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公開番号2024054779
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022161231
出願日2022-10-05
発明の名称分注装置
出願人株式会社島津製作所
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 35/10 20060101AFI20240410BHJP(測定;試験)
要約【課題】複数のシリンジの各々にピペットチップが取り付けられているか否かを検出することが可能な分注装置を提供することである。
【解決手段】
分注装置100は、複数のシリンジ21および検出ユニット40を含む。検出ユニット40は、接触子43および検出部44を含む。複数のシリンジ21の各々には、ピペットチップ1が取り付け可能である。接触子43がピペットチップ1と接触することにより、接触子43の姿勢が変化する。検出部44は、接触子43の姿勢に基づいて、複数のシリンジ21の各々にピペットチップ1が取り付けられているか否かを検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ピペットチップを取り付け可能な複数のシリンジと、
前記ピペットチップの有無を検出する検出ユニットとを備え、
前記検出ユニットは、
前記ピペットチップと接触することにより姿勢が変化する第1の接触子と、
前記第1の接触子の姿勢に基づいて、前記複数のシリンジの各々に前記ピペットチップが取り付けられているか否かを検出する第1の検出部とを含む、分注装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1の接触子は、前記ピペットチップと接触しない第1の姿勢と、前記ピペットチップと接触する第2の姿勢との間で揺動する、請求項1記載の分注装置。
【請求項3】
前記第1の検出部は、互いに対向する投光部と受光部とを含み、
前記第1の接触子の一部は、前記第1の姿勢において、前記投光部と前記受光部との間に位置する、請求項2記載の分注装置。
【請求項4】
前記第1の接触子を一回転方向に付勢する付勢部材をさらに備える、請求項2または3記載の分注装置。
【請求項5】
前記付勢部材により付勢された前記第1の接触子を掛止する掛止部材をさらに備える、請求項4記載の分注装置。
【請求項6】
前記検出ユニットと前記複数のシリンジとを一方向に沿って相対的に移動させることにより前記第1の接触子を前記複数のシリンジに順次近接させるアクチュエータをさらに備え、
前記複数のシリンジは、前記一方向に配列される、請求項1または2記載の分注装置。
【請求項7】
前記第1の接触子は、前記ピペットチップと接触可能な先端部を含み、前記先端部は屈曲形状を有する、請求項1または2記載の分注装置。
【請求項8】
前記第1の接触子は、基端部と、前記ピペットチップと接触可能に前記基端部から突出する先端部とを含み、
前記先端部は、前記基端部よりも幅狭に形成される、請求項1または2記載の分注装置。
【請求項9】
前記検出ユニットは、
第2の接触子と、
第2の検出部とをさらに含み、
前記複数のシリンジは、第1の列に配置された1以上のシリンジと、第2の列に配置された1以上のシリンジとを含み、
前記第1の接触子は、前記第1の列に配置されたいずれかのシリンジの前記ピペットチップと接触することにより姿勢が変化し、
前記第2の接触子は、前記第2の列に配置されたいずれかのシリンジの前記ピペットチップと接触することにより姿勢が変化し、
前記第1の検出部は、前記第1の接触子の姿勢に基づいて、前記第1の列に配置された1以上のシリンジの各々に前記ピペットチップが取り付けられているか否かを検出し、
前記第2の検出部は、前記第2の接触子の姿勢に基づいて、前記第2の列に配置された1以上のシリンジの各々に前記ピペットチップが取り付けられているか否かを検出する、請求項1または2記載の分注装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、分注装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
所定の容器から試料を吸引して別の容器に分注する装置として、分注装置が知られている。例えば、特許文献1には、ピペットを有する高速自動分注装置が記載されている。ピペットの先端には、使い捨てのピペットチップが取り付けられる。ピペットチップがマザープレートに設けられた液体に浸漬するよう挿入された状態で、ピペットチップ内に液体が吸引される。次に、ピペットチップがディスペンスプレートの試験管内に挿入され、ピペットチップ内の液材が試験管に排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4927719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
分注後、ピペットから使用済みのピペットチップが脱離され、ピペットに未使用のピペットチップが取り付けられる。この状態で、分注が繰り返される。したがって、分注前には、ピペットに確実にピペットチップが取り付けられているか否かを検出する必要がある。しかしながら、複数のピペットが設けられる場合には、センサ等の配置スペースが制限されるため、複数のピペットの各々に確実にピペットチップが取り付けられているか否かを検出することは容易ではない。
【0005】
本発明の目的は、複数のシリンジの各々にピペットチップが取り付けられているか否かを検出することが可能な分注装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、ピペットチップを取り付け可能な複数のシリンジと、前記ピペットチップの有無を検出する検出ユニットとを備え、前記検出ユニットは、前記ピペットチップと接触することにより姿勢が変化する第1の接触子と、前記第1の接触子の姿勢に基づいて、前記複数のシリンジの各々に前記ピペットチップが取り付けられているか否かを検出する第1の検出部とを含む、分注装置に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、複数のシリンジの各々にピペットチップが取り付けられているか否かを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施の形態に係る分注装置の外観を示す斜視図である。
図1の分注装置の拡大斜視図である。
検出ユニットの下面図である。
図3の検出ユニットの動作を説明するための図である。
図3の検出ユニットの動作を説明するための図である。
図3の検出ユニットの動作を説明するための図である。
図3の検出ユニットの動作を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(1)分注装置の構成
以下、本発明の実施の形態に係る分注装置について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る分注装置の外観を示す斜視図である。図1に示すように、分注装置100は、基台部10、シリンジユニット20、アクチュエータ30および検出ユニット40を備える。
【0010】
シリンジユニット20は、複数のシリンジ21および保持部22を含む。本例では、4個のシリンジ21が、下方を向く状態で2行2列に配列される。各シリンジ21の下端部には、使い捨てのピペットチップ1が取り付けられる。保持部22は、昇降可能に基台部10に取り付けられ、複数のシリンジ21を保持する。
(【0011】以降は省略されています)

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