と搬送装置とを有する。反応炉は、処理物と搬送補助材とを受け入れる供給口と、製造した生成物を送出する送出口と、供給口と送出口との間において処理物ないし生成物と搬送補助材とが混在する混合物を受容する筒体と、を有する。搬送装置は、筒体における混合物を供給口から送出口へ搬送する。
【0008】
本開示にかかる生成物製造方法は、処理物から生成物を製造する方法である。この方法は、供給工程と、搬送工程と、送出工程と、を有する。供給工程は、処理物と搬送補助材とを反応炉に供給する。搬送工程は、処理物と搬送補助材とが混在する混合物を搬送装置により送出口へ搬送する。送出工程は、処理物から生成された生成物を送出口から送出する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、効率良く生成物を製造できる反応システム等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1にかかる反応システムの全体構成図である。
実施の形態1にかかる生成物製造方法のフローチャートである。
実施の形態2にかかる反応システムの全体構成図である。
実施の形態2にかかる生成物製造方法のフローチャートである。
実施の形態3にかかる反応システムの全体構成図である。
流動床生成装置300の詳細を示す図である。
実施の形態3にかかる生成物製造方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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