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公開番号2023182118
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-26
出願番号2022095530
出願日2022-06-14
発明の名称原子炉システム
出願人株式会社Blossom Energy
代理人個人
主分類G21C 15/00 20060101AFI20231219BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】製造可能な最大容量の原発を設置せざるをえないという非効率さを低減する。
【解決手段】被覆燃料粒子、減速材及び冷却材を用いる複数の原子炉と、蒸気発生器と、前記蒸気発生器に連通する蒸気タービンと、を備え、一つの前記蒸気発生器に対して前記複数の原子炉が接続されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被覆燃料粒子、減速材及び冷却材を用いる複数の原子炉と、
前記原子炉から取り出される熱エネルギーから蒸気を発生する蒸気発生器と、
前記蒸気発生器に連通しており前記蒸気が持つエネルギーを回転エネルギーに変換する蒸気タービンと、
を備え、
一つの前記蒸気発生器に対して前記複数の原子炉が接続されている原子炉システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記蒸気発生器から配管が水平方向に放射状に伸び、その先に前記原子炉が接続されている
請求項1に記載の原子炉システム。
【請求項3】
前記蒸気発生器から伸びた配管が途中で分岐し、分岐先のそれぞれに前記原子炉が接続されている
請求項1に記載の原子炉システム。
【請求項4】
前記複数の原子炉のそれぞれと前記蒸気発生器とは二重配管で接続されており、
当該二重配管は、内管と、当該内管の円周方向に渡って間隔を設けて覆う外管とで構成されており、当該内管には、原子炉から前記蒸気発生器に向かう高温ガスが通り、当該外管には、前記蒸気発生器から原子炉に戻る低温ガスが通る
請求項1から3のいずれか一項に記載の原子炉システム。
【請求項5】
前記原子炉、前記蒸気発生器の全てもしくはいずれかは、水平方向の熱膨張を許容する構造体によって下から支持されている
請求項1に記載の原子炉システム。
【請求項6】
前記水平方向の熱膨張を許容する構造体は、フリーボールベアリングである
請求項5に記載の原子炉システム。
【請求項7】
前記原子炉および/または前記蒸気発生器は、地震時の加振に対して揺れを抑える支持構造体によって支持されている
請求項1に記載の原子炉システム。
【請求項8】
前記支持構造体は、ダンパーである
請求項7に記載の原子炉システム。
【請求項9】
前記原子炉および前記蒸気発生器は第1の階層に配置され、前記蒸気タービンは当該第1の階層より上の第2の階層に配置されている
請求項1に記載の原子炉システム。
【請求項10】
前記冷却材を純化するとともに当該冷却材を冷やす冷却材純化設備と、
前記複数の原子炉と前記冷却材純化設備の吸込口とをつなぐ吸込配管と、
前記複数の原子炉と前記冷却材純化設備の吐出口とをつなぐ吐出配管と、
を更に備え、
前記原子炉が正常に冷却できない場合、前記冷却材が前記冷却材純化設備を通って冷やされ、当該冷やされた冷却材が再度、原子炉に供給される
請求項1に記載の原子炉システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、原子炉システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、様々な原子力プラントの開発が進められている。例えば特許文献1には、敷地内に複数の原子炉を設置するようにした原子力プラントにおいて、複数の炉心の各々を内部に収納した複数の原子炉容器と、前記複数の原子炉容器の各々を内部に収納した複数の原子炉格納容器と、前記複数の原子炉格納容器のすべてを内部に収納した原子炉建屋と、を備え、前記原子炉建屋の水平断面形状は略円形又は略正方形であることを特徴とする原子力プラントが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-115692号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の第1の態様に係る原子炉システムは、被覆燃料粒子、減速材及び冷却材を用いる複数の原子炉と、前記原子炉から取り出される熱エネルギーから蒸気を発生する蒸気発生器と、前記蒸気発生器に連通しており前記蒸気が持つエネルギーを回転エネルギーに変換する蒸気タービンと、を備え、一つの前記蒸気発生器に対して前記複数の原子炉が接続されている。
【0005】
本発明の第2の態様に係る原子炉システムは、第1の態様に係る原子炉システムであって、前記蒸気発生器から配管が水平方向に放射状に伸び、その先に前記原子炉が接続されている。
【0006】
本発明の第3の態様に係る原子炉システムは、第1の態様に係る原子炉システムであって、前記蒸気発生器から伸びた配管が途中で分岐し、分岐先のそれぞれに前記原子炉が接続されている。
【0007】
本発明の第4の態様に係る原子炉システムは、第1から3のいずれかの態様に係る原子炉システムであって、前記複数の原子炉のそれぞれと前記蒸気発生器とは二重配管で接続されており、当該二重配管は、内管と、当該内管の円周方向に渡って間隔を設けて覆う外管とで構成されており、当該内管には、原子炉から前記蒸気発生器に向かう高温ガスが通り、当該外管には、前記蒸気発生器から原子炉に戻る低温ガスが通る。
【0008】
本発明の第5の態様に係る原子炉システムは、第1から4のいずれかの態様に係る原子炉システムであって、前記原子炉、前記蒸気発生器の全てもしくはいずれかは、水平方向の熱膨張を許容する構造体によって下から支持されている。
【0009】
本発明の第6の態様に係る原子炉システムは、第5の態様に係る原子炉システムであって、前記水平方向の熱膨張を許容する構造体は、フリーボールベアリングである。
【0010】
本発明の第7の態様に係る原子炉システムは、第1から6のいずれかの態様に係る原子炉システムであって、前記原子炉および/または前記蒸気発生器は、地震時の加振に対して揺れを抑える支持構造体によって支持されている。
(【0011】以降は省略されています)

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