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公開番号2023171697
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-04
出願番号2022083457
出願日2022-05-21
発明の名称電気かみそり
出願人株式会社C-Soon
代理人
主分類B26B 19/44 20060101AFI20231127BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】新たな部品を追加させることなく、剃りにくかった産毛やくせ毛が均等な吸着力によって効率よく剃れ、且つ外刃が肌に固着することなく、肌に対して電気かみそりをスムーズに移動させることが出来る電気かみそりを提供する。
【解決手段】負圧保持のため電気かみそり全体を覆う別体の負圧保持ケースを用い、外刃外周と負圧伝達ホース接続口以外は密閉構造とする。剃り屑を洗浄排出する機構が設けられた電気かみそりを使用し、洗浄通路を負圧伝達経路として利用する。負圧保持ケースを脱着が容易な構造とし、風呂場での使用と負圧による吸引剃りを使い分けるが可能とする。弾性変形部位を持つ電源スイッチボタンを圧力調整用弁として利用し新たな部品は加えない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
空気の負圧を利用し外刃と肌の密着性を得ると同時に、毛くずを集塵する機能を持つ電動かみそりにおいて、電気かみそりの外刃の外周以外を別体のカバーで覆い負圧を保持し、剃り屑を洗浄排出する機能を持つ電動かみそりの排水流路を利用し、電動かみそり内部の外刃内側へ負圧を伝達させる構造。
続きを表示（約 130 文字）【請求項２】
空気の負圧を利用し外刃と肌の密着性を得ると同時に、毛くずを集塵する機能を持つ電動かみそりの、負圧が高まり過ぎた際に負圧を調整する弁を持たせる機構において、弾性変形部が一体となった負圧保持ケース用の電源スイッチを圧力調整弁として直接利用する構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は剃り残しが少ない電気かみそりに関するものである
続きを表示（約 1,200 文字）【先行技術文献】
【特許文献】
【０００２】
特開２００９－７２４４８
特開２００１－２１８９８７
特開２００１－１９０８６８
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
従来の電気かみそりでは、肌を外刃に押し付けて密着させているため、身体の凹凸によって外刃が部分的に肌と密着し、髭や体毛の剃り残しが発生している。また、剃りこみ深さも肌へ押し付ける強さにより変化し安定しない。
【０００４】
非特許文献にみられるように、別体の吸引装置を負圧伝達ホースで電気かみそりと接続することにより、電気かみそりの外刃の内側から空気を吸い込み、外刃へ肌を密着させ、確実に剃り残した体毛を捉えると同時に、剃った体毛のカスを集塵する効果を狙った案は、幾つか発案されている。
【０００５】
しかし従来の電気かみそりをそのまま使用し十分な吸い付け効果を得るためには、電気かみそりの外刃を囲むその他部品の内部で負圧を保持する密閉構造が必要となるが、それらの形状は非常に複雑で部品数も多いため、高い密閉構造を得ながら負圧伝達ホースで電気かみそりを接続し、外刃の内側へ負圧を伝達することは難しい。
【０００６】
更に従来の電気かみそりは、外刃の先端部高さが、外刃保持部品の先端部より4ｍｍから7ｍｍ高くなっているため、外刃内側へ負圧を発生させ電気かみそりを肌に接近させても、負圧は外刃の先端部と、外刃保持部品の先端部の間から逃げてしまう。
【０００７】
また、負圧によって外刃に肌を密着させる機能とは別に、風呂場などでシェービングフォームを使用して剃る機能や、外刃、内刃、及び周辺部品を分解せずに直接水洗浄出来る機能を備えた製品があるが、これらの機能を同時に満たすには別体の吸引装置が防水、排水機能を備えていなければならず両立は困難である。
【０００８】
別体の吸引装置より外刃の内側へ負圧を与える電気かみそりにおいて、外刃が肌によって密閉された場合、負圧が高くなり過ぎ、肌が外刃へ固着することを防止する機構が必要となるが、構成部品が多く複雑になってしまう。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
別体の吸引装置より外刃の内側へ負圧を与える電気かみそりにおいて、負圧を保持するため、電気かみそり全体を覆う別体の負圧保持ケースを用いる。負圧保持ケースは外刃の先端部高さより０．２ｍｍから０．５ｍｍ低い位置までに外刃の外周を囲った外壁を持ち、この外壁先端部の内側が負圧保持ケース開口部となる。
【００１０】
負圧保持ケースと別体の吸引装置は負圧伝達ホースで接続され、負圧保持ケース内側は負圧保持ケース開口部を除き密閉構造とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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