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公開番号2023184199
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-28
出願番号2022098214
出願日2022-06-17
発明の名称スライス装置
出願人シンフォニアテクノロジー株式会社
代理人個人
主分類B26D 3/28 20060101AFI20231221BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】鮮魚の柵から寿司ネタとなる切身を切り出す場合等において、柵のサイズに不足があっても寿司ネタサイズの切身を適切に切り出す上で特に有用となる、スライス装置を実現する。
【解決手段】搬送面1a上を搬送される柵を順次刃物21でスライスして刃物21の刃長方向(X方向)に沿った長手寸法Lの切身1aを柵Aから切り出すものであって、刃物21の刃長方向(X方向)と柵Aの向き(V)とのなす第1のスライス角度θ1を変更する第1のスライス角度変更機構4を設けることとした。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
搬送面上を搬送されてスライス対象とされる柵を順次刃物でスライスして前記刃物の刃長方向に沿った長手寸法の切身を柵から切り出すものであって、前記刃物の刃長方向と前記柵の向きとのなす第1のスライス角度を変更する第1のスライス角度変更機構を設けたことを特徴とする、スライス装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記第1のスライス角度変更機構が、前記搬送面の搬送方向に延びる壁と、前記搬送面上を移動する柵を前記壁に押し付ける押付手段と、前記搬送方向に対する前記壁の相対角度を可変とすることで前記柵の向きを変更する姿勢変更手段とを備える、請求項1に記載のスライス装置。
【請求項3】
搬送面上を搬送されてスライス対象とされる柵を順次刃物でスライスして前記刃物の刃幅方向に沿った短手寸法の切身を柵から切り出すためのものであって、前記刃物の刃幅方向と前記搬送面とのなす第2のスライス角度を変更する第2のスライス角度変更機構を設けたことを特徴とする、スライス装置。
【請求項4】
搬送面上を搬送されてスライス対象とされる柵を順次刃物でスライスして前記刃物の刃幅方向に沿った短手寸法の切身を柵から切り出すためのものであって、前記刃物の刃幅方向と前記搬送面とのなす第2のスライス角度を変更する第2のスライス角度変更機構を設けたことを特徴とする、請求項1に記載のスライス装置。
【請求項5】
前記第2のスライス角度変更機構が、前記刃物の切っ先を搬送面と直交する面から搬送面と平行な面に向かって傾斜させる刃物傾斜手段を備える、請求項3又は4に記載のスライス装置。
【請求項6】
前記刃物の切っ先が角度変更の中心点となるように設定されている、請求項5に記載のスライス装置。
【請求項7】
前記柵のスライス時に当該柵の上部を押さえる押さえ機構を備える、請求項1~4の何れかに記載のスライス装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生鮮魚の柵から寿司ネタ用の切身を切り出すうえで特に有用となる、スライス装置に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
水産加工業界では、魚体の鱗取りや三枚おろし、魚肉を刺身にスライスする工程の機械化が進められている。
このうち、例えば特許文献1には、柵から切身を切り出すにあたり、被切断物である魚体が不整一である場合に、切身として所望の重量の複数部位に分割切断することを可能にする装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭56-18539
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年においては国内外を問わず、寿司の需要が高まりつつある。しかしながら、寿司ネタの加工は全て人の手で行われており、機械化が進んでいない。特に寿司業界では、労働人口の減少や職人の不足から人手不足に陥っており、繁忙期ならずとも所望の加工量を生産することに苦慮している実情がある。寿司チェーン店も同様の人材確保に課題を持っている。
【0005】
寿司ネタの加工の自動化が進まない理由として、寿司ネタは単に冷凍魚のスライスや刺身のように切身の重量を揃えるだけでは足りず、シャリの上に載せた際にシャリを覆い隠すように撓ませる関係上、刺身とは違って切身の厚みに対して長手寸法や幅寸法が比較的大きい定貫サイズでスライスする必要がある点が挙げられる。
【0006】
すなわち、魚体は大きさがまちまちであって、柵に対して普通に、すなわち柵の長尺方向に対して直角に切り出すと必要な寿司ネタサイズに満たない場合があり、柵の形状によって切り方を変えないといけないが、これまで寿司ネタの加工に必要な職人技を機械で実現できていない。
【0007】
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、柵から寿司ネタとなる切身を切り出す場合等において、柵のサイズに不足があっても寿司ネタサイズの切身を適切に切り出す上で特に有用となる、スライス装置を新たに実現することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
【0009】
すなわち、本発明のスライス装置は、搬送面上を搬送されてスライス対象とされる柵を順次刃物でスライスして前記刃物の刃長方向に沿った長手寸法の切身を柵から切り出すものであって、前記刃物の刃長方向と前記柵の向きとのなす第1のスライス角度を変更する第1のスライス角度変更機構を設けたことを特徴とする。
【0010】
このようにすれば、柵から切り出す切身の長手寸法を第1のスライス角度を通じて変更することができるので、柵を普通に切り出せば長手方向が寸足らずになる場合であっても、長手方向の寿司ネタサイズを満たした切身を有効に切り出すことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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