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公開番号2024029616
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-06
出願番号2022131968
出願日2022-08-22
発明の名称人体形状判定方法
出願人個人
代理人
主分類G01S 17/89 20200101AFI20240228BHJP(測定;試験)
要約【課題】被介護者の離床および転倒を検出する装置を提供する。
【解決手段】床上に設置した反射体までの水平距離と単位掃引角θごとに加算していく掃引角を連続回転測定できるレーダースキャナーに於いて、
無人の部屋の単位掃引角θごとに測定した距離を掃引角ごとの最大距離とし、
時間経過後に掃引角の距離が最大距離より短くなった場合は人体の検出とし、
人体の検出部の掃引角については、距離にtanθを乗じた値を部分長とし、
部分長を合計した合計部分長が、転倒か足かを判定する閾値より大きい場合は転倒とし、
合計部分長が閾値より小さい場合は足と判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
床上に設置した反射体までの水平距離と単位掃引角θごとに加算していく掃引角を連続回転測定できるレーダースキャナーに於いて、
無人の部屋の単位掃引角θごとに測定した距離を掃引角ごとの最大距離とし、
時間経過後に掃引角の距離が最大距離より短くなった場合は人体の検出とし、
人体の検出部の掃引角については、距離にtanθを乗じた値を部分長とし、
部分長を合計した合計部分長が、転倒か足かを判定する閾値より大きい場合は転倒とし、
合計部分長が閾値より小さい場合は足と判定する論理を特徴とする人体形状判定方法。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
請求項1に記載の人体形状判定方法であって、
人体の出現部の掃引角の中心角度を計算し、
中心角度が時間経過で変化する事で人体の移動を判断する事を特徴とする人体形状判定方法。
【請求項3】
請求項1に記載の人体形状判定方法であって、レーダースキャナーを離床位置に近いベッドの下に設置した事を特徴とする人体形状判定方法。
【請求項4】
請求項3に記載の人体形状判定方法であって、新たに出現した人体の最小距離がベッド横と判断される閾値(概ね1m)より大きい場合は、室外から介護者の入室と判断し、人体が検出されなくなるまで、離床と転倒の判断を停止する事を特徴とする人体形状判定方法。
【請求項5】
請求項4記載の人体形状判定方法であって、ベッド横に新たに出現した人体が、
その後ベッド横から移動し、人体が検出できなくなった場合は退室後に徘徊したと判定する事を特徴とする人体形状判定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は室内の被介護者の動向を見守り、転倒や離床などの危機的状況を検出する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
高齢者人口の増加と介護者の減少のため介護者の負担は益々増加して行く傾向があり、情報化技術を活用して介護者の負担の軽減を図り、介護品質を高めることができる製品が求められている。
【0003】
介護施設において非介護者が室内で転倒し、骨折や出血があった場合は迅速に手当をしないと大事になる恐れがある。
また夜間に被介護者がベッドから離床した場合は転倒や徘徊する可能性もある。転倒や徘徊のいずれの場合も介護者に迅速に知らせ適切な介助を行う必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2006-522956
特開2022-72765
特開2014-149731
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は高所に設置したカメラの画像により直立か、床上に横たわっているかをは判断する方法である。
特許文献2は高所に設置したカメラの画像処理でベッド領域を抽出し、離床、転落および転倒といった行動を検知する方法である。
いずれの方法も画像を処理する方法であり、画像では距離的要素が加味されないため、発生した位置によっては誤判定となる場合がある。
また画像は被介護者のプライバシーを守るためのボカシ等の処理が必要となる。
特許文書3は高所に設置した3次元の赤外線レーザーとカメラの画像でベッド上の被介護者の体位を推察するシステムであって、特許文献1、2と同じように高所に機材を設置しなければいけない点や、画像と3次元の赤外線レーザーをするため複雑な機器構成となりシステム価格が高価となる問題点がある。
【0006】
上記の従来の技術ではカメラを使うため、カメラを高所に設置しなければいけない事や、プライバシーの確保保のためのボカシ等の加工処置などが必要となる事や、距離情報がない事で誤判定を生じる恐れがある等の問題点がある。
【0007】
本発明では、従来技術におけるこのような課題の解決を目的とするものであって、設置が簡単で非接触で部屋全体を監視し、転倒や離床を確実に検出できる方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
床上に設置した反射体までの水平距離と掃引角を連続回転測定できるレーダースキャナーに於いて、
無人の部屋の単位掃引角θごとに測定した距離を掃引角ごとの最大距離とし、
時間経過後に掃引角の距離が最大距離より短くなった場合は人体の検出とし、
人体の検出の掃引角については、距離にtanθを乗じた値を部分長とし、
部分長を合計した合計部分長が、転倒か足かを判断する閾値より大きい場合は転倒とし、
合計部分長が閾値より小さい場合は足と判断する。
【発明の効果】
【0009】
本発明は機材の設置が簡単でプライバシーも確保でき、被介護者の部屋の中での転倒や離床を正確に検出でき迅速な介助が可能となるため被介護者の安全性を高め、その上介護者の労働負担を低減させる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
部屋の中央付近で人体が転倒した場合のレーザースキャナーの掃引状況を表す平面図
部屋の入口付近で人体が転倒した場合のレーザースキャナーの掃引状況を表す平面図
部屋のベッド付近で足を検知した場合のレーザースキャナーの掃引状況を表す平面図
部屋のベッドから離れた位置で足を検知した場合のレーザースキャナーの掃引状況を表す平面図
無人の部屋のレーザースキャナーの掃引状況を表す平面図
図1から図5までのレーダースキャナーの掃引角度と距離を集計し、人体と足を検出する計算表
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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