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公開番号2024055701
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162831
出願日2022-10-08
発明の名称携帯型温度測定装置
出願人株式会社ティアンドデイ
代理人個人
主分類G01J 5/07 20220101AFI20240411BHJP(測定;試験)
要約【課題】測定位置にかかわらず確実なボタン操作性と測定結果の可読性を確保し、かつ温度センサの位置を被測定対象物の測定箇所に容易に合わせて正確な温度測定ができる携帯型温度測定装置を提供する。
【解決手段】
携帯型温度測定装置本体部10の第1の面13に表示部16と操作部21とが配置され、第2の面14に本体部10内に配置される赤外線センサに赤外線を導く第1の開口部23が配置され、第1の開口部23は、第2の面14の外周辺近くに配置され、第1の開口部23近くの本体部周辺部分に、被測定対象物の測定箇所に照準を合わせるための照準部50を備えている。
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
内部に赤外線センサを有する本体部と把持部とを備えた携帯型温度測定装置であって、
前記本体部は、第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面と、前記第1の面に配置された表示部及び操作部と、前記第2の面に配置され、前記赤外線センサに赤外線を導く第1の開口部と、被測定対象物の測定箇所に照準を合わせるための照準部と、を有し、
前記第1の面側から見たとき、前記把持部の延在方向に直交する方向の前記把持部の幅よりも前記第1の面の幅のほうが大きくなっており、前記第1の開口部は、前記本体部において前記把持部と反対側の外周辺近くに配置され、前記照準部は、前記第1の面を平面視したときに前記第1の開口部の近くの前記本体部の外周部に設けられていることを特徴とする携帯型温度測定装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記第1の開口部と前記照準部とが、前記把持部の延在方向に沿った仮想中心線上に位置していることを特徴とする請求項1に記載の携帯型温度測定装置。
【請求項3】
前記第1の面の中心部を含むいずれの径方向の寸法も、前記第1の面と第2の面との間の最大距離の寸法よりも大きくしたことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯型温度測定装置。
【請求項4】
前記照準部は、前記外周辺から外側に突出する突起であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の携帯型温度測定装置。
【請求項5】
前記照準部は、前記外周辺から内側に窪む窪みであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の携帯型温度測定装置。
【請求項6】
前記照準部は、前記第1の面内において面上に設けられた目印であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の携帯型温度測定装置。
【請求項7】
前記第1の面において、前記操作部は前記表示部と前記把持部との間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の携帯型温度測定装置。
【請求項8】
前記本体部は、内部に発光素子と受光素子とを含む距離センサを有し、
前記第2の面の前記第1の開口部の近くに前記距離センサに光を導く第2の開口部を設けたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の携帯型温度測定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯型温度測定装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
非接触で被測定対象物の温度を測定する携帯型の温度測定装置が知られている。かかる携帯型温度測定装置は、一般にスティック状(棒状)をした本体の先端部に温度検出のための赤外線センサ(温度センサ)が設けられ、先端部以外の本体表面に計測結果を表示する表示部やボタンスイッチなどの操作部が設けられている(例えば特許文献1参照)。測定においては、先が狭くされた本体先端部を被測定対象物、例えば体温計であれば人の額などに向け操作ボタンを操作することで温度を測定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-99646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
かかる棒状の携帯型温度測定装置は先端部を被測定対象物の測定箇所に合わせやすいメリットはあるものの、表示部が先端とは異なる表面に配置されているため、測定後に表示部で測温結果を確認するときに、表示部の位置を目に対向するように移動させる必要があるという煩雑さがあった。また、携帯型温度測定装置の先端部を被測定対象物の測定箇所に合わせてから、測定のためにボタン操作をするときも、例えば体温計で額の温度を測定するなど携帯型温度測定装置の位置が目線よりも高い位置にある場合には、ボタン自体が見えづらくなってしまい確実なボタン操作ができなくなるという問題もあった。また、棒状のため平面部に十分なスペースがなく表示部を大きくすることが難しく、文字が小さい場合などでは、測定結果を認識するのに時間がかかるなどの問題もあった。
【0005】
本発明は、このような問題の少なくとも1つを解決し、容易に正確な温度測定を行うことができる携帯型温度測定装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態の構成として、携帯型温度測定装置は、内部に赤外線センサを有する本体部と、把持部とを備えた携帯型温度測定装置であって、本体部は、第1の面と、第1の面に対向する第2の面と、第1の面に配置された表示部及び操作部と、第2の面に配置され、赤外線センサに赤外線を導く第1の開口部と、被測定対象物の測定箇所に照準を合わせるための照準部と、を備え、第1の面側から見たとき、把持部の延在方向に直交する方向の把持部の幅よりも第1の面の幅のほうが大きく、第1の開口部は、本体部において把持部と反対側の外周辺近くに配置され、照準部は、第1の開口部の近くの本体部の外周部に設けられたものである。
【0007】
かかる実施形態においては、第1の面に表示部と操作部を設け、第2の面に本体部内側に配置される赤外線センサに赤外線を導く第1の開口部を設けることにより、操作者は、携帯型温度測定装置の測定位置にかかわらず操作部を直視しながら操作でき、また携帯型温度測定装置を測定箇所から動かすことなく測定結果を容易に認識できるので操作性を高めることができる。また第1の面側から見たとき、把持部の延在方向に直交する方向の把持部の幅よりも第1の面の幅のほうが大きくすることで表示部の面積を大きく設定することができ可読性を高めることができる。更に、第2の面に配置される第1の開口部を把持部と反対側の本体部の外周辺に沿って配置し、第1の開口部近くの本体部の外周部に照準部を設けている。このような構成により、赤外線センサが操作者から直接目視できない第2の面の側にあったとしても、照準部が見える位置を被測定対象物の測定箇所が見える位置に合わせることで、赤外線センサが向く方向や位置を適切に測定箇所に合わせ込むことができ、容易に正確な温度測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態1を示し、図1(a)は正面図、図1(b)は背面図、図1(c)は左側側面図である。
図1のA-A’線における断面図である。
実施形態1の使用説明図であり、図3(a)は使用説明側面図、図3(b)は使用側面正面図である。
実施形態1に用いるハードウエア構成図である。
実施形態2を示し、図5(a)は正面図、図5(b)は背面図である。
実施形態3を示し、図6(a)は正面図、図6(b)は背面図である。
実施形態4を示し、図7(a)は正面図、図7(b)は背面図、図7(c)は左側側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る携帯型温度測定装置について図を参照しながら説明する。
【0010】
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る携帯型温度測定装置100を示す。図1(a)は携帯型温度測定装置100の正面図、図1(b)は背面図、図1(c)は左側側面図である。
図1に示すように、携帯型温度測定装置100は、正面からみたときに略円形状に見える本体部10と、携帯型温度測定装置100を手に保持するために設けられ、本体部に結合された把持部11とを備える。本体部10は内部に赤外線センサを有する。
(【0011】以降は省略されています)

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