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公開番号2024055587
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162644
出願日2022-10-07
発明の名称感震センサ
出願人河村電器産業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01H 1/00 20060101AFI20240411BHJP(測定;試験)
要約【課題】 鋼球を使用する構成より長寿命化が可能な機械式の感震センサを提供する。
【解決手段】 非導電性の容器10に不揮発性の電解液3が収容され、容器10の内底部に第1電極5a、電解液の液面より高い位置の容器10の内側面に第2電極5bが配置された検知部2と、第1電極5aと第2電極5bとが電解液3を介して導通したら地震発生信号を出力する判定回路4とを有し、第2電極5bは液面から一定の距離で容器10の内側面に沿って連続形成されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
非導電性の容器に導電性を有する流体が収容され、容器内の底部或いは底部近傍の側部に第1電極、前記流体の液面より高い位置の前記容器内の側面或いは側面近傍の内部に第2電極が配置された検知部と、
前記第1電極と前記第2電極とが前記流体を介して導通したら地震発生信号を出力する判定回路とを有することを特徴とする感震センサ。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記導電性を有する流体は、不揮発性の電解液であることを特徴とする請求項1記載の感震センサ。
【請求項3】
前記第2電極は、前記液面から一定の距離で、前記容器の内側面に沿って連続形成されて成ることを特徴とする請求項1記載の感震センサ。
【請求項4】
前記容器は円錐形状を成し、底部の径に対して上部の径が小さいことを特徴とする請求項1記載の感震センサ。
【請求項5】
前記第2電極の位置は上下移動が可能で、前記判定回路の検知感度を変更できることをを特徴とする請求項1記載の感震センサ。
【請求項6】
前記検知部を構成する容器に加えて、下部が前記検知部の容器と連通した液面調整のための調整容器とを有し、
前記流体に浸漬可能な錘、及び前記錘の高さを変えて浸漬量を調整する調整手段を前記調整容器に配置し、
前記錘の前記流体への浸漬量を変更することで、前記検知部の流体の液面と前記第2電極との距離が変化し、前記判定回路の検知感度を変更できることを特徴とする請求項1記載の感震センサ。
【請求項7】
非導電性の容器に導電性を有する粉体或いは粒体が収容されると共に、前記容器の内底部に第1電極、前記導電性を有する粉体或いは粒体の表面より高い位置の前記容器の内側面或いは内側面近傍に第2電極が配置された検知部と、
前記第1電極と前記第2電極とが前記粉体或いは粒体を介して導通したら、地震発生信号を出力する判定回路とを有することを特徴とする感震センサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、地震を検知する感震センサに関し、特に機械式の感震センサに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より機械式の感震センサがある。例えば特許文献1では、ケース内に鋼球を収容して、揺れにより鋼球が移動することでケースの底面に配置した接点がオン/オフ動作するよう構成し、接点のオン/オフ動作から地震を検知させた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-72778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記鋼球の移動により地震を検知する構成は、加速度センサを使用する電子式の構成に比べて安価に構成できるし待機電力が不要であるが、鋼球の滑りによるチャタリングによる誤動作や、鋼球の転がりによる摩耗等の発生により寿命が比較的短い問題があった。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、鋼球を使用する構成より長寿命化が可能な機械式の感震センサを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する為に、本発明に係る感震センサの第1の発明は、非導電性の容器に導電性を有する流体が収容され、容器内の底部或いは底部近傍の側部に第1電極、流体の液面より高い位置の容器内の側面或いは側面近傍の内部に第2電極が配置された検知部と、第1電極と第2電極とが流体を介して導通したら地震発生信号を出力する判定回路とを有することを特徴とする。
この構成によれば、地震の揺れにより導電性を有する流体に波が発生し、第1電極と第2電極とが波により導通状態になると、判定回路がそれを検知して地震発生信号を出力するため、誤動作が発生し難い。また、揺れに応じた大きさの波が発生し易く、地震を検知し易い。
【0007】
本発明の別の態様は、上記構成において、導電性を有する流体は、不揮発性の電解液であることを特徴とする。
この構成によれば、簡易な構成で地震を検知できるし、摩耗する部位が無いため長寿命化が可能である。
【0008】
本発明の別の態様は、上記構成において、第2電極は、液面から一定の距離で、容器の内側面に沿って連続形成されて成ることを特徴とする。
この構成によれば、第2電極は途切れること無くリング状に配設されているため、流体の波の方向が何れの方向であっても第2電極に達する高さであったら確実に検知して地震発生信号を出力する。
【0009】
本発明の別の態様は、上記構成において、容器は円錐形状を成し、底部の径に対して上部の径が小さいことを特徴とする。
この構成によれば、地震の揺れから安定した縦波を発生でき、感震精度を上げることができる。
【0010】
本発明の別の態様は、上記構成において、第2電極の位置は上下移動が可能で、判定回路の検知感度を変更できることをを特徴とする。
この構成によれば、検知する地震の大きさを変更できる。よって、設置場所の環境に応じて、或いは利用者の希望に応じて感度を変更でき利便性が良い。
(【0011】以降は省略されています)

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