特許ウォッチ

公開番号2024022900
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-21
出願番号2022126345
出願日2022-08-08
発明の名称冷蔵庫
出願人東芝ライフスタイル株式会社
代理人弁理士法人サトー
主分類F25D 29/00 20060101AFI20240214BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】無線により給電が行われる構成要素について、その配置位置の自由度を高めることができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】本実施形態に係る冷蔵庫は、貯蔵室を有する冷蔵庫本体部と、前記冷蔵庫本体部に設けられ、無線により電力が供給される無線検知部と、前記無線検知部に無線により電力を供給する無線給電部と、を備え、前記無線検知部は、前記冷蔵庫本体部における所定の特別部位において、前記無線給電部からの無線による給電を受電可能である所定の特別方向に指向した状態で配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
貯蔵室を有する冷蔵庫本体部と、
前記冷蔵庫本体部に設けられ、無線により電力が供給される無線検知部と、
前記無線検知部に無線により電力を供給する無線給電部と、
を備え、
前記無線検知部は、前記冷蔵庫本体部における所定の特別部位において、前記無線給電部からの無線による給電を受電可能である所定の特別方向に指向した状態で配置されている冷蔵庫。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記無線検知部は、前記貯蔵室内の温度を検知する温度検知部であり、
前記温度検知部が検知する温度が所定温度を超えると、前記貯蔵室内を通常よりも速く冷却する急冷部を備える請求項１に記載の冷蔵庫。
【請求項３】
前記冷蔵庫本体部の壁部内に断熱材が備えられ、
前記無線検知部は、前記断熱材の温度を検知する温度検知部であり、
前記温度検知部が検知する温度に基づいて、前記断熱材の断熱性能が所定の断熱性能よりも低くなっているか否かを判定する劣化具合判定部を備える請求項１に記載の冷蔵庫。
【請求項４】
前記貯蔵室内に着脱可能に設けられ、製氷用の水を貯留する貯水部と、
前記貯水部が前記冷蔵庫本体部外に位置するか否かを判定する貯水部位置判定部と、
を備える請求項１に記載の冷蔵庫。
【請求項５】
前記貯水部位置判定部は、前記無線検知部から受信する電波強度が所定範囲から外れると、前記貯水部が前記冷蔵庫本体部外に位置すると判定する請求項４に記載の冷蔵庫。
【請求項６】
前記無線検知部は、前記貯水部を介して受光する光の照度を検知する照度検知部であり、
前記貯水部位置判定部は、前記照度検知部が検知する照度に基づいて、前記貯水部が前記冷蔵庫本体部外に位置するか否かを判定する請求項４に記載の冷蔵庫。
【請求項７】
前記無線検知部は、前記貯水部の重量を検知する重量検知部であり、
前記貯水部位置判定部は、前記重量検知部が検知する重量に基づいて、前記貯水部が前記冷蔵庫本体部外に位置するか否かを判定する請求項４に記載の冷蔵庫。
【請求項８】
前記無線検知部は、前記貯蔵室内に設けられている窪み部内に備えられている請求項１に記載の冷蔵庫。
【請求項９】
前記無線検知部は、薄い板状の収容部内に備えられている請求項１に記載の冷蔵庫。
【請求項１０】
前記収容部は、金属材料により構成されている金属部、および、非金属材料により構成されている非金属部を有し、前記無線給電部からの無線による給電を前記非金属部から受電可能である所定の特別方向に指向した状態で配置されている請求項９に記載の冷蔵庫。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
続きを表示（約 2,400 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば特許文献１に開示されている冷蔵庫は、冷蔵庫本体部に給電部を、貯蔵室扉に受電部を備え、コイルによる電磁誘導により給電部から受電部へ無線による給電を行う構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第６８７７３０４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来構成では、給電部および受電部を近接して対向するように配置しなければならず、給電部に対する受電部の配置位置の自由度が大きく制限されている。
【０００５】
本実施形態は、無線により給電が行われる構成要素について、その配置位置の自由度を高めることができる冷蔵庫を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本実施形態に係る冷蔵庫は、貯蔵室を有する冷蔵庫本体部と、前記冷蔵庫本体部に設けられ、無線により電力が供給される無線検知部と、前記無線検知部に無線により電力を供給する無線給電部と、を備え、前記無線検知部は、前記冷蔵庫本体部における所定の特別部位において、前記無線給電部からの無線による給電を受電可能である所定の特別方向に指向した状態で配置されている。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
本実施形態に係る冷蔵庫の構成例を概略的に示す正面図
本実施形態に係る冷蔵庫の上部の構成例を概略的に示す正面図
本実施形態に係る冷蔵庫の構成例を概略的に示す平面図
本実施形態に係るワイヤレスセンサの構成例を概略的に示す図
本実施形態に係る断熱箱体の構成例を概略的に示す縦断正面図
本実施形態に係る断熱箱体のうち貫通孔が設けられている部分の構成例を概略的に示す縦断正面図
本実施形態に係るワイヤレスセンサの設置例を概略的に示す図（その１）
本実施形態に係るワイヤレスセンサの設置例を概略的に示す図（その２）
本実施形態に係るワイヤレスセンサの設置例を概略的に示す図（その３）
本実施形態に係る大冷凍室の内部の構成例を概略的に示す縦断側面図
本実施形態に係る冷蔵庫の制御装置の構成例を概略的に示す図（その１）
本実施形態に係る冷蔵庫のエバポレータおよびその周辺部分の構成例を概略的に示す図
本実施形態に係る冷蔵庫の断熱材の構成例を概略的に示す図
本実施形態に係る冷蔵庫の制御装置の構成例を概略的に示す図（その２）
本実施形態に係る冷蔵庫の貯水タンクの構成例を概略的に示す縦断側面図
本実施形態に係る冷蔵庫の制御装置の構成例を概略的に示す図（その３）
本実施形態に係る照度センサの設置例を概略的に示す図
本実施形態に係る重量センサの設置例を概略的に示す図
本実施形態の変形例に係る冷蔵庫の上部の構成例を概略的に示す正面図（その１）
本実施形態の変形例に係る冷蔵庫の上部の構成例を概略的に示す正面図（その２）
本実施形態の変形例に係る可視化情報の表示例を概略的に示す図（その１）
本実施形態の変形例に係る可視化情報の表示例を概略的に示す図（その２）
本実施形態の変形例に係る冷蔵庫の上部の構成例を概略的に示す正面図（その３）
本実施形態の変形例に係る冷蔵庫の仕切壁の構成例を概略的に示す正面図
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、冷蔵庫に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図１に例示する冷蔵庫１０は、その外郭を構成する矩形箱状の断熱箱体１１の内部に複数の貯蔵室１２，１３，１４，１５，１６を備えている。断熱箱体１１は、冷蔵庫１０の本体部分を構成する冷蔵庫本体部の一例である。貯蔵室１２，１３，１４，１５，１６の内部には、例えば食品類などといった各種の貯蔵物を貯蔵することが可能である。断熱箱体１１は、樹脂製の内箱と金属製の外箱との間に断熱材を備えた構成である。断熱箱体１１を構成する断熱材としては、例えば、真空断熱パネル、発泡ウレタン、断熱性材料を成形した断熱成形体など、種々の断熱材を適用できる。
【０００９】
貯蔵室１２は、この場合、冷蔵温度帯に維持される冷蔵室である。以下、貯蔵室１２を「冷蔵室１２」と称する場合がある。貯蔵室１３は、この場合、冷蔵温度帯に維持される野菜室である。以下、貯蔵室１３を「野菜室１３」と称する場合がある。貯蔵室１４は、この場合、冷凍温度帯に維持される製氷室である。以下、貯蔵室１４を「製氷室１４」と称する場合がある。貯蔵室１５は、この場合、冷凍温度帯に維持される小冷凍室である。以下、貯蔵室１５を「小冷凍室１５」と称する場合がある。貯蔵室１６は、この場合、冷凍温度帯に維持される大冷凍室である。以下、貯蔵室１６を「大冷凍室１６」と称する場合がある。
【００１０】
冷蔵室１２は、冷蔵庫１０が備える複数の貯蔵室１２，１３，１４，１５，１６のうち最も上部に設けられた貯蔵室となっている。野菜室１３は、この冷蔵室１２の下側に設けられており、且つ、断熱箱体１１の上下方向における中央部に位置して設けられている。製氷室１４と小冷凍室１５は、この野菜室１３の下側に設けられており、且つ、断熱箱体１１内において冷蔵庫１０の横方向に沿って並んでいる。大冷凍室１６は、断熱箱体１１内において製氷室１４および小冷凍室１５の下側に設けられている。大冷凍室１６は、冷蔵庫１０が備える複数の貯蔵室１２，１３，１４，１５，１６のうち最も下部に設けられた貯蔵室となっている。
（【００１１】以降は省略されています）

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