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公開番号2023133630
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-25
出願番号2022038711
出願日2022-03-12
発明の名称ナイフ
出願人エルカミーノ株式会社
代理人個人
主分類B26B 3/02 20060101AFI20230915BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】常に切れ味の良い、テーブルナイフ、ステーキナイフを提供することを課題とする。また、切れ味が良いだけではなく、安全性にも配慮したナイフを提供することを課題とする。
【解決手段】ナイフ本体と、替刃からなる替刃式ナイフとすることによって、切れ味が悪くなった場合には、替刃を交換することによって常に切れ味の良いナイフを提供することができる。また、切刃の長さが短く、切刃が露出する領域も調整することができるため、安全性を担保することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
テーブルナイフ、又はステーキナイフであって、
ナイフ本体と、切刃を備えた替刃からなることを特徴とする替刃式ナイフ。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記ナイフ本体に差込部が設けられ、
前記替刃には嵌挿孔が設けられ、
嵌挿孔に差込部を嵌挿することによって替刃が装着される請求項1記載の替刃式ナイフ。
【請求項3】
ナイフ本体が刃部と柄部からなり、
刃部に前記差込部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の替刃式ナイフ。
【請求項4】
刃部に切刃の一部が露出するように切り欠き部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の替刃式ナイフ。
【請求項5】
ナイフ本体が刃部と柄部からなり、
刃部に切り欠き部が設けられ、
刃部の柄部側に基部が設けられ、
基部に差込部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の替刃式ナイフ。
【請求項6】
柄部からなるナイフに差込部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の替刃式ナイフ。
【請求項7】
ナイフ本体が柄部からなり、
前記替刃には嵌挿孔が設けられ、
ナイフ本体に替刃を把持する把持部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の替刃式ナイフ。
【請求項8】
前記替刃は鋼製であることを特徴とする請求項1~7いずれか1項記載の替刃式ナイフ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は飲食用ナイフに関する。常に切れ味よく、かつ安全性にも配慮したナイフに関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
カトラリーナイフは、小児も含む不特定の人が使用することが前提となっている。そのため、切断機能が必要なことはもちろんであるが、それとともに安全性が求められる。また、錆などを生じない耐食性も必要とされる。カトラリーナイフは、包丁のように鋼で形成された「刃」がついていない。そのため、野菜、魚など比較的柔らかい食物を切る際には問題とはならないが、肉などの硬めの食材を切る場合には、切れ味が悪いという問題が生じる。
【0003】
特に、肉を切るために用いるテーブルナイフやステーキナイフ(以下、ナイフということもある。以下で、単に「ナイフ」と記載した場合には、テーブルナイフ、ステーキナイフを言うものとする。)は、切れ味が悪いと、味にも影響を与えるだけではなく、食事を楽しむための雰囲気も損なわれる。レストランのように食事を味わい楽しむ場合には、特に切れ味の良いナイフであることが必要とされる。そこで、ギザ刃(鋸刃)にするなど刃の形状を工夫したナイフも存在する。ただ、ギザ刃のナイフは皿を傷つける恐れもあり、平刃のナイフで、かつ切れ味の良いナイフが求められている。また、ギザ刃、平刃と言っても、包丁のように鋼で形成された「刃」が付けてあるわけではなく、押し切りによって切断を行っているため、包丁のような切れ味を求めることはできない。
【0004】
そのため、ナイフの硬度を高くすることによって、切断機能を向上する試みが行われており、一定の硬度値を達成できる金属配合量を工夫したナイフが提案されている。特許文献1は、飲食用ナイフの刃部として特定組成のオーステナイト系ステンレスを用いることによって、耐食性、硬度ともに優れたナイフを製造したことが開示されている。しかしながら、特許文献1に開示されているナイフも「刃」が形成されているわけではなく、押し切りによって切ることには変わりがなく、硬度が高いとはいえ、切れ味の良さについてはさほど改善されているとはいえない。
【0005】
安全カミソリやカッターナイフでは、使い捨ての替刃によって、切れ味が悪くなった刃を交換して用いることが行われている。鋼による刃が形成された替刃を用いれば、常に切れ味の良い状態を維持することができる。しかし、テーブルナイフやステーキナイフは、替刃式のものは製造されていない。その理由としては、安全カミソリやカッターナイフとは異なり、テーブルナイフ等は刃部が大きいことが理由に挙げられる。大人から子どもまで使用することを考えると、切れ味が良いナイフは、一方で安全性の点で問題が生じる虞がある。また、替刃は一般的に用いられているナイフの刃部に比べて薄く、重さも軽いことから、柄部に対して刃部の重量が軽くなり、使用感のうえで、通常のナイフと大きく異なることも替刃式のカトラリーナイフが開発されない理由の一つと考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平10-127957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、替刃によって切れ味の良さを担保しながら、使用感が通常のナイフと同等であり、安全性に配慮したテーブルナイフやステーキナイフを提供することを課題とする。特に、レストランで食事を提供する際に用いる切れ味の良いナイフを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、替刃式テーブルナイフに関する。
(1)テーブルナイフ、又はステーキナイフであって、ナイフ本体と、切刃を備えた替刃からなることを特徴とする替刃式ナイフ。
替刃式のナイフとすることによって、切れ味が悪くなった場合には、替刃を交換することができる。その結果、常に切れ味の良い状態を保って食事をすることができる。
(2)前記ナイフ本体に差込部が設けられ、前記替刃には嵌挿孔が設けられ、嵌挿孔に差込部を嵌挿することによって替刃が装着される(1)記載の替刃式ナイフ。
ナイフ本体に設けられた差込部に、替刃を差し込むことにより簡単に替刃を装着することができる。また、構造が単純であることから、洗浄も容易であり、ナイフを清潔に保つことができる。
(3)ナイフ本体が刃部と柄部からなり、刃部に前記差込部が設けられていることを特徴とする(2)記載の替刃式ナイフ。
替刃の切刃の一部がナイフ本体と重なる構成とすることができるため、露出する切刃部分を短くすることができる。そのため、安全性の高い替刃式ナイフとすることができる。
(4)刃部に切刃の一部が露出するように切り欠き部が設けられていることを特徴とする(3)記載の替刃式ナイフ。
切り欠き部の大きさを調節することによって、切刃の露出する領域を調整するとともに、軽量化を図ることができる。
(5)ナイフ本体が刃部と柄部からなり、刃部に切り欠き部が設けられ、刃部の柄部側に基部が設けられ、基部に差込部が設けられていることを特徴とする(2)記載の替刃式ナイフ。
ナイフ本体の刃部に切り欠き部が設けられていることから、切刃全体が露出している。切刃全長を使用することができるため、切れ味の非常に良いナイフとすることができる。
(6)柄部からなるナイフに差込部が設けられていることを特徴とする(2)記載の替刃式ナイフ。
ナイフ本体の刃部を欠く構造となることから、ナイフ重量を軽くすることができるとともに、切刃全長を使用することができるため、切れ味の良いナイフとすることができる。
(7)ナイフ本体が柄部からなり、前記替刃には嵌挿孔が設けられ、ナイフ本体に替刃を把持する把持部が設けられていることを特徴とする(1)記載の替刃式ナイフ。
把持部によって替刃を把持するシンプルな構造となっている。そのため、洗浄が容易である。
(8)前記替刃は鋼製であることを特徴とする(1)~(7)いずれか1つ記載の替刃式ナイフ。
替刃を鋼製とすることによって、力を入れずに切断を可能とし、切れ味の良いナイフとすることができる。力を入れずに切断することが可能であることから、皿を傷つけるおそれがない。
【発明の効果】
【0009】
テーブルナイフやステーキナイフを替刃式とすることによって、ナイフの切れ味が悪くなったら刃を交換し、常に切れ味よく保つことができる。また、替刃をテーブルナイフ等の刃部よりも小さく設計することで、安全性が高いナイフとすることができる。さらに、サイズの大きい使い捨ての替刃は、替刃の価格が高くなるが、本実施形態で示すように、替刃のサイズを小さくすることができるため、コストを低く抑えることができるというメリットもある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1の替刃式ナイフを示す図。(A)は替刃を取り付けたナイフ、及び差込部とストッパを示す。(A-1)は替刃を取り付けたナイフ刃部の点線で示した部分の側面図、(A-2)は同じ部分の替刃を外したナイフ刃部の側面図、(A-3)は(A-2)を矢印方向から見た刃部を示す図。(B)は替刃を、(C)は替刃を取り付けたナイフ刃部の裏面を示す図。
実施形態2の替刃式ナイフを示す図。
実施形態3の切り欠き部を設けたナイフを示す図。(A)は替刃を取り付けたナイフを、(B)は替刃を外したナイフ本体を示す図。
実施形態4の切り欠き部を設けたナイフを示す図。(A)は替刃を取り付けたナイフを、(B)は替刃を外したナイフ本体を示す図。(C)は差込部、基部の拡大斜視図。
実施形態5の替刃式ナイフを示す図。(A)は替刃を取り付けたナイフを、(B)はナイフ本体を示す図。
実施形態6の替刃式ナイフを示す図。(A)は替刃を取り付けたナイフを(B)は替刃を外したナイフ本体の側面図。(C)は替刃を外したナイフ本体の上面図、及び把持部の拡大図。(D)は替刃を取り付けたナイフの替刃部分のナイフ本体での位置を模式的に示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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