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公開番号2024060476
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-02
出願番号2022167868
出願日2022-10-19
発明の名称駆動力伝達装置、隔離弁ユニットの着脱装置および方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G21D 1/00 20060101AFI20240424BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】駆動力伝達装置、隔離弁ユニットの着脱装置および方法において、作業性の向上を図る。
【解決手段】取付対象物に取付けられる隔離弁ユニットの可動部に駆動力を伝達する駆動力伝達装置において、架台と、架台に軸心方向に沿って移動自在に支持される移動体と、移動体に支持されて軸心を中心として駆動回転可能な出力軸を有する駆動装置と、可撓性を有して移動体に軸心方向に沿って配置されると共に基端部が出力軸に連結される駆動力伝達部材と、駆動力伝達部材の先端部に連結されて可動部の駆動力入力部に係脱自在なソケットとを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
取付対象物に取付けられる隔離弁ユニットの可動部に駆動力を伝達する駆動力伝達装置において、
架台と、
前記架台に軸心方向に沿って移動自在に支持される移動体と、
前記移動体に支持されて前記軸心を中心として駆動回転可能な出力軸を有する駆動装置と、
可撓性を有して前記移動体に前記軸心方向に沿って配置されると共に基端部が前記出力軸に連結される駆動力伝達部材と、
前記駆動力伝達部材の先端部に連結されて前記可動部の駆動力入力部に係脱自在なソケットと、
を備える駆動力伝達装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記ソケットは、前記駆動力入力部に係止して一体回転可能な係止孔と、前記係止孔より先端部側に設けられる拡径部とを有する、
請求項1に記載の駆動力伝達装置。
【請求項3】
前記軸心方向は、水平方向であり、前記駆動力伝達部材は、フレキシブルシャフトである、
請求項1または請求項2に記載の駆動力伝達装置。
【請求項4】
前記フレキシブルシャフトの先端部側を鉛直方向の上方に付勢する付勢部材が設けられる、
請求項3に記載の駆動力伝達装置。
【請求項5】
前記フレキシブルシャフトの先端部側の下部を支持する支持部材が設けられる、
請求項3に記載の駆動力伝達装置。
【請求項6】
前記ソケットが前記駆動力入力部に係止するときに前記支持部材による前記フレキシブルシャフトの先端部側の下部の支持を解除する支持解除機構が設けられる、
請求項5に記載の駆動力伝達装置。
【請求項7】
前記軸心方向は、鉛直方向であり、前記駆動力伝達部材は、カップリングである、
請求項1または請求項2に記載の駆動力伝達装置。
【請求項8】
前記移動体を上昇させることで前記ソケットと前記駆動力入力部との係止を解除する上昇装置が設けられる、
請求項7に記載の駆動力伝達装置。
【請求項9】
走行台車と、
前記走行台車に搭載される請求項1に記載の駆動力伝達装置と、
を備える隔離弁ユニットの着脱装置。
【請求項10】
クランプ装置を有する隔離弁ユニットを取付対象物に取付ける隔離弁ユニットの着脱方法において、
可撓性を有する第1駆動力伝達部材の先端部に連結された第1ソケットを前記クランプ装置の第1駆動力入力部に向けて前進させる工程と、
前記第1駆動力伝達部材が屈曲することで前記第1ソケットが前記第1駆動力入力部に係止する工程と、
前記第1駆動力伝達部材を介して前記第1ソケットを回転して前記第1駆動力入力部を介して前記クランプ装置を作動することで前記取付対象物をクランプする工程と、
を有する隔離弁ユニットの着脱方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば、原子炉格納容器のペネトレーションに取付けられる隔離弁ユニットに駆動力を伝達する駆動力伝達装置、駆動力伝達装置を備える隔離弁ユニットの着脱装置および方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
原子炉格納容器は、多数のペネトレーション(貫通路)が設けられる。例えば、原子炉格納容器の内部に配置される各種の機器の点検や調査などは、ペネトレーションを用いて実施される。また、原子炉格納容器は、高放射線区域と低放射線区域とに区画される。そのため、高放射線区域と低放射線区域とを連通するペネトレーションに隔離弁を設ける必要がある。このような技術として、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-126846号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ペネトレーションは、既設配管であり、隔離弁は、既設配管の端部に装着される。隔離弁は、接続配管と弁本体とクランプ装置を有する。既設配管の端部に隔離弁を装着する場合、既設配管に接続配管を隙間なく配置し、クランプに装置より既設配管のフランジをクランプする。しかし、隔離弁の装着作業は、放射線区域で行われることから、遠隔操作によりクランプ装置を作動させる必要がある。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するものであり、作業性の向上を図る駆動力伝達装置、隔離弁ユニットの着脱装置および方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本開示の駆動力伝達装置は、取付対象物に取付けられる隔離弁ユニットの可動部に駆動力を伝達する駆動力伝達装置において、架台と、前記架台に軸心方向に沿って移動自在に支持される移動体と、前記移動体に支持されて前記軸心を中心として駆動回転可能な出力軸を有する駆動装置と、可撓性を有して前記移動体に前記軸心方向に沿って配置されると共に基端部が前記出力軸に連結される駆動力伝達部材と、前記駆動力伝達部材の先端部に連結されて前記可動部の駆動力入力部に係脱自在なソケットと、を備える。
【0007】
また、本開示の隔離弁ユニットの着脱装置は、走行台車と、前記走行台車に搭載される請求項1に記載の駆動力伝達装置と、を備える。
【0008】
また、本開示の隔離弁ユニットの着脱方法は、クランプ装置を有する隔離弁ユニットを取付対象物に取付ける隔離弁ユニットの着脱方法において、可撓性を有する第1駆動力伝達部材の先端部に連結された第1ソケットを前記クランプ装置の第1駆動力入力部に向けて前進させる工程と、前記第1駆動力伝達部材が屈曲することで前記第1ソケットが前記第1駆動力入力部に係止する工程と、前記第1駆動力伝達部材を介して前記第1ソケットを回転して前記第1駆動力入力部を介して前記クランプ装置を作動することで前記取付対象物をクランプする工程と、を有する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の駆動力伝達装置、隔離弁ユニットの着脱装置および方法によれば、作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、隔離弁ユニットを表す正面図である。
図2は、隔離弁ユニットを表す側面図である。
図3は、架台に支持された隔離弁ユニットを表す正面図である。
図4は、本実施形態の隔離弁ユニットの着脱装置を表す正面図である。
図5は、本実施形態の第1駆動力伝達装置を表す側面図である。
図6は、第1駆動力伝達装置を表す正面図である。
図7は、第1ソケットと第1駆動力入力部との関係を表す断面図である。
図8は、第1駆動力伝達装置の作動状態を表す正面図である。
図9は、第1ソケットと第1駆動力入力部との係止状態を表す概略図である。
図10は、本実施形態の第2駆動力伝達装置を表す側面図である。
図11は、第2ソケットと第2駆動力入力部との関係を表す断面図である。
図12は、第2ソケットと第2駆動力入力部との係止状態を表す概略図である。
図13は、本実施形態の隔離弁ユニットの着脱方法を表すフローチャートである。
図14は、本実施形態の隔離弁ユニットの着脱方法を表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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