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公開番号2023166650
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-22
出願番号2022077281
出願日2022-05-10
発明の名称切断装置
出願人アスカカンパニー株式会社
代理人
主分類B26D 1/08 20060101AFI20231115BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】操作者の手動操作で成形品のキャップなどを、容易に且つ切断面がきれいに切断することができる安価な切断装置を提供する。
【解決手段】
切断対象物を保持する保持手段3と、切断刃5を前記一方向に沿って移動させる移動手段4と、前記移動手段4によって移動させられるホルダ6と、前記ホルダ6に取り付けられ、前記切断刃5の側面を吸着保持する吸着手段7を有すると、からなる切断装置Aであって、前記治具3fは前記切断刃5が前記切断対象物に切入した時に、前記切断刃5の厚み分、前記治具3fが左右に開く切断装置Aである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
切断対象物を保持する保持手段と、
所定の一方向に沿って移動可能に設けられた切断刃と、
前記切断刃を前記一方向に沿って移動させる移動手段と、
前記移動手段によって移動させられるホルダと、
前記ホルダに取り付けられ、前記切断刃の側面を吸着保持する吸着手段と、
からなる切断装置であって、
前記保持手段は、前記切断対象物を左右に挟み込んで保持する治具を有し、
前記治具は前記切断刃が前記切断対象物に切入した時に、
前記切断刃の厚み分、前記治具が左右に開くことを特徴とする切断装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記保持手段には滑り部が固定されており、
前記滑り部の上を滑走し、前記切断刃の真下まで移動する載置台を形成し、
前記載置台の上に前記治具が載置した時に、互いに嵌め込みできるように複数の凹凸嵌合部が前記載置台と前記治具の両面に形成していることを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
【請求項3】
前記治具は正六面体を形成した2つ以上の治具で構成されており、
前記治具同士を重ね合わせて切断対象物を挟み込んだ前記治具の向かい合う面同士は、前記切断対象物の外径状にフィットするようにくり抜かれた外径部を形成しており、前記治具の他面側にも異なる切断対象物の外径状にくり抜かれた外径部を形成し、複数の異なる切断対象物を一対の前記治具の重ね合わせる面を変更することで、複数の異なる切断対象物を切断できることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の切断装置。
【請求項4】
前記ホルダは前記移動手段によって移動するホルダ本体と、
ホルダ本体に取り付けられ前記切断刃の端面を支持する支持部を有し、
前記ホルダの下端と前記支持部の下端から前記切断刃の端部が露出しないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の切断装置。
【請求項5】
前記ホルダは前記移動手段によって移動するホルダ本体と、
ホルダ本体に取り付けられ前記切断刃の端面を支持する支持部を有し、
前記ホルダの下端と前記支持部の下端から前記切断刃の端部が露出しないことを特徴とする請求項3に記載の切断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、切断装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
柔らかいプラスチックやゴムの試料を切断する装置として、特許文献1に記載の一方が移動自在な一対のチャックを設け、該一対のチャックに把持させた試料片に直交して離間する位置に剃刀装着用の刃物ホルダーを配置し、該刃物ホルダーを前記剃刀の刃先角度を調整可能に回動可動にすると共に、前記試料片に向けて移動可能に構成した試料切断装置が提案されている。また、軟質部材を切断する装置として、特許文献2の切断刃の刃先の長手方向が、当該切断刃の移動方向と直交する面に対して所定角度で傾斜しており、ステージの載置面が上記傾斜した刃先と略平行に設定されている切断装置が提案されている。この様に、柔らかいプラスチックやゴムなどの軟質部材を切断する装置としてはすでに提案されている。
【0003】
一方、プラスチックやアルミで成形したキャップなどの成形品は、定期的に製品の抜き取りを行い、製品の断面形状を測定し、寸法形状に誤差が発生していないかなどの、品質管理を実施している。そのため、少量抜き取った製品を、都度切断する必要がある。以前は弊社でも、カッターナイフなどを使用して作業者が手作業でプラスチックなどの成形品の切断を行っていたが、安全面から特許文献3に記載の切断装置を開発し使用している。特許文献3に記載の切断装置は、切断対象物を保持する保持手段と、一方向に沿って移動可能に設けられた切断刃を、操作者の手動操作によって一方向に移動させる移動手段を有する切断装置である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実全平4-70495号公報
特開2016-16460号公報
特開2019-42892号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は、ゴムやプラスチックなどの柔らかい素材でできた板状の試料片を切断し、顕微鏡観察用として試料片の観測面を平滑に形成するように切断できる試料切断装置であるが、切断するものを伸長変形させた状態で切断することで、切断面が平滑されるものであり、成形されたキャップの成形品を切断する物ではない。また、特許文献1の試料切断装置は、切断対象物を刃物で押切る構造である。特許文献1の試料切断装置を使用して成形品を刃物で押切って切断する場合に、切断面は大きくわけて4層構造となる。最初に刃物で板材が押されることで板材が圧縮されて滑らかなR形状のダレが発生する。次に刃物の先で押されることで板材の切断が開始し、切断途中から板材が割れだし、最後の押しきりで板材の下面付近でバリが発生する。このように、押し切りだけでは、成形品を平滑に切断することができない。
【0006】
また、特許文献2も特許文献1と同様に柔らかい素材を切断する装置であり、具体的には、電線の導体を覆うポリエチレン製の絶縁被覆体や、車両の窓開口部に沿って取り付けられるゴム製のウエザーストリップ等を切断するための切断装置である。前記切断装置の構造としては、市販のカッターやカミソリの刃などの直線刃を使用するもので、前記直線刃の刃先が長手方向に対して斜めになるように取り付けられている切断装置である。これにより、直線刃が斜めに傾斜した状態のままで真下に刃が下りるので、切断対象物には、刃の押切り効果の他に傾斜による引き切り効果が作用していると説明されている。しかしながら、直線刃を斜めに設置して真下に刃を下ろす構造だけでは、プラスチックやアルミなどの成形品は、切断途中から刃が曲がったりしてうまく切断することができないものがあった。
【0007】
更に、従来のやり方のカッターナイフなどを使用して作業者が手作業で、引き切り作用を有しながら切断を行っていく場合でも、切断対象物の成形品が肉厚であったりした場合に、硬すぎてなかなか切断することができないため、余計に、カッターナイフの刃を切断対象物に押し当てる力が入りすぎて、切断対象物から押し当てていたカッターナイフの刃がズレてしまい、手指などを怪我してしまうなど、操作者の安全性の部分でも課題があった。
【0008】
以上のような課題を解決するために、弊社では特許文献3に記載の切断装置の開発を行った。プラスチックのキャップなどの成形品については、操作者の手動操作で安全に容易にかつ、切断面がきれいに切断することができる切断装置となっている。しかしながら、切断対象物の成形品が肉厚であったり、成形品が硬めの樹脂で成形したりした場合に、依然、切断途中から刃が曲ったり、また切断途中から切断対象物が割れたりする場合があり、切断装置の改良の余地が残っていた。
【0009】
本発明の目的は、以上のような課題を解決するため、操作者の手動操作でキャップなどの成形品が容易に且つ安全に、切断面がきれいに切断することができる安価な切断装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に記載の発明は、切断対象物を保持する保持手段と、所定の一方向に沿って移動可能に設けられた切断刃と、前記切断刃を前記一方向に沿って移動させる移動手段と、前記移動手段によって移動させられるホルダと、前記ホルダに取り付けられ、前記切断刃の側面を吸着保持する吸着手段と、からなる切断装置であって、前記保持手段は、前記切断対象物を左右に挟み込んで保持する治具を有し、前記治具は前記切断刃が前記切断対象物に切入した時に、前記切断刃の厚み分、前記治具が左右に開く切断装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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