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公開番号2023103020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-07-26
出願番号2022003835
出願日2022-01-13
発明の名称畳床の裁断装置
出願人極東産機株式会社
代理人個人
主分類B26D 1/14 20060101AFI20230719BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】厚みの厚い畳を製造する場合、厚みの薄い畳を製造する場合、ならびに、慣習的なサイズ以外の畳を製造する場合にも、正確な裁断角度α、刃入れ深さHを、簡単に設定でき、簡単な構造で、しかも、煩雑な工程が不要で、手間も時間もかからず、コストも低減することが可能な畳床の裁断装置を提供する。
【解決手段】傾倒部材16の旋回中心Q1が、傾倒部材16の下端で、畳床400の切断位置Xの上方に設けられ、傾倒部材16の旋回中心Q1が、畳床400を切断する際に、床押さえ部材22の畳床400の被切断側辺側端部に干渉しない位置に設けられ、傾倒部材16の旋回中心Q1が、畳床400の被切断側辺に干渉しない位置に設けられ、畳床400の厚さに応じて、畳床400の垂直面408に対する畳床の裁断角度α、畳床400の垂直面408の刃入れ深さHを調整することができるように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前記畳床の被切断側辺の裁断方向に沿って配置されるフレーム部材と、
前記フレーム部材の裁断方向に沿って移動自在な走行部材と、
前記走行部材に連結され、走行部材に対して、裁断方向に対して垂直な方向に、旋回中心を中心に傾動可能に構成された傾倒部材と、
前記傾倒部材に備えられ、畳床を断面視で傾斜して切断する回転刃とを備えた畳床の側辺を裁断するための畳床の裁断装置であって、
前記傾倒部材の旋回中心が、傾倒部材の下端で、畳床の切断位置Xの上方に設けられ、
前記傾倒部材の旋回中心が、畳床を切断する際に、畳床の被切断側辺に沿って畳床の上面に配置される床押さえ部材の畳床の被切断側辺側端部に干渉しない位置に設けられ、
前記傾倒部材の旋回中心が、畳床の被切断側辺に干渉しない位置に設けられ、
前記畳床の厚さに応じて、畳床の垂直面に対する畳床の裁断角度α、畳床の垂直面の刃入れ深さHを調整することができるように構成されていることを特徴とする畳床の裁断装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記畳床の裁断方向において、回転刃よりも上流側に配置されるとともに、走行部材に連結され、走行部材に対して、裁断方向に対して垂直な方向の垂直裁断刃を備えることを特徴とする請求項1に記載の畳床の裁断装置。
【請求項3】
前記垂直裁断刃が、上下に移動可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の畳床の裁断装置。
【請求項4】
前記床押さえ部材の畳床の被切断側辺側端部が、走行部材と傾倒部材に干渉しないように、切断側に傾斜面を有する形状であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の畳床の裁断装置。
【請求項5】
前記走行部材に連結された傾倒部材が、畳床の被切断側辺に対して水平方向に移動自在に構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の畳床の裁断装置。
【請求項6】
前記走行部材には、水平方向ブラケット部材を備え、
前記水平方向ブラケット部材に対して、水平方向に移動自在に連結された傾倒部水平移動部材を備え、
前記傾倒部材が、傾倒部水平移動部材に対して、旋回中心を中心に傾動可能に連結されていることを特徴とする請求項5に記載の畳床の裁断装置。
【請求項7】
前記水平方向ブラケット部材には、水平方向に延設された水平案内溝が形成され、
前記傾倒部水平移動部材には、水平移動固定部材が備えられ、
前記傾倒部水平移動部材の水平移動固定部材を、水平方向ブラケット部材の水平案内溝にスライド固定することによって、
前記水平方向ブラケット部材に対して、傾倒部水平移動部材が、水平方向に移動固定自在に構成されていることを特徴とする請求項6に記載の畳床の裁断装置。
【請求項8】
前記水平方向ブラケット部材には、傾倒部水平移動部材の水平方向の移動量を示す水平方向指標部と、水平方向に形成された水平方向指標溝部が形成され、
前記傾倒部水平移動部材には、水平方向ブラケット部材の水平方向指標溝部内を移動可能な水平方向指針部が形成され、
前記水平方向ブラケット部材に対して、傾倒部水平移動部材の水平方向の移動量を設定することができるように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の畳床の裁断装置。
【請求項9】
前記傾倒部水平移動部材には、傾倒部材の傾動角度を示す傾動角度指標部と、傾倒部材の旋回中心に円弧状に形成された傾動角度指標溝部が形成され、
前記傾倒部材には、傾倒部水平移動部材の傾動角度指標溝部内を移動可能な傾動角度指針部が形成され、
前記傾倒部水平移動部材に対して、傾倒部材の傾動角度を設定することができるように構成されていることを特徴とする請求項7から8のいずれかに記載の畳床の裁断装置。
【請求項10】
厚さ30mm~60mmの厚みの厚い畳を裁断する場合に、
裁断角度αが、畳床の垂直面に対して、畳床を8°の裁断角度α1で裁断するように設定されるとともに、
畳床の垂直面の刃入れ深さHが、畳床を13mmの刃入れ深さH1で裁断するように設定され、
厚さ10mm~30mm未満の厚みの薄い畳を裁断する場合に、
裁断角度αが、畳床の垂直面に対して、畳床を13°の裁断角度α2で裁断するように設定されるとともに、
畳床の垂直面の刃入れ深さHが、畳床を3mmの刃入れ深さH2で裁断するように設定されていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の畳床の裁断装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、縁無し畳、縁付き畳などの畳に用いる畳床の裁断装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【0002】
より詳細には、本発明は、特に、畳床を断面視で、上方を鉛直方向に垂直面(刃入れ深さH)で、下方を内側に傾斜した傾斜面(裁断角度)で、畳床を裁断するための畳床の裁断装置に関する。
【背景技術】
【0003】
従来、畳を製造する際には、畳表を縫い付ける前、または、畳表を張り付ける前に、畳床の裁断装置によって、畳床を所定の寸法に裁断している。
【0004】
この場合、図16に示したように、框402側の裁断は、畳を敷き詰めやすいように、断面視で、畳床400の上方を鉛直方向に垂直面408で、下方を内側に傾斜した傾斜面412で、畳床400を裁断するようになっている。
【0005】
このような裁断では、図16に示したように、裁断角度αは、厚みの厚い畳を製造する場合(例えば、厚さ30mm~60mm)には、畳床400の垂直面408に対して、畳床400を、約8°の裁断角度αで裁断している。
【0006】
一方、厚みの薄い畳を製造する場合(例えば、厚さ10mm~30mm未満)には、畳床400の垂直面408に対して、畳床400を、約13°の裁断角度αで裁断している。
【0007】
このような裁断状態を実現するために、従来の畳床の裁断装置としては、例えば、特許文献1(特開2010-042505号公報)、特許文献2(特開2009-166174号公報)、特許文献3(実開1983-169994号公報)に開示されるような畳床の裁断装置が開示されている。
【0008】
特許文献1、特許文献2では、いずれも、このように、厚みの厚い畳、厚みの薄い畳に対して、裁断角度αの相違に対処するために、いずれも、畳床の裁断装置に仮想の旋回中心を設けて、裁断角度αの角度変更を可能とする構造である。
【0009】
また、図17に示したように、特許文献3の畳床の裁断装置300では、実軸である枢軸302を設けて、この枢軸302を中心に、傾動台304を任意の傾角で固定することができるようにして、裁断角度αの角度変更を可能とする構造である。
【0010】
すなわち、特許文献3では、図17に示したように、送り台306に、枢軸302により軸支した傾動台304が、取り付けられている。
そして、傾動台304の上部に嵌入したボルト308の頭部を、送り台306のブラケットに設けた円弧溝310から突出させ、ナットなどの締結部材312で締め付けるように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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