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公開番号2024002352
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-11
出願番号2022101489
出願日2022-06-24
発明の名称電動圧縮機
出願人サンデン株式会社
代理人個人
主分類F04B 39/00 20060101AFI20231228BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】比較的簡単な構造でハーメチックピンを接続するプレスフィット端子間の絶縁距離を確保することができる電動圧縮機を提供する。
【解決手段】電動圧縮機1は、電動モータ2が内蔵されたモータ室12と、電動モータ2に給電するインバータ3が取り付けられるインバータ収容部13と、モータ室12とインバータ収容部13との隔壁に設けられたハーメチックプレート52と、インバータ13の回路基板51に設けられた複数のプレスフィット端子56を備え、各プレスフィット端子56に、ハーメチックプレート52のハーメチックピン53を接続する。プレスフィット端子56間に位置して回路基板51に設けられた絶縁カバー61を備えた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
モータが内蔵されたモータ室と、前記モータに給電するインバータが取り付けられるインバータ収容部と、前記モータ室と前記インバータ収容部との隔壁に設けられたハーメチックプレートと、前記インバータの回路基板に設けられた複数のプレスフィット端子を備え、各プレスフィット端子に、前記ハーメチックプレートのハーメチックピンを接続する電動圧縮機において、
前記プレスフィット端子間に位置して前記回路基板に設けられた絶縁カバーを備えたことを特徴とする電動圧縮機。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記各プレスフィット端子間に位置する前記回路基板に形成されたスリットを備え、
前記絶縁カバーは係合部を有し、該係合部が前記スリットに挿入され、弾性を利用して前記回路基板に係合することで、前記絶縁カバーは前記回路基板に固定されることを特徴とする請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項3】
前記プレスフィット端子は少なくとも三個前記回路基板に設けられると共に、
前記絶縁カバーは、隣接する前記プレスフィット端子間にそれぞれ位置する一対の絶縁壁部と、各絶縁壁部を連結する連結部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の電動圧縮機。
【請求項4】
前記係合部は前記各絶縁壁部に形成されており、各絶縁壁部には、前記回路基板に当接して前記絶縁カバーの移動を阻止する複数の当接部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電動圧縮機。
【請求項5】
前記当接部のうちの少なくとも一つは、前記回路基板の平面方向に対して斜めに交差する形状を呈していることを特徴とする請求項4に記載の電動圧縮機。
【請求項6】
前記当接部のうちの少なくとも一つは、前記回路基板の平面方向に対して直交する形状を呈していることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の電動圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インバータの回路基板に設けられたプレスフィット端子に、ハーメチックプレートのハーメチックピンを接続する電動圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば電動車両の空気調和装置に用いられる冷媒圧縮機としては、ハウジングに形成されたインバータ収容部にインバータを取り付けたインバータ一体型の電動圧縮機が用いられている。この場合、ハウジングのモータ室にはモータが収容され、モータ室とインバータ収容部との隔壁には、ハーメチックプレートが設けられる。そして、このハーメチックプレートの三本のハーメチックピンを、インバータの回路基板に電気的に接続するものであるが、その際の接続構造としては、回路基板にパワーバスケットと称される三個のプレスフィット端子を設けて置き、ハーメチックピンを各プレスフィット端子にプレスフィット接続する方法が採られていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6303957号公報
特開2000-252607号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
また、近年ではこの種の電動圧縮機においても高電圧化が求められており、係る高電圧仕様に応じたプレスフィット端子間の絶縁距離の確保が課題となっている。そのために、従来ではハーメチックピン相互の間隔はそのままで、回路基板側の各プレスフィット端子相互の間隔を広くして絶縁距離を稼ぎ、各ハーメチックピンと各プレスフィット端子は接続端子で接続するようにしていたが、複数(三個)の接続端子を必要とし、部品点数の増加と構造の複雑化を招く問題があった。
【0005】
一方、従来では端子間に絶縁枠を配置して、絶縁距離を確保するものもあった(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、比較的簡単な構造でハーメチックピンを接続するプレスフィット端子間の絶縁距離を確保することができる電動圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の電動圧縮機は、モータが内蔵されたモータ室と、モータに給電するインバータが取り付けられるインバータ収容部と、モータ室とインバータ収容部との隔壁に設けられたハーメチックプレートと、インバータの回路基板に設けられた複数のプレスフィット端子を備え、各プレスフィット端子に、ハーメチックプレートのハーメチックピンを接続するものであって、プレスフィット端子間に位置して回路基板に設けられた絶縁カバーを備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明の電動圧縮機は、上記発明において各プレスフィット端子間に位置する回路基板に形成されたスリットを備え、絶縁カバーは係合部を有し、この係合部がスリットに挿入され、弾性を利用して回路基板に係合することで、絶縁カバーは回路基板に固定されることを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明の電動圧縮機は、上記発明においてプレスフィット端子は少なくとも三個回路基板に設けられると共に、絶縁カバーは、隣接するプレスフィット端子間にそれぞれ位置する一対の絶縁壁部と、各絶縁壁部を連結する連結部を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明の電動圧縮機は、上記発明において係合部は各絶縁壁部に形成されており、各絶縁壁部には、回路基板に当接して絶縁カバーの移動を阻止する複数の当接部が形成されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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